見出し画像

【10分師匠】「天に神あり、地に心あり、人生誠以て貫く」〜森村武雄〜

生きていると良いことばかりではないのは誰もが分かっている世の常だと思いますが、皆さんはネガティブなことが起きたときって、どうやって持ち直していますか?

人生におけるネガティブな出来事といえば、最愛の人との別れや、お金のこと、キャリアのこと、人間関係のことなど色々あると思います。

これは同じ年に弟と一人息子を亡くした1人の男が、日本の未来の礎を作ったお話。

どうも、海先輩です。
さて、今回の師匠は森村武雄さん。

森村さんは衛生設備施工会社の技術者として仕事をしていて、技術調査研究のために戦後間も無く渡米し、国に左右されない独立・中立の立場で建築設計を行うコンサルやエンジニアの重要性と、日本の生活にあった給排水設備の必要性を痛感します。

それから研究や実務で研鑽を重ね、アメリカで学んだコンサルやエンジニアの技能を日本でも確立するために、「株式会社森村協同設計事務所」を設立しました。(その後は株式会社森村設計へ社名変更)

森村さんのおじいちゃんである森村市左衛門(もりむらいちざえもん)さんも実業家としてご活躍されたそうですが、その人生は壮絶であったそう。

市左衛門さんには15歳年下の弟・豊さんがいたのですが、非常に仕事熱心だった豊さんは体を壊してしまい、早くして亡くなってしまいます。

また市左衛門さんには一人息子の明六がいましたが、弟の豊さんと同じ年に同じく亡くなってしまうんです。

市左衛門さんは当時のことを思い出して、「たいていのことには屈しない自分も、一時はほとんど呆然として左右の手を失ったような気がした」と語っています。

まあそりゃそうだと思います。こんなに悲しいことが同時に起きてしまうなんて、想像しただけでもショックですよね。

しかし市左衛門さんは、こんな言葉も残しています。

「いつまでも悲しんでいても結局無益なことである。これを機として精神を奮い起こし、ますます体を強壮にし、両人の精神を受け継いでお大いに奮闘しなければならぬ」

藤尾秀昭「1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書」, 致知出版社, 2022年3月

最愛の家族との別れを原動力に、ここから奮闘しないとだめだというこの気概ですよ。どうしようもない気持ちだからこそ、揺るがない気持ちとしてものすごいパワーになったのかもしれません。

市左衛門さんは2人のお葬式で頂いたお香典とその他重役達からの出資を元手に、森村豊明会(豊さんの「豊」と明六さんの「明」)という財団を立ち上げ、公共事業や慈善事業を始めました。

また、今後は若者船長が肝要であり、そのためには女子教育が重要になってくるということで、森村学園を設立、他にも慶應義塾大学や早稲田大学、日本女子大学に助成をしたりしました。

森村さんは。市左衛門さんのモットーであった「正直、親切、勤勉」を森村設計の社訓の最初に掲げているそうです。

悲しいことがあったときに落ち込んでばかりではなく、それをパワーに変えて一歩踏みだすこと、それは容易いことではありませんが、「今だ!」と思えたタイミングで前進することで大きく飛躍できるかもしれませんね。


#note #ブログ #副業 #起業 #マーケティング #note初心者 #フリーランス #SNS #Twitter #ライター #振り返りnote #経営者 #ネットビジネス #独立 #ミニマリスト #webライター #起業家 #個人事業主 #20代 #副業収入 #SNSマーケティング #ライティング #アラフィフ #Webマーケティング #集客 #コンサル #ツイッター #ネット副業 #複業 #脱サラ #お金を稼ぐ #ブログ初心者 #ノウハウ #コンサルタント #副収入 #コピーライター #ブロガー #SNS活用 #コンサルティング #コピーライティング
#副業 #マネタイズ #収益化 #PV報告 #PV数 #ビュー #全体ビュー #noteマネタイズ #Note収益化 #ビュー数 #ページビュー #毎日更新 #毎日note #アウトプット #podcast #standfm #ポッドキャスト #スタエフ #音声配信 #ラジオ #radio #ラジオパーソナリティ #毎日更新 #新入社員 #新卒 #就活 #就職活動 #ビジネススキル #企業研修 #研修トレーナー #研修講師 #新卒研修 #若手社員 #偉人 #経営者 #伝記 #歴史


この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?