リトミックnote

リトミック講師です。

リトミックnote

リトミック講師です。

最近の記事

リズムと音楽と教育

“もう一つ重要なのは、身体造形が、音楽、リズムとともに真の祝祭を作り上げながら、身振り、ステップ、ポーズの展開と組み合わせで、人々に美に対する意欲と美への本能的欲求を表に表す機会を与える、ということである。”  今週1年生の女の子が、旋律の動きを身体の動きで描いてみたレッスンをした。「先生は、後ろでどう見えるのかビデオで撮って」そして、終わった後、息を切らしてこう言う。「今度の発表会では、これをやりたい!」第三者の目を意識すること、そして、今度はこうしたい、という意欲が湧い

    • 色に時間がない

      音楽には時間がある。流れていく。戻らない。繰り返しができない。でも「色に時間はない」と。 “〈現在-非現在〉の対立の中では時間が積み重なることはなく、過去や未来とは切り離された世界で「いま」が消し去られ、そして再び現れます。”「レッジョ・エミリアの幼児教育実践記録子どもたちの100の言葉」より  時間は、東海道新幹線ではなく、大阪環状線のような。 三の一部分だけを引用します。“そこには常に言葉と色から免れ、芸術家は「非人間的」と感じる領域が存在します。子どもはこれをまだ

      • ひたすらメモをここに。

        レッジョ・エミリアの幼児教育実践記録「子どもたちの100の言葉」を、たった数ページ読んだだけで震える。その先、また数メージを読んだらこの言葉。  “レッジョ・エミリアの幼児教育を世界一と絶賛される水準まで高めたのが、ローリス・マラグッツィである。マラグッツィは、ピアジェが所長を務めるスイスのルソー研究所で発達因理学を学んだ経験を持ち、レッジョ・エミリア市の教育主事として幼児教育の改革を推進した教育思想家である。”  この「ルソー研究所」という言葉。どこかで。見つけました。

        • 子どもの「なぜ?」2

          子どもの質問の答え方として、まず子どもの質問とは、を考えてみます。 “子どもは満二歳過ぎ頃から、いろいろの質問を始めるが、極く初めの質問は簡単なもので「何か」というような問い方をする” これは、なに?あれは、なに?人差し指で、見るものすべて質問をするかわいい仕草です。 “子どもは「それは何というものか」という答えを得れば満足する。例えば、金魚は何かと聞かれたら「それは魚です」と答えれば満足する。” こぶたぬきつねこ、という歌があります。こぶた、と声をかけ「こぶた」と返

        リズムと音楽と教育

          子どもの「なぜ?」

           約三歳以後に、子どもは自分にたいしても周囲にたいしても際限のない質問の雨を降らせるようになるが、そのなかでもっとも顕著なのは「なぜ?」という質問である。そこで、これらの質問をどのように公式化しうるかを研究してみることが可能である。なぜなら、ある問題提起のしかたはすでに、どんな種類の応答ないし解決得たがっているかを示すものだからである。いっぽう、他の子どもたちにたいして、試問の主語として同じ質問ないし類似の質問をもういちど用いるためにもちょうどよい。第一に、一般的に確認されな

          子どもの「なぜ?」

          空間の認識、自分の身体の認識

          昨日、リトミック春季特別研修に参加しました。ぞうさんのおともだち、という、フレーズを感じて空間の認識を把握するというねらいのリトミック。内容はこちらの本を。http://www.amazon.co.jp/%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A0%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%991~5%E6%AD%B3%E3%81%AE

          空間の認識、自分の身体の認識

          子どもが内側から良くなるとき

           「乱暴で粗暴な子らが突然遠い世界からもどって来たかのように変わることがあります。その変化はただ無秩序から作業への外的な移り行きだけではなく、もっとずっと深く及ぶ変化があってそれは心の安定と満足とになってあらわれるものです。すると脱線はひとりでに消え、自然な変化が遂げられます。」  「幼児の秘密」マリア・モンテッソーリ著 リトミック4歳児「ぬいさしとせんのれんしゅう」の作品より。 子どもが変わります。お母さまの子どもへの姿勢も変わります。 “困った状態の子どもが良い状

