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自分と後輩との質疑応答をまとめた投稿です。 現在はサステナビリティに関わるコンサルティ…

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自分と後輩との質疑応答をまとめた投稿です。 現在はサステナビリティに関わるコンサルティング業務に従事しています。 商社(2008-14)→大学院→国連WFP(2016-19)→KPMG(2019- )という経歴をたどってきました。 *ここに記載した内容は全て私見です

マガジン

  • 仕事のこととか

  • コンサル・KPMGでの経験

    2019年からの勤め先についてです

  • 日本にいながら駐在員みたいな働き方

    2022年以降のアジア太平洋州事務所での働き方についてです

  • 自己紹介

    自己紹介とかこれまでのキャリアのこととかです。

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    JPO制度についてです

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  • 固定された記事

まずはこちらから。これまでの投稿をマガジンでまとめています

こんな感じで、ジャンル毎に整理しています。 マガジン無視して投稿順に見ていってもいいし、興味あるのマガジンから読むのもありだと思います。

    • Q. 読書をするモチベーションってなんですか

      A. 単純に読んでいて面白いということもあるが、本には人生のヒントだったり、誰かと戦う武器をくれるから。 小説には面白いって部分もあるが、人間がかっこいと思う姿、悲しいと感じるわけ、誰かを応援したくなる理由など、みんなが読むのは理由があるなっていつも思ってます。あるいは、人生の予行演習というか自分ならどうするかなって考える機会だったりもする。 ビジネス書なら、今まで自分が考えていたこと、試行錯誤していることを体系化して言語する助けになったりする事もある。あるいは、今は自分

      • Q. 本をたくさん読んでいますが、読む時間はどうやって捻出しているんですか。

        A. 通勤の時間です。 職場までは、ドア・ツゥー・ドアで、1時間15分。特に、京浜東北線に乗っている時間が長いので、この時に読んでいます。 (ステマじゃないですが)Kindleはとても軽いので、電車が混んでいても片手で読めます。電車には30分くらい乗っているので、2往復くらいすると新書一冊は読めちゃいます。 意外と本って隙間時間に読めるので、5分もあれば読めます。まとまった時間が必要とか思わず、とりあえず細切れの時間でも、本を読んでみるのはおすすめです。そうするとだんだ

        • Q. 自分の限界が見えてやる気のなくなる中年クライシスはありますか

          A. 中年になるとイキったり、背伸びしなくなるから、あんまりそういうの出なくなると思います。それよりも、自分ができないことを誰に頼るべきか。その場合には、どうやってアプローチするのが効果的か、周りを巻き込むに当たって配慮すべきことなんかがわかってくるので、新しい課題に直面してもまあ何とかなるかなって思うところはあります。 それ以外で、自分の中の焦っている部分としては、「やりたいことをするのにある程度の肩書が欲しいが、日本の事務所のプロモーション制度は硬直的で、時間がかかる気

        • 固定された記事

        まずはこちらから。これまでの投稿をマガジンでまとめています

        • Q. 読書をするモチベーションってなんですか

        • Q. 本をたくさん読んでいますが、読む時間はどうやって捻出しているんですか。

        • Q. 自分の限界が見えてやる気のなくなる中年クライシスはありますか

        マガジン

        • 仕事のこととか
          8本
        • コンサル・KPMGでの経験
          32本
        • 日本にいながら駐在員みたいな働き方
          5本
        • 自己紹介
          8本
        • JPO
          11本
        • 国連・WFPでの経験
          27本

        記事

          Q. 20年後のサステナビリティコンサルタントはどんなサービスを提供していると思いますか

          A. 多分ですが、ESGが普通になって、個別のサービスではなくなるのではと思います。 そもそもESGは、特別なことではなくて、既存のサービスの延長線にあると思っています。例えば、これまで内部統制といっていたものがサステナビリティ情報の管理と言われたり、投資家とのやり取り(IR)と呼んでいたものものをESGとして呼んだりする事は一例だと思います。労働安全衛生だって、人権だって、気候変動だって、個別のトピックスでなくて、だんだんこれまでの伝統的なサービスラインに統合されていると

          Q. 20年後のサステナビリティコンサルタントはどんなサービスを提供していると思いますか

          今の仕事の解説。日本にいながら駐在員みたいな働き方について その4

          で結局、今の仕事好き? うん。楽しい。 いくつか理由があるのですが、このポジションは肩書を無視していろんな人と話す機会をもらえる。弊社は肩書きで出られる会議が制限されたり、アクセスできる情報を制限されるのだけど、そういうしがらみがなくなるのは嬉しい。 もちろん、自分で海外からの有用な情報を取ってきて日本に共有することで存在感を示していく必要はあるのだけど、それができれば本当に社内フリーランスとして自由に動けるのはとても刺激的。 それから、ASPACと言う名前を使って、

