みなとみらい社会福祉士事務所(NPO法人二十四の瞳)

横浜の社会福祉士事務所です。いまや現役世代にとって最大のリスクとなりつつある老親問題全…

みなとみらい社会福祉士事務所(NPO法人二十四の瞳)

横浜の社会福祉士事務所です。いまや現役世代にとって最大のリスクとなりつつある老親問題全般について、具体的な問題解決手順とリスクヘッジ方法をガイドさせていただいております。「介護離職と無縁の街・ヨコハマ」の実現に向け、奔走してまいります。

最近の記事

最新記事のご案内

人生100年時代の老い先案内人・NPO二十四の瞳、事務局の桜井です。 今回は、私どもの代表・山崎宏の、今年になってからのメディア掲載記事をご案内します。 その四半世紀にも及ぶ相談援助活動で行き着いた理想の終活を、新コンセプト『賢者の終活』としてまとめた年跨ぎでしたが、その核となる「選ぶだけ!その場で書けちゃうエンディングシート『賢者の一筆』」の実践講座もトライアル期間を終え、いよいよGWよりサービスインとなります。 この間、地域の老人クラブのみなさまには、たくさんのご意見

    • 究極の㊙相続税&贈与税対策のお話

      お久しぶりです! 唐突ですが…。相続税対策として、贈与税を課せられることなく、いとも簡単に財産を減らす術があります。 関心ありますか? あるいはもしかして、「どっちにしろ貰った子どもの側が納税するだけの話で、親である自分にとってはどうでもいい話だよ」な~んて、ひどい物言いをしてはいけませんよ! 頼まれてもいないのに、親が一方的に勝手に、子どもたちを過酷なこの世に産み落としたわけですからね。なるべくならわが子に、親のために不利益が被ることのないように気遣いをしたってバチは当

      • やりきれない結末

        年明けから携わっていた案件が、昨夜で終結しました。が、私としては、残念な想いが払拭できていません。相談者ご夫妻が被った不利益に対して、妥協させる結果になったからです。このケースでは、母親に、「どうしてちゃんとそなえておかなかったんですか~」と物申したい。それが本音です…。 今回は、そんな相談事例をご紹介します。 かれこれ10年前、当時83歳の母親が要介護1の認定を受けました。父親はすでに亡くなっています。兄(同、55歳)と妹(同、50歳)。二人のお子さんがいます。長男はI

        • 愛を語るような挨拶の仕方…

          前回は、周囲から「あっ。なんか感じのいい人だな」と思われるような立ち居振る舞いの具体的な方法として、『ヒューマンベーシックナイン(人格曼荼羅)』を紹介しました。 今回の記事では、そのなかの『挨拶』にフォーカスして解説していきます。「なるほど」と思われた読者のみなさんには、今この瞬間から、『愛語』という挨拶の仕方を実践してほしい…。そう思います。 曹洞宗の開祖である道元さんは、その経典とされる『正法眼蔵』の中で、「『愛語』には、芳しくない状況下にある人をさえも、前向きな気持

          四苦八苦と社会福祉士

          俗に、四苦八苦といいますが…。 49歳から89歳は、苦しみの連続です。 苦しみとは、思い通りにいかないことです。当初は親のことで、やがては自分のことで。90歳を過ぎたらようやく苦しみから解放されます。 そう。その歳になったら、もう実質的に現世の人ではなくなるからです。逝ってしまうということではなく、精神状態が浮世離れするからです。 人生100年時代。それは老親リスクの時代です。このリスクは回避することができません。親を持つすべての人にやってきます。だからそなえるべきなの

          感じのいい人になるためには?

