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萩原治子の「この旅でいきいき」

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アメリカでキャリア・ウーマンを20年。退職後、食文化を中心に著作生活に入り、現在は世界を飛び廻る旅行家として活動中。 歴史、文化、芸術、料理に至るまで、旺盛な知的好奇心で世界を見… もっと読む
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記事一覧

萩原治子の「この旅でいきいき」(だった)

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シリーズ Vol. 13 エジプトの旅(下編)2018年11月その3 オペラ「アイーダ」鑑賞とスエズ運河見学

前回までの記事
vol.12エジプトの旅 2018年11月(下編)その2
vol.11エジプトの旅 2018年11月(下編)その1
vol.10エジプトの旅 2018年11月 (上編) 
vol.9 モロッコ旅行初めてのアフリカ国 2018年9月
vol.8 パリと南仏の旅 2015

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萩原治子の「この旅でいきいき」(だった)

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シリーズVol.12 エジプトの旅 (下編) 2018年11月
その2 旧約聖書、新約聖書との関係&コロナウイルス禍の中で 考える

vol.11エジプトの旅 2018年11月(下編)その1
vol.10エジプトの旅 2018年11月 (上編) 
vol.9 モロッコ旅行初めてのアフリカ国 2018年9月
vol.8 パリと南仏の旅 2015年5月
Vol.7 オーストラリアとニュ

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萩原治子の「この旅でいきいき」(だった)

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シリーズVol.11 エジプトの旅 (下編)
その1:エジプト博物館

2020年4月1日

私が住んでいるニューヨークは今、新型コロナウイルス感染のエピセンターです。3月2日に公開した「エジプトの旅(上編)」で、私は3週間後くらいに下編を、公開する予定と書きました。日本はその頃すでに、ダイアモンド・プリンセス・クルーズ船などで、感染拡大の可能性があり、大混乱のようでしたが、私にとっては全く

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萩原治子の「この旅でいきいき」シリーズVol.10

萩原治子の「この旅でいきいき」シリーズVol.10

エジプトの旅 (上編) 2018年11月ファラオたちの遺物, ナイル河クルーズ & ピラミッド ー 圧巻!

私はそれまでに世界40カ国くらいを旅していた。他にどこに行きたい?エジプトは?と何回も聞かれていたが、私は有史にしか興味ないと答えていた。つまり考古学の範囲に入る時代にはあまり興味がなかった。エジプトの古代史には象形文字というのがあり、ナポレオン遠征中に見つかったロゼッタ・ストーンによって

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萩原治子の「この旅でいきいき」シリーズVol.9

萩原治子の「この旅でいきいき」シリーズVol.9

モロッコ旅行 初めてのアフリカ国 2018年9月
サハラ砂漠でラクダに乗ってみよう!

それまで私はまだアフリカ大陸に行ったことがなかった。スミソニアンからのツアー・カタログをパラパラ見ていて、砂丘をいくラクダの列の写真に引き込まれ、今回の12泊のモロッコ旅行を決めた。砂丘はあのサハラ砂漠なのだ!

スミソニアンのツアーに参加するのは3回目。オーストラリア/ニュージーランドの旅でも書いたが、ローカ

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萩原治子の「この旅でいきいき」Vol.8

萩原治子の「この旅でいきいき」Vol.8

パリと南仏の旅 2015年5月好きなアーティストたちに近づく

2019年11月
この夏頃から数ヶ月、休館していたニューヨークのMOMA(近代美術館)が、この10月にリニューアル・オープンになった。$450ミリオンをかけて、増設、改装、配置の大編成が行われたのだ。
再オープンした新しいMOMAはどんなものか、ニューヨーク・タイムズには、それに関する記事がいくつも載った。展示面積は30%増、今まであ

