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トマソン愛

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記事一覧

トマソン

トマソン という言葉があるのを最近知った。
散歩していた時にふと目に入った違和感

外からは入れないし、中からも出ることができない扉。
多分昔は使われていたが今となっては必要なくなってしまったものだった。
何も知らない私はよくわからないけれど、この違和感に惹かれていた。

そして、最近このような今となっては無用なものだけど、昔からの形で残されているようなものをトマソンという事を知った。

昔からの

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【備忘録】トマソンってなんぞや?

【備忘録】トマソンってなんぞや?

12月某日、松戸さんぽへ行くことになりまして。
行き先の1つに【金山神社(トマソン)】というのがあるけれど、トマソンってなんぞや?と思って調べてみました。

説明が小難しくて分かりづらいけど、芸術的建築物のことらしい・・・

金山神社(トマソン)とは

神社の階段と鳥居の間に跨線橋が突っ込んでいる物件でした。

縦の方がわかりやすいかも?
登っても無意味な無用階段。

階段登っても鳥居をくぐれない

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自分の謎 赤瀬川原平

自分の謎 赤瀬川原平

最近、いやかなり前からだが
本をあまり買わなくなった。
雑誌はたまに買うが
新刊と呼ばれる本は本当に久しぶりに買ったと言う話し。

トマソン愛を持つ私は赤瀬川原平氏を敬愛している。
最近『老人力』をぱらぱらめくり
ながら、やっぱりこの人は凄いと思う。
何十年か前にこの本を買って先月逝去した父に贈ったのだが、改めて読み返してその文才にうなる。
小説を書く時は尾辻克彦を名乗るが、私は断然赤瀬川原

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今日のトマソン物件 「小人の手洗い場」

今日のトマソン物件 「小人の手洗い場」

今日のトマソン。小人の手洗い場。
秋田市民市場にて採取。
なぜここにあるのか。
作るのを忘れていて店ができた後で作ったのか。
それとも収納家具的な発想なのか。
第一、テーブルの角に頭をぶつけることなく手を洗えるのか。
手を洗っている姿を想像すると(特に淑女が)ヤバい。

※補足

超芸術トマソンではないもの

超芸術トマソンではないもの

 以前、この記事で超芸術トマソンについて少し触れた。

しかし本当はそれは超芸術トマソンではなかった可能性がある。例えば

 この構造物は創造されたものではなく、何かの名残である可能性が高い。つまり現時点での構造物としての無意味さは、作り上げられたものではなく、単に結果としてそうなっただけだと考えられなくもない。それでは超芸術トマソンとは言えないのではなかろうか。例えば、

 この構造物にも現時点

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かつて新宿にあったトマソン物件♪

トマソン発見

トマソン発見

あなたは“トマソン”をご存知だろうか。
先日書いた記事の題材となった出張の帰り道。駅へと向かって路地を歩いている最中、俺は突然“それ”に出会ってしまった。

 ──超芸術トマソンとは、赤瀬川原平らの発見による芸術上の概念。
 不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。存在がまるで芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用において芸術よりももっと芸術らしい物を「超

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遺影を探して

遺影を探して

大叔母の葬式を前に、遺影の元になる写真を探しに大叔母の家に行ってきた。

この階段も見納めか。築60年から70年ぐらい。40年前には尻丸出しにした小僧がトイレに向かい、大叔父が面白がって小僧の尻を撫でに来た階段だ。

トマソンじみた風景になっているが、昔ここには木で出来たベランダっぽいものがあったのだ。まぁ腐って壊したんだろう。そのベランダで行水した記憶がある。

で、遺影だが。当人目が悪かったの

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【お知らせ】note開設しました(+おまけのトマソン)

【お知らせ】note開設しました(+おまけのトマソン)

ご挨拶こちらでは初めまして、鳴坂蒼也です。
突然ではありますが、創作物おき場としてnoteを開設しました。
自分の作品展示や雑記のほかにも、好きな作品の布教記事などを書いていけたらいいなとおもっています。何卒よろしく。

自己紹介この記事を読むのはTwitterなどで事前に繋がっていた方がほとんどかと思われますが、改めて自己紹介を。
鳴坂蒼也、ナリサカでもナルサカでもなくナキザカ アオヤです。

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