副汐健宇(フクシオケンウ)@東洋占術学び屋

東洋占術(四柱推命、周易、断易)の勉強、実占。瞑想家。『MIROR』『amory』『n…

副汐健宇(フクシオケンウ)@東洋占術学び屋

東洋占術(四柱推命、周易、断易)の勉強、実占。瞑想家。『MIROR』『amory』『natte』『当たる占い師.com』『アルカナ』でメール&電話&動画鑑定受付中。映画『散歩屋ケンちゃん』エキストラ出演。 公式HP https://mosh.jp/hookkenwoo/home

最近の記事

副汐健宇の戯曲易珍道中⑬~チェーホフ『桜の園』~

前回から大変お待たせし過ぎました。大変お待たせし過ぎてしまったかも知れません。 まさに、大きな流れに従い、あるがまま、雷が沢中に伏して時に従う、       沢雷随(たくらいずい)            ☱            ☳ の爻辞のままに、怠惰を極めていた!と突っ込まれても返す言葉はありません。私は、時の流れに従い、それなりに充実しているかも知れませんが、 周囲から私を見た図・・・・・・沢雷髄を錯卦(卦を逆にする)にしますと、          山風蠱(さ

    • 副汐健宇の戯曲易珍道中⑫寺山修司~『さらば、映画よ』~

      筆不精極まりなき、曲がりなりにも東洋占術家の、副汐 健宇です。 こちらでのnote、大分怠け倒しているにも関わらず、こちらにお越し頂き、深く感謝申し上げます。 ”戯曲易珍道中” 途切れながらも、道は続いています。何としても、続けます!! ・・・と、熱を無理くり宿らせたところで💦 今回、ご紹介する戯曲は、 寺山修司:著 『毛皮のマリー/血は立ったまま眠っている』(角川文庫) ・・・に、収録されている、 『さらば、映画よ』 です。 寺山修司の戯曲は、以前も、『地

      • 副汐健宇の戯曲易珍道中⑪~ソポクレス『アンティゴネ』〜

        2023年明けましておめでとうございます💦💦💦 大変お待たせ致しました。お待たせし過ぎてお待たせし過ぎてしまったかも知れません。私の投稿を、雨のように待ってた水天需(☵☰)の如き人なんていないか・・・ と、仄かな愚痴をこぼしつつ・・・ 昨今、近代?のテレビドラマの脚本を取り上げていたように思い、次は、クラシカルな戯曲の(周易を使った)解体を模索し、その読解が、火雷噬嗑(からいぜいごう=☲☳)の噛み砕くべき壁の如く強敵で、ウロウロしていたら、これ程までに時間がかかってしまった

        • 副汐健宇の戯曲易珍道中⑩~野沢尚『眠れる森』〜

          絶賛、停滞街道まっしぐらなこのシリーズ💦 貴重な指を運んで頂き、誠にありがとうございます! こちらは、マネタイズや集客云々を飛び越えて、100%私の身勝手なる趣味で始めております。付いて来られる方だけ付いて来て下さい(艮☶=山=上から目線💦) ・・・と、いきなりの本題に入りますが ”山水蒙”と”雷火豊”の違い、というものに、今回の戯曲の題材を選ぶに当たり、改めて想いを馳せました。        ”山水蒙”(さんすいもう)            ☶          

        副汐健宇の戯曲易珍道中⑬~チェーホフ『桜の園』~

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑨~三島由紀夫『鹿鳴館』〜

          途切れがちな私のnote、まためくって頂きまして、誠にありがとうございます! 性懲りも無く身勝手に続けている「戯曲易珍道中」。 今回、取り上げさせて頂く作品は、 満を持して、という言葉が私にとっては相応しいのですが、 没後52年経っても、相も変わらず日本を代表する文豪として君臨し続ける、 三島由紀夫 『鹿鳴館』(新潮文庫) 三島由紀夫は、華やかレトリックに満ちた小説群だけでなく、多くの名作戯曲も手掛けています。ご多分に漏れず、そこでもレトリックが弾みを持って読者に

