記事一覧
ラグビーを幼いころからやっている。どうやったらうまくなれますか。
5月6日の宮崎日日新聞に掲載された「げん先生の悩む前に質問しよう」の記事に投稿した原稿である。 高校生からの質問である。ラグビーは観るのは好きだが、私自身は高校の体育で体験した程度である。
私は、小学生から大学生までサッカーをしてきました。私の体験をふまえて質問に応えます。
うまくなるには、考えることが必要です。自分よりうまい選手を観察していますか。自分のプレイを分析していますか。ど
周囲から見られているという自意識に疲れる。何をどう変えたらいいですか?
4月29日付の宮崎日日新聞に掲載された記事に投稿した文章である。20代の女性からの質問だった。
「自分が周囲からどう見られているか。とても気になる。時々気になるというレベルではなく、毎日気になって仕方がない。だから、すごく疲れてしまう。」
質問に耳を傾けると、疲れる日々を繰り返すというところに、苦しさを感じます。仕事に差し支えはないのか。不利益を被っていないか。あなた自身は、自己の心身
低い音が聞こえない。この難聴とどう付き合ったらいいですか。
4月1日付の宮崎日日新聞に掲載された「げん先生の悩む前に質問しよう」の記事である。中学校1年生からの質問だった。最後の最後まで言葉を選んだ回答になった。
左耳が生まれつき聞こえにくく、特に低い音が聞こえない。男子の声が低くて聞き取れないことが多いのですね。自分が繰り返し聞き直すのも、相手に手間をとらせて悪いと思ってしまう。あるいは、自分が聞き取れないと、やらないといけないことをやれないから
お知らせ:教育実践工房みやざきに名称を変更します
ひなた教育実践工房を解散し、教育実践工房みやざきとして、学校づくりを継続しています。NOTEの名称も、ひなた教育実践工房から、教育実践工房みやざきと変更しました。しばらくはご不便をおかけするかと思います。
教育実践工房みやざきの代表は、竹内が務めます。今後の活動等は、後日掲載していきます。まずは、学校づくりの核となる「学習集団づくり」について、出版が決まりました。6月には脱稿し、9月には発刊
宮崎市ティーンズ会議
宮崎市ティーンズ会議だった。中学生と高校生に集まってもらい、3回のワークショップを通して、市長や宮崎市子ども・子育て会議の委員に意見表明をするものである。ファシリテーターを学生スタッフとともに務めた。
中学生や高校生の発表は、問題を自分事としてとらえられていたので、簡潔で過不足のない表現であり、多くの人にとって期待以上のものであった。子どもの意見表明権は、ことばになった意見を伝えることではな
社会の問題や矛盾に気づき、他者と共に変えていこうとする子どもを育てる
『みんなのねがいでつくる学校』(川地亜弥子解説、奈良教育大学付属小学校、クリエイツかもがわ、2021年)を読む。
みんなのねがいでつくる学校は、“ことば”が大切にされている。この学校では、他者は、ノイズとして無視される対象でも、異質なものとして排除する対象でもない。そうではなくて、自己を問い直す存在として立ち現れくるような、そうした関係やちからを子どもたちに育てていきたいと考えている。その
多様性に対して自らをひらき学んでいく場や関係性を構築していく
次年度から担当する教育フィールド体験科目が、初年次教育となることもあって、『進化する初年次教育』(初年次教育学会編、世界思想社、2018年)を読む。
初年次教育は、「レポート・論文などの文章技法」や「図書館の利用・文献検索の方法」を教え、「プレゼンテーション」や「ディスカッション」に取り組み、「大学教育全体への動機づけ」や「論理的思考や問題解決能力の向上」が図られる。本学でも、「大学教育入門
ひらめきは縁で生まれる
『コミュニティ・オブ・クリエイティビティ ひらめきの生まれるところ』(奥村高明、有元典文、阿部慶賀、日本文教出版、2022年)という素敵なタイトルの本を読んだ。
ひらめきを理解するには、因果ではなく、縁起という概念が必要であると本書は指摘する。因果にこだわりすぎて、要因をいくら探っても、子どものひらめきは説明できない。
教育は、できるようになってから行動するための練習機会ではなく、できな
「不登校」はおかしな言葉
汐見稔幸さんが、『教えから学びへ 教育にとって一番大切なこと』(河出書房新書、2021年)のなかで、「不登校」はおかしな言葉だと指摘している。この言葉によって、「本当は登校しなくてはいけないのに私は登校していないから、ダメな子なのかな」などと認識して、自分はダメな人間と思い込んでしまう。ネガティブなレッテル張りの機能があるというのである。
汐見さんは、「自分で人生を見つけようとしている子」と
恋愛の難しさを感じている
3月4日(月)に宮崎日日新聞に掲載された「げん先生の悩む前に質問しよう」は、中学校1年生の質問に応えたものである。編集より回答を要望された質問となる。
隣の席に座っている人が好きだけど、カップルになれない。自分の気持ちを直接伝えたことはないけれど、自分の行動からダダモレで、友だちからもバレバレだ。本人は、きっと私が好きだってことを知っていると思う。恋愛って、難しいという相談とも質問ともつ
凛とした「知」があるか
美術史を専攻されている石川千佳子先生が退官される。FD研修会で、これまでの講義の歩み等をお聴きした。
すでに退官された竹井茂美先生もそうだったが、石川先生は、教養人であることを体現している人だと思う。真理に真摯に向き合ってきた、懐の深さのようなものが、お話される「知」ににじみ出る。学生に話る自分が軽く感じられてしまうのである。石川先生は、私が教務委員だったときの教務長であり、数々の問題に凛と
日向ひょっとこマラソン
パパチャレンジには、二つの種類があります。
一つは、パパが出す課題に息子が取り組むものです。今は、レゴを卒業し、プラモデルをつくるという課題に取り組みつつ、新たに作文を書くという課題に取り組んでいます。
もう一つは、息子とパパが一緒に課題にチャレンジするというものです。今年の夏休みには、禁酒に取り組みましたが、今は、縄跳びやランニングに取り組まされています。どちらかというと、私が挑戦す