          今の仕事の解説。日本にいながら駐在員みたいな働き方について その4

          Q.国を跨いだバーチャルな組織で働く際に、どんな苦労がありましたか

          A. 出来たばかりの新しいチームで、お互いのことがわかっていない時、信頼関係がない時のコミュニケーションが一番大変でした。 2022年の10月から、今のアジア太平洋州事務所(通称ASPAC アスパック)勤務となったのですが、ここでの業務は完全バーチャルでした。 特に最初の2ヶ月くらい、新しい業務内容、新しい上司、新しい同僚という環境下、あ、これ意味わかんねー。どこ調べたらいいの? あのメールって言われてもどのメール? 今、teamsでコールしたいけど、都合空いてるのかな?

          Q.国を跨いだバーチャルな組織で働く際に、どんな苦労がありましたか

          今の仕事の解説。日本にいながら駐在員みたいな働き方について その3

          事務所の所在地とか待遇とか人事評価とかボスとかってどうなってるの? これ、多分皆さんが一番気になってるところではと思います。 まとめると日本にいるけど、英語で海外向けに仕事をして、ボスも人事評価も全部、日本事務所とは別物で、駐在員みたいな仕事してるよって話です。 まず僕の所属するESGチームの所在地とかボスについて これ、完全バーチャルです。同僚は、香港とか韓国とか台湾にいますが一緒の事務所にいるわけではありませんそれぞれ、KPMG香港、KPMG韓国、KPMG台湾に所属

          今の仕事の解説。日本にいながら駐在員みたいな働き方について その3

          今の仕事の解説。日本にいながら駐在員みたいな働き方について その2

          各国のESGサービスを支援する仕事とは 前回の投稿で、「KPMGは、各国がロゴとブランドを共有して、ゆるい形で連携している。各国はそれぞれ別々の組織」という話をしました。これは、ESGサービスにおいても同様です。 一方で、ドイツの企業の温室効果ガス排出削減の取り組みと日本企業の取り組みが似ている部分があり情報共有の意義が大きかったり、人権を守るためのサプライチェーンの管理は国を跨いだ連携が必要になるなど、グローバルに連携する必要があります。 で、そのグローバルの連携、特

          今の仕事の解説。日本にいながら駐在員みたいな働き方について その2

          今の仕事の解説。日本にいながら駐在員みたいな働き方について その1

          今は、アジア太平洋州(Asia PacificからASPAC(アスパック))事務所のESGチームという部隊で働いています。ここでRegional PMO for ESGという肩書きで働いています。 まずASPAC事務所の説明 KPMGはグローバル企業っぽい宣伝をしていますが、よくよく説明を聞くと「グローバルネットワーク」と言っています。これは、各国がKPMGのロゴとブランドを共有して、ゆるい形で連携している意味です。各国はそれぞれ別々の組織であり、採用も、給与体系も、指揮

          今の仕事の解説。日本にいながら駐在員みたいな働き方について その1

          Q. 仕事で楽しいまたは、やりがいを感じるのはどんなときですか?

          A. 多分、誰かから感謝してもらった時だと思います。 自分が頑張るのは、誰かに必要とされたいというところがあって、でもそれは一方通行ではなく、相手からの感謝があってことだと思っています。 ちなみに感謝されるっていうのは、単に「ありがとう」って言ってもらうというよりは、もう少し抽象的なことかもと最近思うようになりました。 口ではそれほど言わなくても、相手が自分の資料を活用してもっと色んなことを進めたり、どこかの機会に自分のことを言及してくれたりというのも感謝の気持ちの表し

          Q. 仕事で楽しいまたは、やりがいを感じるのはどんなときですか?

          Q. 「ESGへの対応に関し遅れをとっている企業に対して、ESG評価指標や投資家の動きが株価や資金調達に影響与えうるというメッセージを伝えることがある」とのことですが、殆どの会社はサステナビリティ領域に取り組むことは一時的にはコストだと思います。こう言った状況でも、中長期的な資金調達や成長を優先し、前向きに取り組んでくれるものなのでしょうか?