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑨~三島由紀夫『鹿鳴館』〜

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑧〜木皿泉『Q10』〜

           いつも、こちらに指を運んで頂き、誠にありがとうございます!  この、何の役に立っているんだか分からない、否、これからは役に立たないものこそ役に立つんだ!といった、まさに土の時代から風の時代への象徴???な、当シリーズ、性懲りも無く、また身勝手に進めさせて頂く次第です。 今回、取り上げさせて頂く作品は・・・ 木皿泉 『Q10 シナリオBOOK』(双葉社) 今から12年前の、 2010年10月16日〜2010年12月11日、毎週土曜日21時に、日本テレビ系列で放映されてい

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑧〜木皿泉『Q10』〜

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑦〜イプセン『人形の家』〜

          絶賛滞り中の私のノートを開いて頂き、誠にありがとうございます! 私が身勝手に編み出しました、まさに自己満足(自負)! ”戯曲易”シリーズ、今回も身勝手に始めさせて頂きます。 読みたいのはコレジャナイ!という方は、そっとこちらを閉じて頂けたら幸甚です💦。 今回、曲がりなりにも身勝手にご紹介させて頂く戯曲は、 『人形の家』著:イプセン 訳:矢崎源九郎     (新潮文庫) 、です。 ノルウェーの代表的な劇作家、ヘンリック・イプセンによる、当時、スキャンダラスと謳われ

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑦〜イプセン『人形の家』〜

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑥〜チェーホフ『かもめ』〜

          おはようございますこんにちはこんばんは。 絶賛、滞り中の当ノートに指を運んで頂き、とても光栄に思います。 大好きな演劇にも、そして易経にも、より深く向き合う為に、無理くりに”戯曲易”シリーズを立ち上げた訳ですが、まさに、”陽爻陰位””中(ちゅう)に及ばぬ爻”・・・分不相応だったと今更、震(☳)の如く震えております💦 その一方で、ますます戯曲や易経、易占を愛する事が出来る自分にやがて出会えると云ふ仄かな楽しみも、坎(☵)の如く湧いております。 その坎が、コンコンと暖かに

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑥〜チェーホフ『かもめ』〜

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑤〜寺山修司『地球空洞説』〜

          大変大変ご無沙汰しております。副汐健宇です。 本当に遅筆な自分が恥ずかしくなります。 その中でも、こうして指を運んで頂き、誠にありがとうございます! 今回取り上げさせて頂いた戯曲の手強さにまさに、周易、ならぬ、辟易、していました。 その戯曲とは・・・ 寺山修司 『地球空洞説』    (『寺山修司幻想劇集』(平凡社ライブラリー)より) 劇作家、演出家、詩人、映画作家、競馬評論家、と様々な顔を持った寺山氏の戯曲です。 当初はこちらでは無く『毛皮のマリー』を取り上げ

          副汐健宇の戯曲易珍道中⑤〜寺山修司『地球空洞説』〜

          副汐健宇の戯曲易珍道中④〜野島伸司『ラブシャッフル』〜

          新年明けましておめでとうございます! と、時は令和四年一月十九日。今更感満載ですが、 旧暦では、令和四年二月四日午前五時五十分までは、未だ令和三年の扱いなので、正式には未だ新年は迎えておらず、半分はセーフという事で。(苦しい弁明・・・) とにもかくにも、いつもこちらに指を運んで頂き、誠にありがとうございます! 何の前触れも無く身勝手に始めてしまった、あまたある戯曲の紡ぐ場面から、またしても身勝手に、それに一番適しているであろう周易の六十四卦を当てはめて、戯曲を、周易を

          副汐健宇の戯曲易珍道中④〜野島伸司『ラブシャッフル』〜

          副汐健宇の戯曲易珍道中③〜モリエール『人間ぎらい』〜

          全然バズる気配を見せない、こちらのnoteに指を運んで頂き、深く感謝申し上げます。 いつか陽の目を見る日まで(?)・・・しつこく、この”戯曲易”シリーズはやって行きたく思います。 戯曲が好きな方に対しても、周易や易経が好きな方に対しても、しっかり恥じる事無くアプローチして行けるようなシリーズを目指して参ります。引き続き、宜しくお願い致します! 今回、身勝手に取り上げさせて頂く戯曲は・・・ 『人間ぎらい』 モリエール:著  内藤濯:訳              (新潮