          子どもが内側から良くなるとき

          社会性の教育

           社会性の教育においては、罪と罰、鼓舞競争、叱責などは避けられねばならない。モンテッソーリは言う。「今日の教育は、禁止で満ちている。子どもたちはすべて過ちを犯しており、彼らを可能なかぎり立ち直らせることがわれわれの任務であるという考えが一般化している。」一方、子どもたちは、その考えがいかに無謀で誤りに満ちているかを、その身体によって反証している。そして、モンテッソーリは、子どもに対する大人の無知を繰り返し指摘する。「もっとも大きな危険が、われわれの無知の中に存在する。われわれ

          社会性の教育

          再生

          罪のないゲーム3

          罪のないゲーム3

          再生

          退屈な状況を楽しいものに変える方法

          18世紀の哲学者でもあった数学者ライプニッツの子孫で、ドイツの著名な実験物理学者であるハインツ・マイエル・ライプニッツは、退屈な状況を統制し、適度に楽しいものに変える興味ある方法を例示している。マイエル-ライプニッツ教授は学者に共通した職業上の悩みをもっている。永延と続く、大体が退屈な会議で椅子に座っていなければならないことである。この苦役を一時的に軽減するため、彼はつまらない講演中でも完全に退屈することがないほどに、彼にとっては十分挑戦的な、しかし自動化された動作なので、何

          退屈な状況を楽しいものに変える方法

          モンテッソーリ教育「のり貼り」

           3歳児のリトミック研究センターの教具の中に、「のり貼り」があります。リトミックらしいのは、丸ふたつは何になるかしら?と創造力を養うことも加えられています。  昨日レッスンが終わってから、小さな声で「あのね、ないしょなんだけど」と4歳児クラスの男の子。そっと去年のノートを広げて見せてくれました。     アンパンマンを乗せてあげたそうです。牛の「目」が好きです。      これは、丸ふたつが、雪だるまになったそう。 昨日の夜中に目が覚めて、モンテッソーリ教育「のり貼り

          モンテッソーリ教育「のり貼り」

          「自律」とは ピアジェ

          子供は如何にして自律に達するのであろうか。私ともは、彼が真実性は同情と相互的尊敬との関係に必要なものであるということを発見する時に、その出現を見るのである。相互性は、この点において自律の決定的因子であるように思われる。なぜならば道徳的自律は必意があらゆる「外的抑圧とは無関係な理想」を必要であると考える時にあらわれて来るからである。ところで他人との関係をはなれて、道徳的必要はあり得ない。そのものとしての個人は、自律ではなく他律だけしか知らない。反対に、一方的尊敬がある他人との関

          「自律」とは ピアジェ

          リアリゼーション

          「リアリゼーション」という言葉は、はじめて知ったわ。普段は何を使っているのかしら。音楽をそのまま楽譜通りに身体で表現する、ということかしら。  「私のピアノによる即興演奏の動きでついてきてください。その際に、高音部を片方の手で、低音部をもう片方の手で表現してください。そして、今、3人組のグループを作り、ソプラノ、アルト、ベースのリアリゼーションを誰がするのか決めてください。」  この本(リトミック事典)によると、ダルクローズのリアリゼーションは、「身体によりリアリゼーショ

          リアリゼーション

          再生

          Dialog in the Dark

          Dialog in the Dark

          再生

          知覚訓練

          先日グランフロントで開催されていた暗闇体験に参加しました。ダイアログ・イン・ザ・ダークhttp://www.dialoginthedark.com/free/?no=1054 その時の感想は、言葉にすることが出来ないので、皆様もぜひ体験してみてください。 リトミック事典。引用します。 “リトミックでは,目を閉じて行う課題,あるいは音楽なしで,全身の覚醒,によって自ら生ずる静かな状態での課題,がたくさんあるのである。” “聞くことを学ぶとは,何か聞くべきものに対して敏感

          noteにノートを作りました

          twitterでは短い。ブログでは気が重い。そんなノートにしたいと思います。それでは! https://soundcloud.com/user445043311/xra0meuhskjr

          noteにノートを作りました