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【NPO】

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⑫「団体支援」人材を育てる・育つための施策案その1〜NPO経営・NPO診断のフレームワークの学習(見立て力を高める)〜

⑫「団体支援」人材を育てる・育つための施策案その1〜NPO経営・NPO診断のフレームワークの学習(見立て力を高める)〜

こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。「NPO支援者育成試論」12本目の記事です。前回の記事では個別のNPOを支援する人のうち、特定の機能的な課題の支援を行う人材ではなく、団体全体の視点から支援を行う「団体支援」ができる人材が足りていないという問題意識に対するいくつかの仮説のうち「団体支援のやり方がわからない」というのが問題なのではないか、というところまで考えました

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【NPO書評】ボランティアという病 (宝島社新書)

【NPO書評】ボランティアという病 (宝島社新書)

NPO、復興支援関係のみなさん、こちらの本はご存じでしょうか?
熊本地震での災害救援ボランティア団体の実名を挙げての告発本です。

ボランティアという病 (宝島社新書)
2016/8/5
丸山 千夏 (著)

東日本大震災にも関わっていた団体が、熊本での地震発生直後、いち早く被災地入りし、とある自治体と連携して、災害ボランティアセンターを立ち上げて、救援活動を行ったという話しを、関係者のインタビュ

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【考察】NPO法人の活動について

【考察】NPO法人の活動について

事業委託や会費に頼ることなく、組織基盤強化が叫ばれるNPO法人。
これまで、歩んできた寄附を受けるから、クラウドファンディング、さらには休眠預金の活用など、一連の流れをみてみる。 
また【NPOのあるべき姿】や【基礎編】など、活動を振り返る。
※ 書籍の画像は、イメージです。

NPO法人の事業展開と活動環境の在り方

【要約】
外部から資金提供を受けるに当たり、運営管理体制の強化がNPOの課題と

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25/100団体のNPO向け壁打ち相談を行って見えてきたこと

25/100団体のNPO向け壁打ち相談を行って見えてきたこと

2月からこんな取り組みを始めています。

100団体を目標に、オンラインで壁打ち相談を行っているわけですが、この1カ月で25団体の方と壁打ち相談を行いました。
NPOの経営者や事務局長、現場の方から直接お話しをお伺いできるのは、とても勉強になる時間で、貴重な機会ですね。山田から情報提供するだけでなく、こちらも大事なインプットの場になっています。

さて、25団体のお話しをお聞きして、気づいたことを

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【NPO書評】記者のためのオープンデータ活用ハンドブック

【NPO書評】記者のためのオープンデータ活用ハンドブック

基本、調べることが好きです。
これだけネットにいろんな情報があると、効率的、効果的に調べ物をしたいものです。
ということで、JCNEの事務局メンバーによい書籍を紹介していただきました。

記者のためのオープンデータ活用ハンドブック
2022/12/25
熊田安伸 (著)

この本を読んで、未だ調べる方法を知らないということでした。
著者は、NHKで調査報道に取り組み、10年以上にわたって研修の講

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NPO活動に関する参考となる資料(2019年4月)

NPO活動に関する参考となる資料(2019年4月)

参考資料となるデータをアーカイブしていきます。
2019年4月分です。

平成30年度「地域運営組織の形成及び持続的な運営に関する調査研究事業報告書」
発行:総務省
発行日:2019年3月
(概要PDF)http://www.soumu.go.jp/main_content/000607338.pdf

平成30年度過疎問題懇談会 中間的整理の公表
発行:総務省
発行日:2019年4月5日
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【NPO書評】地方創生大全

【NPO書評】地方創生大全

本当にあった怖い話。
まちづくり、地域再生、地域活性化のプロで、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス 代表理事の木下斉さんの本を読むと、身震いしますね(笑)。
地域活性化の失敗事例が地域を疲弊させていく様子は怖い話です。
前回紹介したのは小説形式の本でしたが、今回は「大全」とある通り、体系的に学ぶための本です。

