ミズタマリ

【詩】ミズタマリ

ミズタマリ ハ キライ 

イジワル バカリ スル コドモ ミタイ デ 

オイテキボリ ニ サレタ コドモ ミタイ デ 

イツマデモ ナキヤマナイ コドモ ミタイ デ 

Puddle

I do not like a puddle

It seems like a child who only makes me sick

It seems like a child who was left

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Me 2 💛
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ミズタマリ 4-3

「そう、これこれ、確かあの子、このゲーム欲しがっていたわね。」

美奈子はそう言いながら、玩具店の店員にそれを指差し、 進吾が何か言う前にさっさと会計を済ませて、 品物を受け取って鞄に入れる。

「二階で服を少し見たいって言ったのに、真っ直ぐここにくるとは、 子供を甘やかせちゃ駄目だと常日頃言っているのは誰でしょうね、奥さん。」

進吾はからかうように美奈子にそう言った。

駅前の大型商店

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ミズタマリ 4-2

「それじゃあカイト、わたし達は買い物に行って来るから、 ゆっくり寝ているのよ。 何かあったら、下におばあちゃんがいるからね。」

出掛けに母がそう心配そうに言って、父と一緒に車で出かけた。

カイトは布団の中で返事をして軽くうなずいたが、 母の顔をまともに見ることは出来なかった。
何故なら、生まれて初めて仮病を使って、母に心配をかけたからだ。

今は、昨日の午後父の生家に来てから一晩経った

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ミズタマリ 4-1

「おい、ついたぞ。」

車の鍵を抜きながら、父の進吾は、そう後ろに声をかけた。
うとうととしていたカイトは、その声に驚いて、ハッと座りなおす。

「あら、寝ていたの、何も上にかけないで寒くなかった?」

助手席から降りようとしていた母の美奈子がカイトを心配してそう言う。

「あ、うん。大丈夫。上着、結構分厚いの着てきたから、」

カイトはそう答えながら、 そっと、自分の横に置いてある大

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あなたのお時間を割いてくれて、ありがとう。
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ミズタマリ 3-7

「そんな馬鹿な事は考えられない。カイト、おまえ香ちゃんが居なくなった事で、相当混乱しているんだ。
もし、香ちゃんが『ミズタマリ』に行ったとしても、 あそこは自分で望まないと行くことは出来ないはずだ。
望んで行った者の痕跡は、向こうに行った途端、その時の杯の水と一緒に消えると聞いた。
わたし達、小林の家の男達の記憶を除いて、全て消えるんだ。
だが、おまえの話では、杯に水が入っていて、しかも皆

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ミズタマリ 3-6

「ふう…」

疲れきった顔で、カイトの父進吾がネクタイを緩める。

歩き疲れた足を投げ出すようにドサリと座ったソファーから見える時計は、 もう、日付が変わったのを教えている。

「せめて、靴は革靴じゃないのを履いていけばよかった。」

その覇気の無い声の様子から、 捜索が良い結果ではなかったことを感じとった妻は、 そう呟く彼の言葉にただうなずいて、湯気の立つ珈琲を差し出す。

いつもミル

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気持ちをわけてもらえて、ハッピーが増えました!
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ミズタマリ3-5

「いったい、何があったんだ? 自分の家に帰るのに、何度も警察官に呼び止められたぞ?」

カイトの父、小林進吾は帰るなり、 コートも脱がずに、居間に座る妻に聞いた。

「それが、あなた、あの、一寸、」

妻の美奈子はソファーの上で頭を抱える息子のカイトを気にして、カウンターで仕切られたような台所に夫を押していく。

「何、それは? それは本当なのか?」

妻から耳打ちされて、進吾の顔色が変

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ミズタマリ 3-4

「母さん、紙袋ってある?」

クリスマスを二日後に控えた夜の八時半頃、 カイトは家に帰るなり、台所にいる母に聞いた。

「紙袋? どのくらいの大きさのが欲しいの?」

母は、カイトも父も遅くなると言われていたので、 ゆっくりとはじめた夕食の用意の手を休めずに聞く。

「ええと、まあ、これくらいかな。」

カイトは両手で大きさを示す。

「うーんそのくらいのなら、 居間の大きな引き出しの中

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ぼくがあなたの代わりに「たすけて」と叫びます

「死にたい」と相談を受けた大学生と
関わり続けてはや4か月。

電話で話をしている最中
僕が外から車の中に物を搬入していると
ネズミが出現。

「やべ!!!」とか
「うわ、これ車の中でネズミ
出てきたらどうしよう」とか
騒いでいたら、彼女の口から

「そんなわからない先のこと考えて
不安になったって仕方ないじゃん(笑)」

と。

「お前がそれを言うか!!!(笑)」
と2人して笑いました。

未来

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すきです
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ミズタマリ 3-3

「どうしたの? カイト。」

ぼんやりと空を眺めて歩いていたカイトに、香が声をかける。

「ううん、何でもないよ、この頃寒くなったなあって思って。」

カイトは首を寒そうに振りながら微笑んで、返事をした。

アキラが消えてから、 文字通りこの世界から消えてから、約100日が過ぎていた。
カイトは最初に感じた後ろめたさも少しずつ薄れて、 徐々に普通の生活に戻っている。

…いや、それは、普

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