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萩原治子の「この旅でいきいき」 Vol.7

萩原治子の「この旅でいきいき」 Vol.7

オーストラリアとニュージーランドの旅 2017年10月
その2:ニュージーランド観光と、「ジョセフ・バンクスの植物図鑑」との運命的出会い

ニュージーランド国のオーストラリアとは違う歴史
スミソニアン・ツアーのローカル・ガイドのチャズはニュージーランド人。彼は強調する。オーストラリアとニュージーランドは全く違うと。まずこの二つの国の間にはタスマニア海という深い海が横たわり、ヨーロッパ人が来る前に原

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萩原治子の「この旅でいきいき」 Vol.6

萩原治子の「この旅でいきいき」 Vol.6

オーストラリアとニュージーランドの旅 2017年10月
私はこの旅で何を習ったか? A lot!
その1:オーストラリア観光と2冊の本で知ったこの国の歴史

スミソニアン・ジャーニーのツアーで観光旅行
オーストラリアとニュージーランドは日本とほぼ同じ経度にあるので、日本人に好まれている旅先であることに気づいて、是非行っておかないと思って、この旅行を決行する。Smithsonian Journey

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萩原治子の「この旅でいきいき」Vol.5

萩原治子の「この旅でいきいき」Vol.5

「アイスランドの魅力 ベスト5」 2017年夏

アイスランドについての予備知識:面積は北海道+四国くらいだそう。北極圏の少し南、ヨーロッパの北西に位置して、グリーンランド(デンマーク属の自治国)の方が近い。人口は34万人。人種的には6、7世紀にほとんど無人の島に移住定着したバイキングと、さらってきたアイリッシュの子孫。北欧文化に近く、キリスト教はプロテスタントで軍隊を持たない民主国家。現在も活発

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萩原治子の「この旅でいきいき」Vol.4

萩原治子の「この旅でいきいき」Vol.4

ヴォルガ河クルーズの旅 2016年6月(下篇)
モスクワ観光、そして新幹線で再びペテルブルクへ
前回までの記事
Vol.3 ヴォルガ河をクルーズする2016年6月(中編)
Vol. 2 ヴォルガ河クルーズの旅  2016年6月(上編)
vol.1 アイルランドを往く

6月3日(金) モスクワ到着
船がモスクワ市の北西部にある川の駅の岸壁に固定されると、私たちはすぐに下船、そしてバスで中心部

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萩原治子の「この旅でいきいき」Vol.3

萩原治子の「この旅でいきいき」Vol.3

ヴォルガ河をクルーズする2016年6月(中編)
Vol. 2 ヴォルガ河クルーズの旅(上編)2019/05/09掲載

vol.1 アイルランドを往く 2019/04/01掲載

5月29日 ラドガ湖からスヴィール川へ
一晩走り続けても、まだ同じような湖畔を走っていた。19世紀に行われたこの辺り一帯の水利工事の前は、このラドガ湖はバルト海に繋がる湖だったそう。私たちはその南岸を北東方向に横切る

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萩原治子の「この旅でいきいき」Vol. 2

萩原治子の「この旅でいきいき」Vol. 2

ヴォルガ河クルーズの旅  2016年6月(上編)前回の記事 vol.1 アイルランドを往く 2019/04/01

序文 :「この旅でいきいき」の第2弾はロシア旅行を選びました。これは私にとって、大旅行でした。ロシアだけでも2週間以上というだけでなく、西欧とはちょっと違う国、文化でした。さらにあの年の11月にトランプが大統領に選出されてから、ここ3年間は「ロシア疑惑」が新聞を賑わしてきました。

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萩原治子の「この旅でいきいき」vol.1

萩原治子の「この旅でいきいき」vol.1

アイルランドを往く萩原治子の「この旅でいきいき」シリーズの第1弾、「アイルランドを往く」をお送りします。

プロフィールにもありますが、私は10年ほど前まで、アメリカでキャリア・ウーマンを20年くらいやっていました。退職後、食文化関係の本の著作、翻訳に関わりましたが、健康上の問題もあり、4年ほど前それを卒業して、旅に出ることにしました。もともと旅行好きでしたが、ほとんど、まだ観ていないことに気づい

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