          副汐健宇の戯曲易珍道中③〜モリエール『人間ぎらい』〜

          副汐健宇の戯曲易珍道中②〜テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』〜

          曲がりなりにも東洋占術家の、副汐 健宇です。 「戯曲易珍道中」と云ふ、得体の知れない身勝手なシリーズを立ち上げたばかりにも関わらず、再び間が空いてしまいました・・・。 めげずに、私のペースでやって行きます。 今回取り上げさせて頂く戯曲は、戯曲界の名作と位置付けても過言では無い・・・ テネシー・ウィリアムズ:作 『ガラスの動物園』 小田島雄志:訳(新潮文庫) です。 ”ここではない、どこかへ”を常に夢見ている母子3人の、淡い挫折が描かれています。 残酷なまでに哀

          副汐健宇の戯曲易珍道中②〜テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』〜

          副汐健宇の戯曲易珍道中①〜山田太一『日本の面影』

          おはようございますこんにちはこんばんは。 曲がりなりにも東洋占術家を名乗っている、副汐 健宇です。 唐突ですが、こちらのnoteにて、不定期連載を始めさせて頂きます。 私の偏愛する僅かな戯曲、あるいはドラマ、映画の脚本を身勝手に取り上げさせて頂き、そこから、どんな周易の六十四卦を見出せるか、という事をテーマに、これまた身勝手に、”戯曲易”という名前をつけて、検討して行くという事をやって参りたいと思います。 周易を嗜む方、学んでいらっしゃる方が良く易の先生に言われる事と

          副汐健宇の戯曲易珍道中①〜山田太一『日本の面影』

          陰陽の向かう先〜『ヘドウィグ・アンド・アングリ―インチ』のその後を周易で読み解く〜

          こちらでは大変ご無沙汰しております。 先日、某座談会を聞いていた所、「副業するのは構わないが、副業という意識で仕事をするのはお客様に失礼。”副”業では無く、複数の本業、”複”業という意識を持って欲しい」というあるお方のお言葉に、何故か肩身の狭い想いをした、”副”汐 健宇、源氏名です!!! #インスピレーションでつけた名前です💦 公式ホームページのブログでは、最近は比較的、頻繁な更新を遂げていましたが(それでも1週間に1回という体たらくではありますが💦) こちらでは、大

          陰陽の向かう先〜『ヘドウィグ・アンド・アングリ―インチ』のその後を周易で読み解く〜

          “永遠の昼寝”から〜伝説のドラマ『高校教師』(1993)のその後を周易で読み解く〜

          皆様、2021年、新年明けましておめでとうございます!!! ・・・と、今年初の更新、大幅に遅れてしまいました・・・ 私の「note」を楽しみにして下さっている方々に、深くお詫び申し上げます。 #そんな奇特な人はいない 大変ご無沙汰しておりました。 今年は、こちらでは、書いているうちに妙に高まるテンションを巧妙に抑え、もっとスマートに本題に入れるように精進して参ります! 今年(・・・)も、何卒宜しくお願い致します。 本日は、 一介の生物教師と、一人の憂いを帯びた

          “永遠の昼寝”から〜伝説のドラマ『高校教師』(1993)のその後を周易で読み解く〜

          周易で勝手に人物占をしてみた②〜『聖者の行進』の竹上三郎〜

          皆様、いつもこちらに指を運んで頂き、誠にありがとうございます! 最近、ようやくジャニーズの新進グループ、Snow Manの9人全員のメンバーの名前が言えるようになって、東京都中野区でひとり充実感に震えている、曲がりなりにも東洋占術家、副汐 健宇(フクシオ ケンウ)。源氏名です。 (ちなみに、Hey!Say!Jumpのメンバーも、ようやく全員言えるようになりました! <(`^´)>) #とりあえず、ジャニーズから一旦離れようか 今回も、かつて一世風靡してセピア色に輝いて

          周易で勝手に人物占をしてみた②〜『聖者の行進』の竹上三郎〜