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ガラパゴスでの “ヒトらしい” 働き方:仕事と子育ての両立を叶えた私たち

多くのビジネスパーソンが悩む、「仕事と子育ての両立」。

ガラパゴスは、以下2つの事業部にてサービスを展開していますが、

そこで働くのは、ディレクター、デザイナー、ライター、コーダー、エンジニアをはじめとした多種多様なメンバー。「デジタルモノづくり」という専門領域で「子育てしながら働けるの?」と疑問に感じる方も多いのでは。

しかし、ガラパゴスには、男女差なく、一人ひとりのライフスタイルを重視・尊重する働き方が浸透しており、個々人が強みを発揮して働ける環境があります。(まさにフィロソフィーの「人をよりヒトらしく」を体現!)

今回は、そんなガラパゴスで実際に子育てをしながら活躍している女性メンバーに、ガラパゴスでの働き方・仕事/キャリアと子育ての両立などについて、話を聞いてきました。

今回お話を伺ったのはこの3名。
(聞き手は、自身も高校生の娘を持つ広報マネージャー 前川です)

AIR Design for Marketing事業部 クリエイティブ_ライターチーム  ユニットリーダー/ライター 白川真理さん (2021年8月入社、未就学児の子ども1名)
AIR Design for Marketing事業部 クリエイティブ_バナー/ムービー制作チーム ディレクター
籠谷留美さん (2020年9月入社、小学校高学年の子ども1名)
AIR Design for Apps事業部 QAチーム マネージャー
須田芽生さん (2012年10月入社、小学校高学年の子ども1名)


フルリモートワーク・雇用形態変更可能な柔軟さが、子育てと仕事の両立を可能に


前川:まずは、皆さんの経歴と現在の業務内容を簡単に教えていただけますか?

白川:ライターの白川です。文系の大学院を修了後、医療関係の業界誌で記者として8年ほど勤めました。出産後、勤務時間や将来的なキャリアへの不安があり転職活動をしていたところ、良いご縁があり、ガラパゴスに入社しました。現在はLPやバナーの構成案を作成しながら、4名のメンバーがいるユニットのユニットリーダーを務めています。

籠谷:籠谷です。服飾の専門学校を卒業後、アパレルの販売員になったのですが、Webの知識を身に付けたい思いからリクルートグループの広告制作会社に転職。オペレーター職を数年経験した後にディレクター職になりました。その後、インポートアパレルECサイトの運営企業、前職のIT企業でのWebマーケティング業を経て、ガラパゴスに入社しました。現在はバナーや動画広告の制作ディレクションをしております。クライアントと社内のクリエイティブチーム、両者の間に立って全体像を把握しながら制作をとりまとめる役割です。

須田:須田です。大学卒業後に留学し、一時の引きこもり期間を経て(笑)事務職を経験しました。30歳を過ぎた頃に結婚・出産を経て育休を取得したのですが、やはり子どもが小さいと以前のように勤務はできないと判断し、一旦アルバイトをすることにしたんです。アルバイト仲間の紹介で入社したのがガラパゴスですね。それが2012年、創業から3年後です。担当している業務は当時から現在まで概ね同じで、弊社で開発したアプリのQA業務(Quality Assurance:主にテスト設計と進捗管理)とチームメンバーのアサインやスケジュール調整なども行っています。入社当時、QAは未経験だったのでかなり苦労しました。「これ、素人がやる仕事じゃないな...?」と気付いたのは、2年くらいたってからです(笑)。

一同:(笑)

須田:当時、アルバイトとして週4日ほど、その後正社員となってからは時短で勤務していたのですが、業務量や対応範囲が徐々に広がっていき、やりがいを感じながらも時間の制約を感じることも多くなり...。子どもが小学生になるタイミングでフルタイムの正社員に変更してもらったんです。

白川:時間の制約という点だと、時々、子どもが寝てから業務を再開することはありますね...。ガラパゴスのフルリモート・コアタイム13〜16時という制度が有難いです。

