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主に商業施設の企画、デザイン、コンサルタントを行っています。国内、海外含め、大型商業施…

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主に商業施設の企画、デザイン、コンサルタントを行っています。国内、海外含め、大型商業施設からショールームまで、多数のプロジェクトに関わってきました。又少しだけですが、アメリカ株投資を行っています。 Noteでは、商業施設のこと、株のことを中心に書いていこうと思っています。

マガジン

  • 海外の商業施設

    海外の新しい店、面白い店などのnoteを集めています。よろしければご覧ください

  • 地域創生の今

    国内外の地域創生、再開発の事例記事を集めています。 民間の小さなプロジェクトから行政がかかわっているプロジェクトまで、様々な事例があります。

最近の記事

ペットと一緒に楽しむ施設

こんにちは、コーイチです。 今回は、近年増えてきたペットと一緒に楽しめるプライベート・グランピング施設をいくつか見ていき、このようなペット同伴施設は今後も増加していくのか考えたいと思います。 1.南軽井沢RITA’S RANCH    (出典:下仁田町商工会 事業所紹介 youtubeより)  ドッグスクール&リゾート「RITA’S RANCH(リタズランチ)」は、南軽井沢の別荘地「和美リゾート」の 湖畔に2018年11月にオープンしました。  4000㎡の広々とした敷地

    • 都市型文化集積場

      こんにちは、コーイチです。  今回は、近年リノベーションスポットや話題のレストランが増加している江寧路に2023年1月に新たにオープンした、ハイエンドリテール、クオリティライフスタイル、トレンディ、50以上のハイブランドショップなどを融合した、ショッピングモール「MOHO」を見ていき、日本でもこのような業態のモールが今後出てくるのか考えたいと思います。 1.歴史の継承と新たな創造  「MOHO」は上海市江寧路699号に位置し、江寧路文化街、陝西北路歴史文化街、昌平路創意産業

      • 変化する寺院

        こんにちは、コーイチです。  少子高齢化や人口の流動化に伴い、宗教法人をとりまく環境は大きく変化しており、従来の寺院運営が曲がり角に来ています。  今回は、そんな中大きくイメージを変えようとする寺院の様々な新しい取り組みを見ていき、今後もこのような取り組みは増えていくのか、またこのような展開が他施設でも見られるようになるのか考えたいと思います。 1.お寺ステイ(出典:お寺ステイ_OTERA STAY youtubeより  「お寺ステイ」とは、日本の歴史と文化が詰まった社寺

        • 増加するまちごとホテル(後編)

          こんにちは、コーイチです。 今回は、前回の前編のつづきで、他のまちごとホテル2例を見ていきたいと思います。 1.HOTEL 講 大津百町①商店街活性化のホテル計画 (出典:ACT BBC チャンネル youtubeより)  滋賀県大津市にある「HOTEL 講 大津百町」は、※『ステイファンディング』がコンセプトの宿で、滋賀風情を感じる昔懐かしい商店街に溶け込み、暮らすようにゆったりと寛ぐ宿泊体験ができる施設となっています。 ※「ステイファンディング」とは、滞在することで

        ペットと一緒に楽しむ施設

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        • 海外の商業施設
          45本
        • 地域創生の今
          13本

        記事

          増加するまちごとホテル(前編)

          こんにちは、コーイチです。 今回は、2015年頃から増加している分散型ホテルの中、今年1月にまちごとホテル「SEKAI HOTEL(セカイホテル)」が、3号店となる「SEKAI HOTEL Takaoka」を富山県高岡市にオープンしましたので、その施設については前編で、後編では他の街をホテルにした事例を見ていき、今後もこのような形態のホテルが増加していくのか考えていきたいと思います。  まちごとホテルは「街全体にホテル機能を分散させたホテル」のことで、「分散型ホテル」とも呼

          増加するまちごとホテル(前編)

          世界最大の球体

          こんにちは、コーイチです。  アメリカラスベガスに建設され「世界最大の球体」として注目を集める「MSG SPHERE(マディソン・スクウェア・ガーデン・スフィア)」が、今年の9月末頃に開業する予定となっています。  今回は、この「MSG SPHERE」の内容を見ていき、このような未来的で莫大なコストの建物が日本にもできるのか、考えたいと思います。 1.斬新なアリーナ(出典:ABC News youtubeより)  カジノの街から、エンターテインメントの街へと変貌を遂げ、今

          世界最大の球体

          空き家美術館の再利用

          こんにちは、コーイチです。  今回は、近年、海外建築で注目されている、歴史的な建築物を保存するだけでなく活用する「Adaptive reuse(アダプティブリユース)」という考え方を取り入れ、空き家となっていた美術館を醸造所やカフェ、フードホールへと生まれ変わらせた「MOUT Venlo(マウト ヴェンロー)」を見ていき、このような開発が日本でも活性化するのか考えていきたいと思います。 1.建造物の保存と新しい息吹(出典:Archi Studio youtubeより)  

