渡辺仁史 / WATANABE, Hitoshi

東京と石垣島との2拠点居住を始めて20年になります。それぞれの土地と情報との中で人生を…

渡辺仁史 / WATANABE, Hitoshi

東京と石垣島との2拠点居住を始めて20年になります。それぞれの土地と情報との中で人生を豊かにする暮らし方「スマートライフ」を実現しようと試行錯誤しています。それぞれの場所で日常の中に見つけた「暮らし」を発信しようと思います。

マガジン

  • 風のゆんたく

    「ゆんたく」とは、琉球の方言で、おしゃべりのこと 石垣島で過ごしながら、風を感じたこと、風のことなど、気がついたことや、調べたことなどを綴っています

  • うみもりそら

    特定非営利活動法人「うみもりそら」の活動内容を紹介しています。2016年からボランティアとして準備活動をしてきましたが、2019年11月からは正式にNPOに認定されて本格的な活動を開始します。

  • 石垣島での暮らし

    石垣島で見たこと感じたことを記録したノートをまとめました

記事一覧

風のゆんたく(続の続)

これで、一通り、旧ブログに投稿していた記事の移行が終わります 風の音(2010年11月27日)今度は、風の音を集めてみよう! 「風」の音に関する日本語のオノマトペにどん…

風のことを書いた本

以前に管理していた「風のゆんたく」という私のブログからの移行記事の続きです 風のまつり(2010年12月07日)椎名誠「風のまつり」を一気に読んだ。 小説など5年に一度…

風と化石について星野道夫はこう言っています

風と化石(2010年10月12日)「風は、地球上で最も軟らかい『化石』なのだ」 星野道夫 「風こそは信じがたいほどやわらかい真の化石だ」と誰かが言ったのを覚えている。私…

「風の名前」って、いくつあると思いますか?

「風のゆんたく」と名付けた私の昔のブログが管理できなくなったので、このnoteに再録しています 風の名前(2010年10月12日)日本には、2000以上もの名前が「風」に付けら…

「風のゆんたく」というブログを移行しました

暖簾と風(2010年8月18日)暖簾て、空間の結界を示し、それぞれの空間の意味を伝える情報装置だと、常々思っていた。今日辞書(大辞林)を見たら、もっと深く多様な意味が…

風のゆんたく(おしゃべり)

はじめに「南の島で気持ちの良い風に吹かれながらおしゃべり」という副題をつけて、ワードプレスでブログを作っていたのですが、数年続いたおしゃべりも管理の大変さから放…

しわくちゃ / Tシャツをプレスって?

新車を買った時にいただいたCDを、ずっとしまっておいたのですが、どんな曲が入っているのか聴いてみようと包装を破った途端、、、、、 これって、CDではないの!! と、…

マシュマロをできるだけ高く上げる

野底小学校のマーぺ学童クラブ石垣島北部にある野底小学校は、全校生徒24人ですが、約半数が学童クラブに所属しています。その学童クラブは12月28日が2020年最後だったので…

子どもを育てる階段

0〜5歳児までを預かる長崎の「愛宕ピノキオこども園」を視察させていただきました。 2016年に完成したこの施設は、長崎市の中心から坂道を登った山手にあり、中心街を望…

葉っぱがスピーカー

植物から音が聞こえてきたら素敵だと思いませんか? そんな夢を叶えてくれるスピーカー(植物音響発生装置)があります 生花スピーカー®このスピーカーを開発したのは、A…

なぜ日本人が鶴を折るようになったのか

日本の伝統工芸の一つである「折り紙」は、今では世界中で親しまれるようになり「origami」として定着しつつありますが、その定番といえば「折り鶴」です。なぜ、折り鶴が…

木彫りの十二支

日本製の木彫りの十二支セットは持っていて、毎年、新年にその年の干支を飾るのですが、棚の中から忘れていた木彫りのおもちゃが出てきて、よく見たらこれも十二支が揃って…

日食の時に考えたこと

2020年6月の日本での部分日食の時に、「食」って、食べることだと思っていたので、天体の現象でも「食べる」っていう表現をするのかと改めて思いました。そこで、とにかく…

ディズニー映画を集中して観て気がついたこと

半世紀も前にディズニーのアニメ映画を見て以来、ずっと遠ざかっていたのですが、今年の春にdocomoの料金見直しでショップを訪ねたときに、毎月の料金が安くなったのをきっ…

ディズニーランドのお城

1983年春に、開園直後の東京ディズニーランドに入ってすぐに気づいた違和感は、ランドの中央でランドマークになっているお城が、カリフォルニアの最初のディズニーランドの…

メアリーそれともメリー

映画の中で使われる歌はよく知っているのに、映画を見たことがなかった「メリー・ポピンズ」ですが、先日、フェイスブックにディズニー映画のことを投稿した時に「本は「メ…