籠谷:特に子どもが小さいと、いわゆるビジネスタイム内の対応が難しかったりしますよね。

前川:私の場合、子どもが生まれた当時、クリエイティブ職に携わっていたんですね。子どもが1歳になった頃に復帰したんですが、当時は仕事を持ち帰るのが難しい環境だったので、21時ぐらいまで残業して、都心のオフィスから自宅のある埼玉へ片道1時半かけて帰宅する毎日でした。家に着く頃にはもう子どもは寝ているので、話すこともできない。「あー、私何やってるんだろ」ってバス停から泣きながら帰るようなこともありました。

白川:話を聞くだけで泣けてきちゃいますね。

前川:そうなんですよ...。それで、私はクリエイティブ職を諦めて、広報職にキャリアチェンジしたんです。でも、ガラパゴスのようにフルリモートであれば、そういった通勤時間のストレスは大幅に軽減されますし、キャリアを諦めることなく、柔軟な働き方が可能になりますよね。

▲クリエイティブ業界で活躍中のクリエイター(グラフィックデザイナー、アートディレクター、
 Webデザイナー、Webディレクター、コーダー、エンジニア、マーケター等)への働き方実態   
調査の結果。フルリモート勤務可能な職場環境の方は18.5%と少数派。                                   
▲ガラパゴスの、仕事と子育ての両立に優しい制度一覧
▲ライター 白川さん作成のスライド。北海道在住の白川さんは、                               
フルリモート勤務が可能なことで仕事も生活も大事にできるようになったそう。


1日のスケジュールも人それぞれ柔軟に


前川:標準的な1日のスケジュールはどのような感じでしょうか?

白川:うちは子どもが4歳で幼稚園に通っているので、子どもが起きる前にまずお弁当を作ります。起きるのは6時くらいでしょうか。幼稚園まで自転車で送って、帰宅後すぐに勤務を開始します。日中はミーティングやLPの構成案などを作成して、お昼に家事や自分の用事を済ませます。午後は、必須の予定がなければ16時半頃にひとまず子どものお迎えに行ってしまいます。その後、子どもを遊ばせながら必要に応じて仕事を再開。後は子どもが寝るまで一緒に過ごす感じですね。フルリモートなので、子どもとの時間を確保しながら、お迎えの時間も柔軟に対応できるので、働きやすさは申し分ないです。

▲白川さんのガラパゴスで働く前と後の変化。                      
フルリモートになったことで、お子さんの送り迎えの時間も一緒に過ごす大切な時間に。

籠谷:うちは子どもが小学校高学年で、家事や準備を済ませながら8時頃を目安に送り出します。勤務開始はだいたい9時頃ですね。ディレクター職なので、自分のタスク周りとアサインの確認から始めます。早く仕事が終えられれば良いですが難しいことも多くて、食事は結構Uber Eats等宅食を活用してしまうことがほとんど(恥)。

前川:ごはん作るの大変ですよね。子どもとの時間も、自分の休息時間も必要ですし。

籠谷:そうなんです。週末はなるべく手作りしていますが、作る気力がない時もあるので(笑)。


家族や子どもに協力してもらうためのコツ


前川:ガラパゴスの歴史を知る須田さんはいかがでしょう?この数年で変化はありましたか?

須田:今のようにリモートでなかった時は、5時に起きて頑張って出勤していました。でもフルタイムに変更になったタイミングで家事を整理して仕分けして、夫に通達したんです。「きみも家事をしたまえ」って。

一同:(爆笑)

須田:そうでないと「フルタイムは厳しい」という話をして。先ほど話題に出た「ごはんを作るのが大変」という話も本当によくわかるんです。うちも子どもが小学校6年生でもう聞き分けができるので「業務中は基本的に何も対応できないと思ってね」と伝えています。用事があるときはメモを書くか、Slackで伝えてもらうようにしています。話しかけられてもすぐには答えられないから。Slackだったら場合によってはすぐに返事できるよって。

前川:お~。小学生でSlackで連絡取れるなんて素晴らしい。

須田:子どもにも親の働き方を理解してもらえるようにしています。朝も各自で都合の良い時間に起きていますし、朝食も子どもが自分で用意していますよ。

籠谷:なるほど、その手があったか...。

須田:料理も含めて、家事も仕事も、全部ひとりでやるのって本当につらいですよね。1日のうち自分の時間は1時間あるかないか、という。そんな状況にストレスを感じて、一度リセットをしたんです。

