雨に濡れる
いつからだろうか
雨は悪い天気だときめつけたのは
灰色を曖昧な色だといい、白をよしとするみたいな
どこからか植えつけられた概念
それは正しくもあり、正しくはない
人には感情がある
心で感じているものは、脳で感じていること
灰色の空をYESというかNOというか
心は移り変わる
一定を保っているようで、保っていない
わからないように、気づかぬうちに変化変容は繰り返されて
優しい雨があるね
シトシトと、静かに降る雨が
そんな雨まで、悪いものだと言いたくはない
浄化の雨、心の雨
涙が悪い者だなんて概念があって
流している姿は、誰にも見せたくなくて
頑丈な殻を作り、閉じ込めてしまうのだけれども
優しい雨は、心にしみる
硬い殻など解きほぐして
ありのままを見せつけて
雨と涙に濡れて
流されていくよ
闇も毒も罪さえも
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