風のゆんたく(続の続)

これで、一通り、旧ブログに投稿していた記事の移行が終わります 風の音(2010年11月27日)今度は、風の音を集めてみよう! 「風」の音に関する日本語のオノマトペにどんなのがあるだろうか ぴゅうぴゅう そよそよ ごぉ〜〜〜 ざわわざわわ かさかさ すぅ〜 ばたんばたん がさがさ ひゅうひゅう さわさわ びゅんびゅん ごーごー まだまだあるだろうけれど、これってみんな風自身の音ではなくて,風が通り過ぎるときに他のモノに声をかけているんだろうな。 風のつく言葉(2010

風のことを書いた本

以前に管理していた「風のゆんたく」という私のブログからの移行記事の続きです 風のまつり(2010年12月07日)椎名誠「風のまつり」を一気に読んだ。 小説など5年に一度くらいしか読まないのに、なぜか「風の、、、」というだけで、アマゾンでワンクリックしてしまった。 どうせ、また「積ん読」で、そのままになるだろうと思っていたのに、何かに取り憑かれるように、2日間で読み終えた。 南の島が舞台になっていること、その情景をここ石垣島に置き換えてみると、文字で風景が記述できること

風と化石について星野道夫はこう言っています

風と化石(2010年10月12日)「風は、地球上で最も軟らかい『化石』なのだ」 星野道夫 「風こそは信じがたいほどやわらかい真の化石だ」と誰かが言ったのを覚えている。私たちをとりまく大気は、太古の昔からの、無数の生き物たちが吐く息を含んでいるからだ。 星野道夫さんの「イニュニック」の中に、 「ストーブの炎を見つめていると、木の燃焼とは不思議だなと思う。二酸化炭素と水を大気に放出し、熱とほんのわずかな灰を残しながら、長い時間を生きた木はいったいどこへ行ってしまうのだろう。~

「風の名前」って、いくつあると思いますか?

「風のゆんたく」と名付けた私の昔のブログが管理できなくなったので、このnoteに再録しています 風の名前(2010年10月12日)日本には、2000以上もの名前が「風」に付けられている。そのうちの約300が、高橋 順子 (著), 佐藤 秀明 「風の名前」小学館に記録されている。 その一部を、季節ごとに取り上げてみた。風は見えないけれど、その名前には場所や時間や風景が閉じ込められている。 春 がいふう/凱風 かふう/花風(華風) きょうふう/協風 けいふう/軽風 こくふう

「風のゆんたく」というブログを移行しました

暖簾と風(2010年8月18日)暖簾て、空間の結界を示し、それぞれの空間の意味を伝える情報装置だと、常々思っていた。今日辞書(大辞林)を見たら、もっと深く多様な意味が存在していた。 「のんれん」の転じた「のうれん」の変化した語。「のん」は「暖」の唐音。もと禅家で、寒さよけにかけた垂れ布をいった。 ということで、風の制御装置だったんだ。 風がかわった(2010年8月20日)都会に住んでいたときには、ほとんど気にかけなかったことが 島で生活していると、よく感じることがある。

風のゆんたく(おしゃべり)

はじめに「南の島で気持ちの良い風に吹かれながらおしゃべり」という副題をつけて、ワードプレスでブログを作っていたのですが、数年続いたおしゃべりも管理の大変さから放っておいたままになっていました。 そこで、このnoteに記事を少しずつ移行させて、一元的に管理しようと思い立ったわけです。これから、しばらくは「風」のテーマの投稿が続きます 風の通り道(2010年7月12日)朝7時、もう日は高く登っていて、クマゼミも賑やかに鳴いている。 この時間に、犬たちのお散歩は,汗だく。 でも

しわくちゃ / Tシャツをプレスって?

新車を買った時にいただいたCDを、ずっとしまっておいたのですが、どんな曲が入っているのか聴いてみようと包装を破った途端、、、、、 これって、CDではないの!! と、大声で叫んでしまいました。ジャケットカバーをよく見れば、もちろんそこには「T-シャツ」と書かれているわけですから、驚くことはないのですが、、、 いや、この形で「T-シャツ」だとしたら、それはそれで驚きなのです。 開封CDケースと同じサイズです いくらなんでも、この大きさにTシャツがおさまるはずはないので、

マシュマロをできるだけ高く上げる

野底小学校のマーぺ学童クラブ石垣島北部にある野底小学校は、全校生徒24人ですが、約半数が学童クラブに所属しています。その学童クラブは12月28日が2020年最後だったので、お楽しみ会となりましたが、その催しに講師として呼んでいただきました マシュマロ・チャレンジこれまで何回か担当させていただいた時には、折り紙やポップアップカードなど「平面から立体へ」をテーマにして、一人ずつが作業したのですが、今回はみんなで役割分担して作業するチーム・ビルディングを体験してもらうために、ビジ

