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Equip Fashion:斗うために、装いを備えよ。

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衣料(clothing)――すなわち服は、人類が社会という戦場で斗うためにまとう「鎧」である。 また社会の鎧は、常に時代と世相を反映する「社会の鏡」であり続けてきた。それは同時に… もっと読む
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2019年8月の記事一覧

最適な服の選び方って?#左脳的ファッション解説

最適な服の選び方って?#左脳的ファッション解説

服を選ぶ基準は人それぞれ。ブランド、デザイン、価格などさまざまな観点で選んでいると思います。服が好きな人にとって、それは当たり前のことですが、そうでない人からは「どう服を選べばいいのかわからない」という悩みを聞くことも。

こういった悩み相談をされることが多いことから、「感覚的ではなく左脳的でロジカルな考えによる服の選び方」について、いくつか図解してみたところ、たくさんの方々から反響をいただきまし

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「ゲームで強いこと」に価値を作る──Rush Gamingがラフォーレ原宿に出店した意義

「ゲームで強いこと」に価値を作る──Rush Gamingがラフォーレ原宿に出店した意義

どんな象徴的な出来事も、それが書き継がれなければ歴史には残らない。また、当時どれほど偉大だった人物も、間違った評価とともに書き記されれば稀代のうつけ者として歴史に残ってしまう。

だから、たとえその場が管理者の指先1つで歪曲・消滅してしまう電子媒体であったとしても、物事をきちんと価値づけてテキストに残すことには意味がある。一般に、この行為は批評と呼ばれる。

ということで、ここでは日本のeスポーツ

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服づくりを良くしたいと思ったら服づくりだけじゃダメだとおもった。

服づくりを良くしたいと思ったら服づくりだけじゃダメだとおもった。

僕たちは縫製工場を運営しています。

日本の縫製工場は生産の海外拠点化などによりどんどんと数を減らしています。

同時に職人さんもどんどん減っています。

今いる職人さんも高齢化が進んでいます。

日本の服づくりはどうなっちゃうんだろうな。

そんなことを思ってヴァレイを立ち上げたのが3年半前。

なんとか縫製業を良くしたい。そう思って今まで色々考えてきました。

加工賃を上げるためにどうしたらい

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アパレル業界で私が知ってること(総論)要するに何やってきたかってのを時系列的に整理してみる。

 実は総論てのとはちょっとというかかなり違うんですけど、まあ要するに何がどうなったら私みたいなのになっちゃったかっていうのを一度整理しておきたいなーって思ったわけです。

 1992年4月に某ベビー子供アパレルに入社いたしまして、最初は京阪神の百貨店担当補助だったわけです。
 まあ、自慢じゃないですが本当に出来が悪い子でして、唯一の優位性が「販売力だけはなぜかある」っていう、そもそも営業には必須で

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【永久保存】子供服にハマったアラサーが選ぶ子供服ブランド10選〜3,000円以下編〜

【永久保存】子供服にハマったアラサーが選ぶ子供服ブランド10選〜3,000円以下編〜

※一定の購入数に達したため、未だに秘密にしたい気持ちが残っているジャス子は、こっそり2回目の値上げ(元々の値段から+100円)をしました…

2019.11.27 ブランドを1つ追加しました

2022.07.14 ブランドを追加しました。

こんにちは、坂口ジャス子です。
私をツイッターでフォローしている方は既にご存知とは思いますが、息子を産んでからまさかの子供服にハマった私です。

それまでは

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アパレル業界からメディアのあり方を考えた話

アパレル業界からメディアのあり方を考えた話

僕は服が好きで、大学生の頃はバイト代のほとんどを服につぎ込むような生活を送っていました。服を買う時に意識していたのが、大量生産されたモノは出来るだけ買わないこと。安価な労働力で雇われた人が海外の工場で作られた服を買うことは、そこで働く人を搾取することに加担すると考えていたからです。

一見華やかに見えるファッション業界の裏側に迫ったドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト」では、インドやバングラ

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”日本の夏”に最適なバックパックが生まれるまで

”日本の夏”に最適なバックパックが生まれるまで

暑い。。。

毎日とにかく暑いです。
猛暑を少しでも涼しく過ごすために、みなさん様々な工夫をされていると思います。今回ご紹介するのは、そんな暑い夏にぴったりのバックパックが誕生するまでのお話です。

主役はこの二人。商品企画担当の六川永一(写真左=28)と、デザイナーの日髙寛之(51)。

いきなり本題に入ります。
六川は、日々の生活で使うバックパックについて、ある悩みを抱えていました。

「夏場

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映画を見ながら服を買う、三陽商会の新ブランド「CAST:」

映画を見ながら服を買う、三陽商会の新ブランド「CAST:」

映画のキャストが着ている衣装を、映画を見ながら購入できる。

2019年8月1日株式会社三陽商会は「人生という物語を、演じるための服。」をコンセプトとして20~30代後半の女性向け新ブランドCAST:(キャスト)を発表。

コンセプトを表現するため、1つのブランドから価値観やライフスタイルの異なる女性像を立てた3ラインを展開。また新たなマーケティング方法として映画を見ながら商品が買える”シネマコマ

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相応。

相応。

「歳相応の格好」ってのはどんなんだろう。

と、俺と同じ44という年齢らしい(会話の流れで聞こえた)、しわっしわのワイシャツにズレたネクタイに、ヨレッヨレのズボン履いた会社帰りらしきおいちゃんが(おいちゃん言うても同い年か、、)、ずっと俺の着ていたグリットマンTシャツをガン見しながら同僚らしきのとぶつくさ言っていた。

歳相応の格好かぁ、まあ、、俺は普通にグリッドマンとかスプラトゥーンとか着ちゃう

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