記事一覧
"クッキングパパとソ連大韓航空機撃墜事件"(2018.3.1の日記)
サンホールに勤めていた頃、誰かが置いていった週刊モーニングで僕が初めてクッキングパパを読んだのがタコしゃぶという回だ。
そしてクッキングパパでは重たいテーマのひとつかもしれない。
荒岩の妻虹子は新聞記者で博多から北海道に取材に行く。その中で稚内の宗谷岬で行われる陶芸の野焼きのイベントを取材する。
その中心人物である博多の女性陶芸家がなぜ稚内で野焼きをすることになったかという問いに彼女は息子のおか
"海を守る36人の天使"(2015.1.6の日記)
この間道頓堀に飛び込んで韓国人が一人心肺停止となったニュースで、韓国ではプールがなく水泳の授業がなかったので泳げる人が少ないという遠因が挙げられていたが実は日本も昔は学校にプールがなく泳げる人が少なかったのだ。
まずはこの漫画、ある事件をモデルにして描かれている。
http://okworld.sakura.ne.jp/monthly/r_tensi/index.shtml
その事件とは昭和30
"たった一度だけ死者を見たことがある"(2014.4.5の日記)
夕焼けがベランダに差し込んできて足元がその色に染まっていた時いつものようにぼんやりしていた。
突然足元の向こうの夕焼けから人型が浮かんできた。
顔がはっきりとわかった時それはとても懐かしい人だった。もうすっかりと忘れていたんだけど今ごろなぜ。
死者に遭遇すると意外に怖くないというのはほんとうだったんだ。だからといって感慨深いものでもない。
懐かしい人はゆっくりと横切ろうとした。
特に金縛りみ
"1965年春 ヒロシ11才" (2010.5.12の日記)
怪物くんにおけるヒロシがもし現実に存在し、今大人になっているとしたら何歳だろうか考えてみよう。
ウィキペディアで見るとヒロシの明確な年齢は記載されていない。
怪物くんが最初に掲載されたのは少年画報社の「少年画報」だ。少年キングの出版社だ。
で、見ると1965年1月からとなっている。今はいろんな発売日や週刊誌が多数占めているのでわかりにくいが、月刊誌は通常その月号の一ヶ月前が発売日となる。なので
"怪物ども 集まれ" (2010.5.11の日記)
毎週は見れてないが、ドラマ「怪物くん」を楽しみにしています。
しかし漫画と違って怪物くんが青年の設定でヒロシは小学生のままなのだが、これはこれで正解でより見やすくなったと思える。
ただヒロシの姉、歌子は原作ではOLだが(おそらく20歳前後)ドラマでは高校生の設定なので違和感があるといえばあるかな。というのもヒロシと歌子には両親がおらず歌子が母親代わりになってヒロシを育てているからだ。
もちろんド
"永遠"(2008.12.12の日記)
最近、というか今年になってから母の体調が悪くなった。
今年のはじめは軽い胃潰瘍だったもの、なんとか持ち直したが、今度は肩と腰が悪くなった。
診断の結果、骨粗鬆症だった。
一応リハビリに通って良くはなってきているもの、状態が悪化している時はさすがに気落ちしているせいで気弱な発言が多くなっていた。ここにその発言の詳しい内容を書くとかなり重くなるので差し控える。今は若干以前のように元に戻ってきているが。
"目が見えない人"(2011.11.16の日記)
深夜、店番をしている時のこと。
朝の3時ぐらいだったと思う、明らかに挙動不審なおっさんが入ってきた。
みすぼらしい洗っているのか洗ってないのかわからない格好、黒い傘と茶色のカバンで不器用な千鳥足だか力強く店内に入ってきた。
突然大声で、”ちょっと五分ぐらい立読みさせてもらうわなあ”と僕も了承した。
おっさんは60才は行っているだろう、白髪の短髪で眼光鋭く見た目だけでも気が強いことはわかった、片目
"魔性"(2012.4.24の日記)
遠州屋の一人娘である梅野、母親と二人で上野の花見見物に出かけたのです。
そこでこの世とは思えないほどの絶世の美少年と遭遇したのです。
その少年は寺小姓で梅野はすっかり心を奪われ、その姿が見えなくなるまでずっと見とれていたのでした。
それから梅野の変調が始まったのでした。
梅野はその少年の姿を心から消すことが出来ず、幾度となく思い浮かべてはため息ばかりついて何も術なく夢の中も現実も境なくただただ
"黒猫の死"(2014.4.2の日記)
昼間の出勤神崎川沿いを雨の中自転車を走らせ始めると路肩に黒いものが。
目を凝らしてみるとそれは横たわった黒猫だった。
頭のほうはキルトのマフラーを被せられていたのでどんな顔をしていたのかわからない。
おそらくかわいそうに思った人が自分のマフラーを被せたのだろう、もしかしたら車かバイクでぶつけた人がそうしたのかもしれない。損傷は見た目にはなかったので病気で行き倒れになったのかもしれない。
自転車で
"ドロテーア"(2018.1.24の日記)
西岸良平の三丁目の夕日のコンビニ本を読んでいたらひとめぼれという話があった。
ある若い警官が美衣子という女性と知り合いすぐにプロポーズする。実は警官が幼少期にこっそりと猫を飼っていてそれが親に見つかり捨てられてしまったという過去があった。その猫=ミーコは美衣子にそっくりで可愛がっていた猫に似ているという理由で一目惚れをしたのだ。
一方美衣子の方も両親が美衣子の幼少期の写真を見ていてそこには一匹の犬
"降霊" (2006.10.6の日記)
"降霊" (2006.10.6の日記)
中2の頃だったか、友達とその弟と一緒に降霊会を見学したことがある。
オカルト雑誌ムーにベタ記事で新大阪のある会館の一室でなんとか心霊会という団体が降霊会を開催するという告知が書かれていた。
84年か85年ぐらいの頃でちょうどうしろの百太郎が復刊されたりして二度目のブームが訪れていた。
僕は藤子不二雄、友達は赤塚不二夫の大ファンだったので必然的にトキワ荘関連
"赤い接吻"(2010.4.13の日記)
"赤い接吻" (2010.4.13の日記)
若林志穂という女優がいた。
"いた"というふうに過去形なのは既に彼女は女優業を引退したからだ。
自分と同世代になるその女優、まだ引退する年齢でもない。彼女に何があったのだろうか。
自分は時々"あの時テレビに出ていた女優、歌手などは今現在どうしているのだろうか"と思うときがある。特に同世代にあたる人を見て自分が今どんなところにいるのかその対比としてみ
"つらい時代はもうたくさん" (2009.6.30の日記)
最近また大滝秀治の姿をテレビで見かけるようになった。
知っている人は知っているのだが、大滝秀治は元々悪役を演じることが多かった。
必殺仕置人の第一話にも闇の御前として出ていたり、現代劇でも眉毛を剃りかなり脂ぎった顔立ちの悪役で出演したり全然今とはイメージが違う役者さんだ。時々悪役を演じるが完全にいい人の役柄のイメージがついた石橋蓮司もその類いだろう。
大滝秀治は1925年生まれ、大正14年生まれ
"消えた女の子" (2008.7.2の日記)
近所にbook martという新古書店があり時々覗いてみる。
ブックオフと同じくチェーン店なのだが明らかに閑古鳥状態で広い店内の中客は自分だけということもある。
100円コーナーの中で以前読んだことのある本があったので購入。
"四人はなぜ死んだのか(文藝春秋刊)"が出たのは99年頃だ。ということは今から10年近くも前になる。
この本は三好万季という当時中学三年生の女の子が書いた。
和歌山の毒