企業の社会的責任

松下幸之助と『経営の技法』#180

8/13 資金をつくる理由

~限りない生成発展に貢献していくために、企業は利益を得て、資金をつくる必要がある。~

 企業がこの人間の共同生活の限りない生成発展に貢献していくためには、企業自体が絶えず生成発展していかなくてはならない。つまり、常に新たな研究開発なり、設備投資というものをして、増大していく人々の求めに応じられる体制にしていかなくてはならないわけである。
 ところが、そうした開発なり

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松下幸之助と『経営の技法』#173

8/6 使命の達成

~我々は世間から仕事を預かっている。その仕事の使命をなおざりにしてはならない。~

 部下を他の人に変えてでも使命の達成をはからなければならないというのが、部長の責任というものでしょう。そのためにはどうするかといえば、やはり社長なり会社の首脳者に、その実情を訴えなければなりません。「あの部下は他の部署に行けば、さらに適職を得て十二分にその実力を発揮できるようになるかもしれませ

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松下幸之助と『経営の技法』#170

8/3 製品をつくるのは人

~製品をつくる前に、まず人をつくる。人を求め、人を育ててこそ、事業の発展がある。~

 どんなに完備した組織をつくり、新しい手法をどうしてみても、それを生かす人を得なければ、成果もあがらず、したがって企業の使命も果たしていくことができない。企業が社会に貢献しつつ、自らも流々と発展していけるかどうかは、一にかかって人にあるともいえる。だから、事業経営においては、まず何よ

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#ESG投資 がアクティブファンドでは当たり前になるべきだ ― 『社会を変える投資 ESG入門』を読んで

先日参加した、#コムジェスト・アセットマネジメント さんのイベント。一緒にご参加されていたShimoyamaさんが推薦されていた一冊です。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07J1GJDFD/

読んでみました。

目次です。

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第1章 ESGで何が変わるのか
(1)企業の活動と存在意義─存在意義がわかって変わる企業の活動
(2)今なぜ持続的成長か

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松下幸之助と『経営の技法』#164

7/28 悩みを認める

~1つくらい悩みがあったほうがいい。そのおかげで、注意深さが生まれる。~

 私は、悩みが1つくらいあってもいいではないかと思っている。むしろ悩みが1つあるということは、人間にとって大事なことではないかと考えている。これは、別に無理にそう考えているのではない。無理にそう考えても、自分が苦しむだけである。私は本当にそう考えている。
 なぜかというと、常に何か気にかかる1つの

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松下幸之助と『経営の技法』#148

7/12 チームワーク

~個々の力を養成すると同時に、個々の力を調和させる必要がある。~

 会社というものは、個々の社員の実力が高まることが肝要です。皆さんが個々に成長していけば、皆さんの会社の実力が高まることになります。しかし、個々の実力が高まったからその会社はうまくいくかというと、必ずしもそうではありません。個々バラバラではうまくいかないのです。それをうまくまとめていく力がその会社になけれ

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松下幸之助と『経営の技法』#140

7/4 正しい意志決定

~速やかに正しい意志決定を行う。それは場あたり的なものではいけない。~

 意志決定はできるだけ速やかに行うことが大事だが、ただ早く決めればいいというものではない。その決定が正しいものでなくてはならない。即断して、誤った意志決定をしてしまったのでは何にもならない。
 それでは、どうしたら正しい意志決定ができるのか。これは実際は非常に難しい問題だと思う。神様でもない限り、常

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松下幸之助と『経営の技法』#135

6/29 勝ち方

~勝負では、勝ち方、負け方が問題となる。いかに正しい方法で成果を上げるか。~

 いかに強い力士でも、その勝ち方が正々堂々としていなかったら、ファンは失望するし、人気も去る。つまり、勝負であるからには勝たなければならないが、どんな汚いやり方でも勝ちさえすればいいんだということでは、本当の勝負とはいえないし、立派な力士ともいえない。勝負というものには、勝ち負けのほかに、勝ち方、負

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松下幸之助と『経営の技法』#134

6/28 経営者は経世家たれ

~先見性をもち、社員に希望と理想を訴え、実現していくことが、経営者には求められる。~

 未来学者といわれる経世家とは立場が違います。未来学者は過去なり現在なりを分析して、それによって将来はこうなるだろうという予測をします。しかし経世家というものは、人間の幸福のために将来はこういう世の中をつくろうということを考えます。そこに経世家の未来学と学者の未来学の違いがありま

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松下幸之助と『経営の技法』#126

6/20 金は潤滑油

~金は潤滑油であり、人間生活の向上という仕事の目的を実現するための道具である。~

 ただ食うだけでなくて、生活の一切が今日より明日はなおよくなる、そのために働かねばならないものだと思う。人間にはそういう一つの大きな役割がある。お互いに、物を製造する人も、それらを助成するのに関連した仕事をする人も、みんなそういうことを目的にしている。精神的にも物質的にも、今日よりも明日はよ

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