前川:ストレスが溜まると子どもへの接し方もきつくなっちゃいますよね。イライラして自己嫌悪に陥ること、私にもありました。

須田: イライラしている時に話しかけられたら「今はちょっと難しい」と伝え、後で話すようにしています。うちでは親も完璧ではないことを子どもに理解してもらっています。

前川:確かに重要な視点ですね。


「事情を抱えている社員と会社、どうすると双方が幸せなのか」を常に大切にするガラパゴスの文化


前川:須田さんのお子さんが小さい頃、ガラパゴスは今ほど環境が整備されていたわけではなかったと思いますが、当時から配慮はありましたか?

須田:ガラパゴスの場合は、以前から「母親」とか「子どもがいる」という事実に限らず、事情があれば配慮しようとする文化があると思います。やむを得ない事情が発生した時は一定期間在宅勤務を許可するなど、柔軟に対応してくれていました。男性・女性問わず、会社として事情を抱えている社員にどう対応するのが双方幸せなのかを常に考える、そんな印象を持っています。

白川:AIR Design for Marketing事業部の場合は、お子さんのいるメンバーが割と多い気がしますね。オンライン越しに子どもの声がしょっちゅう聞こえるのも安心感につながっています。前職はチームの90%が男性で、気を遣うことも多かったので。ガラパゴスに入社してからは不安に感じていたことが大幅に解消されました。

前川:前職では子育てしながら働くことへの難しさは感じていましたか?

白川:そうですね。仕事内容自体は大好きで、「子育ても仕事も両方頑張る、続けてやる」と最初は思っていたんです。でも、遠方への出張や夜間のイレギュラー業務が発生する職場だったので、やっぱり難しかったですね。配慮はしてくれていたのですが、やはり特別扱いというか...。当時育休第1号だったこともあって、過剰に感じるほどに気を遣われてしまって。もちろん有り難くはあったのですが、優しさが負担に感じてしまうこともありました。皆と同じことをしたいのにできない状態へのやるせなさも相まって、以前のようには働けなくなってしまいましたね。

前川:応援はありがたいけど、自分だけ優遇されているような罪悪感はありますよね。ガラパゴスは確かに、事情があれば配慮する文化があったり、お子さんのいるメンバーも多いこともあって、そういった罪悪感を感じることはほぼない環境だろうなと私も感じます。

▲白川さんは、ガラパゴスで働き始めてからは自分の時間も確保できるようになり、
時間の使い方も変わったとのこと。                    


ガラパゴスで働くことで緩和された「子育てと仕事」の悩み


前川:私、これまでの職場では子どもに「おかえり」が言えない生活をずっと送っていたんです。それがいつも悲しくて。帰宅が遅くて子どもと話す時間がとれない日々の中、「3歳までが人格形成に大事な時期と言われているのに、この状況で大丈夫なんだろうか」などと悩んでしまって。皆さんは「子育てと仕事」に関して悩んでいたこと、ガラパゴスだからこそ解決できたと感じるエピソードって何かありますか?

籠谷:悩んだことは沢山あるんですけど...。妊娠が発覚した頃は、以前の職場で派遣で働いていたのですが、つわりがひどくて仕事ができない状態になってしまって。リモートではなかったですし、残念ながら契約満了となってしまいました。契約満了後は仕事に就けないまま出産して、子が1歳になる頃まで仕事はしませんでしたね。雇用形態によってどれだけ差があるものなのかわかりませんが、いずれにしても出産を控えた人のキャリアが断絶することは大きな問題だと感じます。

前川:そうだったんですね。出産前の体調って人それぞれだし、日によって差もあるから、フルリモートであれば少し横になって休んだり、調子が戻ってきたら再開したりができるから有難いですよね。あとガラパゴスであれば、先ほども話に上がりましたが、雇用形態の変更といったこともできるので、フルタイム勤務が難しそうであれば時短勤務に変更することで、キャリアを断絶せずに働くことができると思いますね。

