実家の片づけ

「シェアハウスノススメ」始まりは突然に(1)(現在全文無料公開中)

母がガンで死んでから3年半たっても、家の片づけは終わらなかった。

母の遺言により、家と土地は私のものになった。父は三十年ほど前に他界している。また、私以外の兄弟はそれぞれがそれぞれの家庭を持っている。家と土地、そして家の中に残されたさまざまなもの(それはほとんどが捨てなければならない雑多な夾雑物なのだが)を受け継いだ私は家を片付けなければならなかった。

家族で住んでいた家なのでそれなりの大きさ

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実家の片づけ

昨年末、母がこの世を去った。母が一人暮らしをしていた実家には、たくさんのものが残されている。

自分たちで片付けるのはむり。費用はかかるけど、業者さんにお願いしよう。姉と私はそう思った。しかし、心優しい妹は、自分で片付けたいという。妹が中心になって、私たち姉妹は少しずつ片付けを進めている。

先日、久しぶりに片付けに行こうかなと思ったその晩、私は父の夢を見た。窓の向こうには、透き通るような青い海。

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午後6時半の割引シール

実家の近所のスーパーにて。
生鮮食料品売り場のレジ後ろのカウンターで、夕方に見ず知らずの中年男性に話しかけられた。
気さくで感じの良い、仕事帰りのビジネスマンやった。

「ひとり暮らしでっか?」 そのおっちゃんは綺麗なナニワ口調で私に言った。

私 「はあ? あっ はい・・・ いいえ・・ あの・・・」

そのおっちゃんは今年初めから単身赴任中で、家は奈良。聞きもしないのに自己紹介してくれた。

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マザー・テレサ

母が他界した後、長年ひとり暮らしをしてきた父。
先月、介護サービス付き高齢者住宅に入居した。

今回の一時帰国の”やることリスト”の最重要項目は 「ザ・ 実家の片づけ」である。
1週間後にオットが日本に到着する。それまでに何とかだいたいのメドをつけたかった。

まず不用品と有用品の選別に数日かかった。
不用品回収業者の3社から見積もりを取り、同時に地域の可燃物と不燃物回収日には自力で
ゴミ出して・

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