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マネーの哲学:「お金」と清く正しく美しく向き合う知性

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全ての物質は時間と共にやがて朽ちる。しかし、増減こそすれど価値まで失わない「お金」は、「複利」と並ぶ人類史上最大の発明品といわれる。 20世紀初頭に「自由貨幣」を提唱したドイツの… もっと読む
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#マンガ

夢でメシを食う① ~お金と気持ち編~

自己紹介

初めまして。漫画家の吉谷光平です。
現在サイコミという漫画アプリにて「今どきの若いモンは」という
サラリーマン漫画を描いています。

連載としては4作品目。ドラマ化も経て、おかげさまで今まで描いたマンガは累計30冊を超えました。
まだまだ道半ば、半人前ではありますが、漫画家としてある程度の実績を残せたのではないかと感じています。
読者の皆様、本当にありがとうございます。

この記事の目

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図解!インボイス入門①

図解!インボイス入門①

「2023年10月1日から、消費税法が大改正があるらしいよ。」
「えーっ?!そしたら、また税率は10%から上がるの?」
「いや、税率は変わらないよ。」
「なーんだ・・・じゃあ、大したことないじゃん。」
「そうでもないよ。事業やっている人全員に影響あるみたい。」
「・・・ということは、私たちフリーランスにも・・・どう変わるの?」

 今回から、シリーズ『図解!インボイス入門』をお届けします。2023

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こづかい万歳の家族が本当に貧しいのは計画性という知性であること

今週のこづかい万歳(11話)はコロナの定額給付金(この家族の場合で40万円)の使い道についての話で、今までで一番わかりやすくホラーだった。これはあくまでフィクションだと思いたいが、真実味を感じるのでノンフィクションかもしれない。怖い。

物語は、定額給付金がついに振り込まれた日に始まる。40万円というのはこの地域の家族にとっては大金なのだろう。コロナ下だというのに、ATMに行列が出来ているのは異様

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お金を受け取るのが苦手だった私が、いま考えていること

お金を受け取るのが苦手だった私が、いま考えていること

「あなたにとってお金とは?」という問いを聞くことがしばしばあります。

人それぞれの答えがあると思いますが、私にとっては「しあわせになるためのツール」でした。そうだったのですが、昨年1年をかけて考え方に変化がありました。文章とマンガでまとめます。

貯めた300万円を使い切った話大学を卒業し、私は上場しているシステム開発会社にSE(システムエンジニア)として入社しました。ありがたいことに福利厚生や

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「10年前は銀行口座を晒していた」月額制ファンコミュニティで生活する漫画家は、ファンからの支援をどう得てきたのか

「10年前は銀行口座を晒していた」月額制ファンコミュニティで生活する漫画家は、ファンからの支援をどう得てきたのか

漫画家でありながら、趣味である豪快な料理のブログなど、ジャンル問わずさまざまなコンテンツをインターネットに放ってきた小林銅蟲さん。

1年ほど前に子どもが生まれたこともあり、制作活動ペースを抑えていますが、月額制ファンコミュニティ「pixivFANBOX」を通じたファンからの支援で生活できているそうです。

彼がファンから支援を受けていたのは10年近く前から。当時はネットに銀行の口座番号を公開して

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物語を通じて現実世界をやさしくしていこうというメッセージがあふれる「せりか基金」

物語を通じて現実世界をやさしくしていこうというメッセージがあふれる「せりか基金」

「#挑戦している君へ」というお題にふさわしいのは「せりか基金」ではないでしょうか。

せりか基金は『宇宙兄弟』というマンガから生まれたプロジェクトで、ALSという難病の治療研究開発費を集めるための活動です。

『宇宙兄弟』に出てくる伊東せりかさんという宇宙飛行士のお父さんがALSで亡くなっており、娘のせりかさんがその意志を継いでALSの治療開発のために宇宙を目指すんですね。

物語が現実世界に影響

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第267号『漫画家のギャラは原稿料ではなく掲載料』

第267号『漫画家のギャラは原稿料ではなく掲載料』

「出版社から貰ってる原稿料が安すぎて生活できない・やっていけない」

なんて話を漫画家界隈ではよく聞きます。これは別に今に始まった話では無く昔からよく聞きます。

ただ最近ちょっと気になるのがこういった発言が多くなってきたこと。

「原稿料が安すぎて制作費がまかなえない」

こうした発言を目にするたびに「あれ?」と私は違和感を覚えます。

少しずつ時代が変化してきていることもあるのですが、ひょっと

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漫画の描き方|ネームがお金にならないので取り組めない
            #015

漫画の描き方|ネームがお金にならないので取り組めない #015

編集部で担当がついて、次回作の漫画の打ち合わせをする。そこを仕事の始まりと捉えるなら、そこから先に作っていくネームにお金が支払われないのはおかしい!という声もよく聞きます。

今回も相談者の方からこんな声が届きましたのでお答えしていきますね。

本腰でストーリーマンガネームを描きたいとずっと思っているのですが、そのネームにかける時間が確実にお金になるという保証が無いので、中々描けずにいます…。本気

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令和時代の漫画家たちはどう生きるか -原稿料、印税に次ぐ第三の収益源は何か-

令和時代の漫画家たちはどう生きるか -原稿料、印税に次ぐ第三の収益源は何か-

最近は、「令和時代の漫画家たちはどう生きるか」というテーマで漫画家さんのこれからの生き方について考える機会が増えた。

僕が取締役をやっているナンバーナインという会社でも電子書籍配信代行サービスや漫画家限定確定申告代行サービスなど、「漫画をつくる」以外の領域において漫画家たちの強力な武器になるような事業を展開していることから、自然と漫画家の立場に立って物事を考えることが癖になっているのだと思う。

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簿記1級経験5年の漫画家がやってる確定申告のアレコレ①

簿記1級経験5年の漫画家がやってる確定申告のアレコレ①

このnoteは、

「確定申告に自信がない」
「複式簿記ってなに?」
「何がわからないのかさえ分からない」

という方に向けて、

簿記1級、経理実務経験5年で、現在漫画家のとこりともとりが
確定申告ライフハックと簡単な簿記知識を、「私はこんな感じにやってるよー!」と、漫画で教えるだけのnoteです。

質問(ネタ)、募集してます!!!

※当方はプロではないため、自分の仕事に関わるもの以外はお答

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『FROGGY×noteお金マンガコンテスト』でグランプリを受賞した、二ノ宮 とのさんの連載がスタート!

『FROGGY×noteお金マンガコンテスト』でグランプリを受賞した、二ノ宮 とのさんの連載がスタート!

『FROGGY×noteお金マンガコンテスト』でグランプリを受賞した、二ノ宮 とのさんの連載『借金500万マンガ家の、ビンボー脱出作戦』が、FROGGYで始まりました。

不安定な収入、お金の管理が苦手な奥さん、借金・滞納金の合計は500万円!?そんな二ノ宮一家の絶望的な家計を、フィナンシャルプランナーなどの「お金のプロ」が家計再生するまでの道のりをサポートしていく様子を描く、リアルタイム・実録レ

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