白川:保育園が急遽休園になると、自宅で子どもを見る必要があるじゃないですか。以前の職場では記者をしていたので、取材が入っていた場合には代わりに取材先に行ける人を探すなど、朝からあたふたしていました。ガラパゴスはフルリモート勤務なので、そういった対応をしなくても自宅で子どもを見ながら働けるので助かっています。「誰かに迷惑をかけているかもしれない」「申し訳ない」と思うことが、やはり精神衛生上良くないですよね。

須田:私は、通勤時間がなくなったことでとにかく時間に余裕ができましたね。3時間は浮きました。さらに良いのは、出掛けるための支度も必要ない(笑)。それから急いで帰る必要がない点も大きいです。子どもが学童に行っていた時は、時々お迎え時間を過ぎてしまってご迷惑をおかけしていたんです。電車が少し遅れただけで間に合わないようなタイムスケジュールだったので、いつも走って向かっていました。今は、朝早めに仕事を始めればその分早く退勤することもできるので、夕飯の準備もすごく楽になりました。通勤があった時はうっかり残業すると20時くらいになっていて、一人で留守番させるのが心苦しかったですね。「おかえり」と言える環境になったことは前向きな変化ですね。

▲ 左:白川さん親子。休日は北海道ならでは自然の中でリフレッシュ。   
右:籠谷さん親子。地域の例大祭に初めて参戦した時のお写真とのこと!


今後のキャリアをどう考えている?ガラパゴスで働き続ける理由


前川:皆さん、今後のキャリアについてはどのように考えていますか?

籠谷:元々広告LPの制作ディレクターとして入社したのですが、会社からは幅広い対応ができる多能工的な人材になることを求められているように感じています。3月にチームを異動したので、しっかり勉強しながら役割を遂行したいです。住宅ローンもあるので(笑)、いずれはキャリアアップを目指したいと思っています。制作ディレクター以外の業務も挑戦してみたいですね。例えば広報とか...。

前川:おぉ、嬉しい。いつでもお待ちしていますよ(笑)

籠谷:最近のガラパゴスはコーポレート周りがとても充実していますし、未経験ではありますがいつかは挑戦してみたいですね。専門性を磨くのも大切なことですが、いつかは別の領域にローテーションする機会があったら嬉しいなとは思います。

白川:今ユニットリーダーを任せてもらっていますが、社歴が浅くても、小さい子どもがいても、本人の実力や希望に応じてリーダーを任せてもらえる環境にまずは感謝しています。直近で取り組みたいことは、サービス・チーム共に発展途上の部分が多くあるので、ユニットとしての品質向上ですね。子育ての部分では「小1の壁(※)」が到来することに漠然と強く不安を感じていましたが、フルリモート勤務が可能だったり、周囲に子育てをしているメンバーが多くいたりする今の環境であれば乗り越えていけそうな気がしています。近い将来に対するイメージが持てると安心感がありますね。

※子どもが小学校に入学した後は保育園時代よりも子どもを預けられる時間が短くなるため、親の働き方など育児環境を変える必要性があること。

須田:私は、今の仕事やポジションは自分に合っているように感じているのですが、極端な話、業務内容にこだわりはないんです。「この会社だから働いている」という感覚なんですよね。シンプルに言うとガラパゴスが好きなんだと思います。一緒に働くのが心地良いメンバーがいて、フルリモートもできて、コアタイムも非常に短い。とても働きやすい環境だと思います。ガラパゴスは誰でも、誰に対しても比較的自由に意見を言える環境だと思います。また、その意見に妥当性があれば立場に関係なく受け入れてもらえる。

前川:うんうん、そういう雰囲気はありますよね。

須田:会社が大きくなっても、そのあたりのスタンスは変わりがないですね。コミュニケーションが非常にフラットであることは大きな魅力ですね。

前川:なるほど。良い部分は守っていきながら、より働きやすい組織になるために常に進化している。そんなガラパゴスで働くワーママとして、酸いも甘いも、色々なお話が聞けて楽しかったです。仕事と子育てに関して何かあったら相談できる、経験豊富な皆さんがいることも心強いですね!本日はありがとうございました!

▲白川さんからのガラパゴス愛のこもったメッセージ!


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(文責:武石綾子、達橋亜希)

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