          空き家美術館の再利用

          モバイルオーダーカフェ

          こんにちは、コーイチです。  創業からわずか6年で8000店を超え、中国において2019年まで首位だった「スターバックス」の店舗数を抜いた、今最も勢いのあるカフェチェーンである「瑞幸珈琲(Luckin Coffee)」を見ていき、このような店舗は日本でも流行りそうか考えてみたいと思います。 1.急スピードの成長(出典:Pandaily youtubeより)  「瑞幸珈琲」は、カーシェアリングサービス「CAR Inc」(神州優車)などを起業した、ジェニー・チエン氏が2017

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          変化する青果市場

           2019年に蘇州市内でオープンし、中国では大きな話題になった青果市場「双塔市集」。  この市場を皮切りに、中国全国におしゃれな青果市場(食材市場)が増加しているそうです。 (出典:Eat InChina youtubeより)  青果市場とは、庶民的な八百屋、肉屋、卵屋などが一つの建物に集まった形態の施設で、レストランなどへの卸売から一般家庭への小売まで行っている場所のこととなります。  日本でもスーパーマーケットが少なかった時代は、このような市場が一般的でした。  今回

          変化する青果市場

          風を感じる町づくり

          こんにちは、コーイチです。  今回は、島根県出雲市西海岸に「訪れたくなる町」「働きたくなる町」「暮らしたくなる町」を目指してスタートした地方創生プロジェクトの「WINDY FARM ATMOSPHERE」が今年の5月1日に開業しましたので、そちらの施設を見ていき、今後の地方創生について考えたいと思います。 1.食から始まる日本創再生(出典:GOLGON 66 youtubeより)  「八雲立つ出雲」の如く、美しく雲がわき出る姿から名付けられたといわれる島根県出雲市。  市

          風を感じる町づくり

          元発電所のショッピングモール

          こんにちは、コーイチです。  世界でも突出した歴史と伝統を有しながら、つねに華やかな文化の中心地でありつづけるイギリス。  ロンドンをはじめとする都市部では、最先端なモノを取り入れつつも、古き良き建築を巧みに維持して次世代へとつなげていく街づくりが自然に行われています。  今回は、2022年10月、ロンドンで「最も費用のかかった歴史的再開発」として開業した「Battersea Power Station(バタシー発電所)」を見ていき、日本でもこのような開発が出来ないか考えたい

          元発電所のショッピングモール

          アート+インテリジェンスモール

          こんにちは、コーイチです。 今回は、上海の新しいエリアである西岸エリアに2021年12月下旬にオープンした「AI PLAZA 西岸凰巣」を見ていき、今後の都市型商業施設はどのような業態が望まれているのか考えてみたいと思います。 1.西岸エリア(出典:Meet in Shanghai youtubeより)  「西岸エリア」とは、上海市内の真ん中を流れる「黄浦江」を南西へ下ったところで、南北約1.5kmの龍騰大道沿いのエリアのことを言います。  最寄り駅は、北側が地下鉄7、1

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          世界最大の現代的なダウンタウン

           こんにちは、コーイチです。 久しぶりの投稿となります。  2022年7月、サウジアラビア王太子のムハンマド皇太子が、海抜500mの建物が直線状に並ぶ垂直都市「THE LINE」の建造を発表しました。  こちらについては、以前紹介させていただきましたので、よろしければ下記記事をご参照ください。 その後、この発表から半年も経たず、皇太子は、超巨大立方体「Mukaab(ムカアブ)」の建造を発表しましたので、今回はその「Mukaab」を紹介したいと思います。 1.New Mu

          世界最大の現代的なダウンタウン

          複合型ライフスタイル・センター

          あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 久しぶりの投稿となります。  今回は、アメリカ、ボストンのシーポート地区にオープンした現代人のライフスタイルを反映し、建築的にも特徴的なライフスタイル・センター「The Superette(ザ・スーペレット)」を見ていき、このような本格的な商業施設の形態が日本でも今後増加していくのか考えたいと思います。 1. The Superette(出典:Dirty Water Media youtubeより) ボス

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          自然と共に生きるセカンドハウス

          こんにちは、コーイチです。  今回は、都心から約1時間半~3時間というアクセスしやすいロケーションで、オリジナルの木造建築「SANU CABIN」に月額5.5万円で滞在することができるサブスクリプションサービスを提供している、ライフスタイルブランド「SANU(サヌ)」を見ていき、このようなライフスタイルが今後も増加していくのか考えたいと思います。 1.SANUの誕生(出典:SANU youtubeより)  国連の調査によると、1950年当時、30%に過ぎなかった都市人口は

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          食品店のサードスペース

          こんにちは、コーイチです。  食品店の中には、地域の人々が集い、交流するためのスペース「サードスペース」を店内に設けるところも出てきています。  店舗内にコミュニティが集うスペース「サードスペース」は決して新しいものではありませんが、より多くの買い物客を誘致し、利益率を向上させるために、この機能を店舗に追加する傾向が増加しています。  今回は、そのような事例を見ていき、日本でもこのような業態が増えていくのか考えたいと思います。 1.コミュニティ形成のため(出典:Mashup

          食品店のサードスペース