          A. 個人的な感覚ですが、結構多くの企業は、サステナビリティとか一銭にもならないし、めんどくせー。でも銀行も投資家もうるさいからやらないとなって思っていると思います(笑)この外部からのプレッシャーは大変大きく、日本企業がESGに注目し始めた理由はここにあると思います。 企業にとって、株主、投資家、銀行がサステナビリティちゃんとやれよって騒いでるのは大きいです。 ちなみに、業界ナンバーワンの企業なんかは、サステナビリティは会社にとってリスクでありチャンスなので、誰かに言われ

          Q. 「ESGへの対応に関し遅れをとっている企業に対して、ESG評価指標や投資家の動きが株価や資金調達に影響与えうるというメッセージを伝えることがある」とのことですが、殆どの会社はサステナビリティ領域に取り組むことは一時的にはコストだと思います。こう言った状況でも、中長期的な資金調達や成長を優先し、前向きに取り組んでくれるものなのでしょうか?

          Q. 個人的なことですが、私の長期的なキャリアビジョンとして「日本企業の社会課題解決における成功事例を一つでも多く生み出し、より多くの国内企業が社会課題に当たり前に取り組む世界の実現」があります。その上で、KPMGあずさサステナビリティの立場から未だサステナビリティ領域に取り組んでいない大企業に対してどうアプローチできるのか考えているのですが、開示業務を通して成功事例を発信する等がメインになってくるのでしょうか。

          A. サステナビリティ領域に取り組んでいない大企業に対するアプローチとしては、最近のESGブームに乗っかるというのが一番わかりやすいかと思いました(弊社のアプローチではなく外部要因に乗っかってるだけですが・・・)。 ここ数年で、ESGの情報開示やそれに対する外部評価機関による評価への注目が高まっています。で、東証プライムにいるような企業は、この外部評価機関による格付けや投資家のイメージを気にしており、これに対応する形で情報開示を進めている企業が多いです。 情報開示が進

          Q. 個人的なことですが、私の長期的なキャリアビジョンとして「日本企業の社会課題解決における成功事例を一つでも多く生み出し、より多くの国内企業が社会課題に当たり前に取り組む世界の実現」があります。その上で、KPMGあずさサステナビリティの立場から未だサステナビリティ領域に取り組んでいない大企業に対してどうアプローチできるのか考えているのですが、開示業務を通して成功事例を発信する等がメインになってくるのでしょうか。

          Q. サステナビリティ支援は、やり方を間違えたらグリーンウォッシュにつながってしまうと思います。モラルジレンマはありませんか?

          A. あるある。めっちゃある。 とは言えだと思うので、良い面から。 この質問で聞いているサステナビリティ支援(=弊社のサステナビリティ支援)とは、ESGに関わる情報開示支援、より具体的にはESG評価機関対応だったりサステナビリティ報告書作成支援なんかを意図していると理解しました。 だからサステナビリティ支援がグリーンウォッシュにつながるという質問になったんだと思います。逆に、サステナビリティに関連する社内体制の構築とか中長期計画策定支援とかという話であれば本質的な支援だ

          Q. サステナビリティ支援は、やり方を間違えたらグリーンウォッシュにつながってしまうと思います。モラルジレンマはありませんか?

          Q.朝早起きできるようになるにはどうしたらよいですか。

          A. 若い人には早寝早起きは無理だと思います(笑) ただ、どうしてもというのであれば、早く寝る。もうこれに尽きる。 自分は、朝4-5時には勝手に目が覚めるのですが、それは夜の8-9時に布団に入って電気を消しているからです。 若い人がこの時間に寝るのは正直無理なのではなと思います。自分の20代の時にはそんなことできなかったと思います。 尚、睡眠不足は良い仕事の敵なので、早く寝なくてもちゃんと睡眠時間を確保するという決意は大事かもしれないです。ただし、若いうちは寝ても寝て

          Q.朝早起きできるようになるにはどうしたらよいですか。

          2023年に読んだ本 おすすめトップ10

          こんな感じで整理してみました。 去年はあんまり本を読んでいない&ビジネス本が中心だったので正直このトップ10は難しかった。 加えて、ビジネス本は良い本も多かったのだけど、なんとなく現職の実務に必要という事情が優先してしまい評価をためらったのも事実。 1位  コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル タイトルはちょっとあれだが、コンサルタントの働き方、現場の雰囲気、何が価値になるのか、コンサルタントとして成功するにはといったことが、実体験に基づいて書かれている。 同業

          2023年に読んだ本 おすすめトップ10