子どもを育てる階段

0〜5歳児までを預かる長崎の「愛宕ピノキオこども園」を視察させていただきました。 2016年に完成したこの施設は、長崎市の中心から坂道を登った山手にあり、中心街を望むかなり急な斜面に立っています。この施設の一番の建築的な特徴は、斜面地の複雑な地形と勾配を積極的に生かし、大きな造成をしないで等高線に沿って最低限の擁壁を設け、それがそのまま立ち上がった計画になっているところです。 都市と連続した階段この施設の写真を雑誌で見たときの最初の疑問が、どうして子どものための空間にこれ

葉っぱがスピーカー

植物から音が聞こえてきたら素敵だと思いませんか? そんな夢を叶えてくれるスピーカー(植物音響発生装置)があります 生花スピーカー®このスピーカーを開発したのは、ANA総合研究所の客員研究員の古賀敬司さんです。植物スピーカーはアンプからの出力を直接葉っぱや花に振動として伝える装置で、音の大きさは植物の種類や形状によって様々です。これまでにいろいろな植物で試したところ、熱帯や亜熱帯で自生している「カークリコ(Curculigo angustifolia)」が最も適しているという

なぜ日本人が鶴を折るようになったのか

日本の伝統工芸の一つである「折り紙」は、今では世界中で親しまれるようになり「origami」として定着しつつありますが、その定番といえば「折り鶴」です。なぜ、折り鶴がそれほど広まった理由が知りたくて調べてみました。 鶴を食べる?「どうして」かを調べていて辿り着いた結論は、チコちゃん流に言えば「それは庶民も鶴を食べたかったから」ということでした。 酪農学園大学の久井貴世、赤坂猛らの論文によれば、古来から「鶴は齢(よわい)千年を保つ霊鳥・瑞鳥」されていて、室町時代以前は、鶴は

木彫りの十二支

日本製の木彫りの十二支セットは持っていて、毎年、新年にその年の干支を飾るのですが、棚の中から忘れていた木彫りのおもちゃが出てきて、よく見たらこれも十二支が揃っていました。 WERNER(ヴェルナー)家曲げわっぱで作られたパッケージの上に書かれているドイツ語を頼りに調べてみたら、おもちゃの発祥の地と言われるドイツ・ザイフェン村のヴェルナー家の工房で作られたものと判明しました。1957年に創設された父ヴァルター・ヴェルナーの工房は、今では息子たち3兄弟に引き継がれ、それぞれ3つ

日食の時に考えたこと

2020年6月の日本での部分日食の時に、「食」って、食べることだと思っていたので、天体の現象でも「食べる」っていう表現をするのかと改めて思いました。そこで、とにかく「食」のつく二字熟語をネットで探し始めたのですが、すでにある程度まとめられたページがありました。 「食」のつく二字熟語 「しょく」と発音するもの 食事・食欲・食料・飲食・菜食・試食・少食・草食・徒食・馬食・偏食・捕食・飽食・食膳・給食・欠食・減食・粗食・昼食・定食・夜食・和食・主食・副食・糧食・食禄・月食・浸食

ディズニー映画を集中して観て気がついたこと

半世紀も前にディズニーのアニメ映画を見て以来、ずっと遠ざかっていたのですが、今年の春にdocomoの料金見直しでショップを訪ねたときに、毎月の料金が安くなったのをきっかけに店員さんに勧められてディズニー映画見放題に加入しました。しかも一年間は料金が発生しないというではありませんか。 そこにコロナ自粛も重なって、家にいるときはディズニー映画を観ようと4月初めから今日までの約二ヶ月間に観たディズニー関係の映画がなんと128本にもなりました。毎日2本ずつ観ていたことになります。多

ディズニーランドのお城

1983年春に、開園直後の東京ディズニーランドに入ってすぐに気づいた違和感は、ランドの中央でランドマークになっているお城が、カリフォルニアの最初のディズニーランドのお城と違うことでした。 てっきりアナハイムの初期のディズニーランドのコピーだと思っていたので、当然「眠れる森の美女の城」がそびえているという先入観があったために、目の前の「シンデレラ城」を見たときには衝撃でした。 その後、東京ディズニーランドはフロリダのマジックキングダムのコピーだと分かり、納得しました。そこで

メアリーそれともメリー

映画の中で使われる歌はよく知っているのに、映画を見たことがなかった「メリー・ポピンズ」ですが、先日、フェイスブックにディズニー映画のことを投稿した時に「本は「メアリー・ポピンズ」です」とのコメントをいただき、調べてみました。 英国と米国答えは両国の発音の違いでした。 イギリス人はメアリー アメリカ人はメリー 両国人の発音の違いを聞いてみると、確かにそう聞こえます。 http://www.thefreedictionary.com/Mary ちなみに、フランス人はマリーでした