麻耶雄嵩

麻耶雄嵩の『螢』、作中時間の一週間くらいずっと雨が降り続けてて、まあ真夏に雪降らしちゃう人だし、これくらいはね……と思ってたけど、今年の天気、本気で螢レベルの降雨じゃないか。
次に起きるのは降雪か、はたまた鴉の大群の襲撃か……!

麻耶雄嵩『蛍』小説愛好家が絶対に騙される一冊

前回は小説初心者向けの小説を紹介しました。

今回は一転して、小説玄人に読んでほしい小説を紹介します。

麻耶雄嵩『螢』です。

まずはあらすじについて。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。ここは十年前、作曲家の加賀螢司が演奏家六人を殺した場所だ。そして半年前、一人の女子メンバーが未逮捕の殺人鬼ジョージに惨殺されている。そんな中での

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【小説】逆噴射の荒野に挑む私を打ちのめした恐るべき五人のマリアッチ

10月後半は逆噴射小説大賞にに注力していたため、ノーマルな記事を全然書けなかった私でございます。パルプ小説冒頭400字という厳しいメキシコの荒野は、油断をすればすぐに行き先を見失い、他の参加者の銃弾に脳天を撃ち抜かれる危険な土地。安寧と灯を求めた私は、馴染みの店舗こと我が家の本棚にいるマリアッチたちの立ち振る舞いから生き残る術を見出そうとしたのですが……五分後、そこには全身を蜂の巣にされ転がる死体

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【インタヴュー】華文ミステリに花開く〈新本格〉の遺伝子 ――『元年春之祭』著者、陸秋槎氏大いに語る

(書影は『元年春之祭』ポケミス版にリンクしています)

 この秋、ポケミス65周年記念作品として、いま勢いを強める華文ミステリの新たなる傑作『元年春之祭(がんねんはるのまつり)』が翻訳刊行された。日本の新本格に影響を受け、その他海外の様々なミステリを吸収して、漢文学の素地から独自の本格ミステリに昇華した、著者の陸秋槎氏が、その思いを語る。(編集部)

インタヴュアー・文/杉江松恋(書評家・ライター

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なぜ探偵にあんなひどい仕打ちをするのか判明!?生放送特番に、麻耶雄嵩先生登場!

「冴沢鐘己のわくわくミステリーワールド」生放送特番ゲストに、「貴族探偵」麻耶雄嵩先生がお越しくださいました!
 
 アンチミステリーの旗手ということで、きっと相当ヒネくれた人だろうと予想してたのですが、なんのなんの、しっかり王道のミステリマニア!むしろ無邪気!
 
 話をお伺いすると普通にとっても名探偵を愛してらっしゃるのに、ご自身の作品ではなぜあんなに探偵にひどい仕打ちをするのでしょうか。それも

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