地方創生大全
2016/10/7
木下 斉 (著)

まちづくりや地

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solioリリースから2年経ってわかった、寄付を集める難しさと集めるための魔法の一言

solioリリースから2年経ってわかった、寄付を集める難しさと集めるための魔法の一言

ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。

今日なんですが、僕が代表を務める認定NPO法人D×Pのがファンドレイジング大賞という賞を受賞しました。

ファンドレイジング大賞とは

とのこと。寄付を集めて事業としてもしっかり活動している団体が受賞を受けるものだと思っておりますが、そこに様々なNPOさんがある中で、うちのNPOが選ばれるとは!!!!!と思いました。

プレスリリースも出てま

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「NPOはいらない」ではなく、NPOは必要です。

「NPOはいらない」ではなく、NPOは必要です。

ジャンルを選んで寄付するsolioの代表の今井です。ここ最近、SNSで「NPOはいらない」とよく見かけています。NPOの代表としても、solioで寄付を繋いできた身としても「残念。。。」と思うことが多いです。

そもそも、NPOとは何かをここでは論じませんが、自分が10年以上子どもたちの支援の現場を作ってきた経験から言うと、政府のセーフティネットが粗い、もしくは制度を用意していても広報も政府から個

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なぜ?NPO法人とSDGs

なぜ?NPO法人とSDGs

NPO法人とSDGsを考える

ピーター F.ドラッカーのことばを引用
社会問題を ※認識 することで、社会の期待に応えながら収益を出したり、※寄附(活動原資/source)を募ることが出来る。
民間企業や ※NPO法人 が社会問題に積極的に関わることが、社会と企業 ※NPO法人 の持続的な活動につながるとの理解が広まるとともに、その必要性が社会で認識されるようになってきた。※筆者 加筆

【C

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【読了】『応援消費』

【読了】『応援消費』

【岩波新書/公式サイト】

応援消費とは

[意味]
人や企業、地域を応援するために商品などを購入する活動。
[補足説明]
東日本大震災以降、被災地を応援し支援する意味で使われ始め、新型コロナウイルスの感染拡大を機に、なじみの店を応援するような場合にも広く使われるようになった。
自分が好きな対象に関する商品購入で、活躍を応援する消費です。
商品を購入する消費行動だけではなく、金銭的な支援をする行

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【読書百遍】『非営利組織の経営』

【読書百遍】『非営利組織の経営』

必要とする時に、必要な事柄のページを改めて読み直す。

【はじめに】

非営利組織とは、政府機関からなる公的セクター、民間からなる民間セクターと並ぶ第三の領域の社会的セクターとしての領域です。

P.F.ドラッカーは、社会的な存在としての人間(ヒト)は、社会自らが機能する社会を必要とする。と説いています。

そこでは、人間(ヒト)としての位置づけと役割が与えられる。
それがコミュニティであり、コミ

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義援金と支援金の違いを考える

義援金と支援金の違いを考える

義援金と支援金

寄付や募金の「中抜き」が批判の対象にされる事があります。

NPOを支援活動する意味、義援金との違い。
義援金は「被災者一人ひとりに分配されるお金」であるのに対し、
支援金(寄付や募金)は、あくまで「支援する活動に役立てられるお金」です。

お金を被災者に直接届けるのか、あるいは支援団体や支援活動などを通じて間接的に届ける(活用する)かの違いです。

【朝日新聞/GLOBE】20

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【NPO法人と一般社団法人】

【NPO法人と一般社団法人】



今年度は、少し「NPO法人」と「一般社団法人」について考えてみたいと思います。

会社法が変わり「NPO法人」と「一般社団法人」の垣根が無くなりました。

特に、“まちづくり” に関する事は、定款にこそあれ、果たして今の時代がNPO法人に求めているだろか?

じっくり考えてみようと思います。

【NPO】マガジン

2022.04.03.