          おはようございます。事務局の桜井です。 前回は、自分の考えを端的完結に伝えるフレームワークのお話をしました。その中で、ビジネス空間においては、まずは人として好感を持ってもらうことが大前提。そして、会話していて楽しい人だと思ってもらうこと…つまり、聴き上手になること。その上で、人としての厚みや深みを感じてもらえるだけの知性とか教養とかを身につけること。最後に、実際に問題解決をこの人に頼みたいと思ってもらえるだけの専門性をもっていること…。そんなことをしたためたつもりです。

          ロッキーのテーマ

          今朝は少々、とりとめのないことを書かせてもらいます…。 この歳(自称、三度目のハタチ)になると、目覚めが早くなるものです。年甲斐もなくオールナイトしたり、前夜に深酒したりしないかぎり、四時半前後に意識を取り戻します。 そのきっかけは、いつも何かがアタマにおりてくるのです。私はこれを、『天使が暁に舞い降りる』と表現していますが、その日にすべきことを天が教えてくれるわけです。40代の半ばくらいからずっとです。 当初は意味が解りませんでしたが、考えてみると、組織をやめて実質的

          伝え方のフレームワーク

          ごきげんよう。事務局の桜井です。 今回は、前回予告した通り、コミュニケーションのお話です。 入社時研修で、『ビジネスシーンとプライベートでのコミュニケーションスタイルの使い分け』について教えていただきました。人前で話すことが不得手だった私は「なるほど!」と思い、あれからずっと意識的に取り組んできたつもりです。おそらく今では、かなり消化して実践できてるかなぁ~と自己満足しています(笑)。なので、具体的にお届けしたいと思います…。 当事務所は、何かしら問題を抱えている人たちか

          働き方改革から『雇い方改革』へ

          今回は、これからの企業に求められる福利厚生について書いてみたいと思います…。 こんなことを綴ろうと思った理由は、当方が運営している年中無休電話相談サービス『お困りごとホットライン』にコンタクトしてくる相談者の年代が、新型コロナを機にガラッと変わったからです。元々は相談者の8割以上が70代~80代の老親世代だったのが、現在では40代半ば~50代の現役世代が9割です。これは、老いへの関心が、当事者の問題からサポートする側のそれにシフトしたということです。 終活という言葉が市民

          マムシの行動哲学って…?

          おはようございます!事務局の桜井です。 今日は成人式ですね。新横浜には近づけません(笑)。*横浜アリーナが会場のため 毎回、ボスから教えていただいたたくさんのことの中から、強く印象に刻まれた話をご紹介しています。今回は『マムシ』のお話です。 もう6年も前の秋のこと。私は縁あってこの事務所に籍を置くことになりました。当時は4人の常勤スタッフがいて、彼女たちと一緒に丸二週間の入社時研修を受講しました。テーマごとに専門の講師をお招きして、それはそれは充実した時間を過ごしました。

          不穏行動を伴う認知症への対応状況

          今回は、昨年一年間(2023年1月~12月)の認知症対応に係る援助についての集計データをお届けします…。 私どもの年寿無休電話相談サービス『お困りごとホットライン』に寄せられた、家族の認知症関連の相談は全部で70件。うち24件については、(電話でのガイドの延長線で)実務代行に至っています。要するに、療養先を当方で確保してさしあげたということです。ちなみに、例年20件から30件程度で推移しています。 患者の年代は、以下のようになっています。 また、認知症のタイプ別に見ると

          タイム・イズ・もうネェ~?

          ごきげんよう。事務局の桜井ひまりです。今回は、『時は金なり』というお話です…。 私の倍以上ニンゲンをやっているボスは、Time is Money というフレーズをよく使います。私との会話ではもちろん、カウンセリングや相談会や研修でも、たぶん一度は必ず使っているはずです。そして結びでは、これもほぼ必ず、「おっと、こんな話をしていたら、タイム・イズ・もうネェ~となってしまいましたね」などとダジャレて笑いをとってお開きです…。この事務所に来てもう6年目。私もすっかり見通せるように

          還暦を迎えて想うこと

          今回は、自分が還暦を迎えて想うことを書いてみることにします…。 気づけば、私も『三度目のハタチ』の最終年です。この表現に、往生際の悪さが滲んでいると思われるでしょうねぇ。いや、滲むどころのレベルじゃなく、ギンギンに老いゆくことへのネガティブが出ています、はい(笑うっきゃないッ!)。 社会福祉士としての活動を開始した40歳の時から、『老いるとは喪失のプロセス』というフレーズを繰り返し使ってきました。当初は古今東西の文献から漁ったフレーズを使うしかなかった私が、初めて世に出し

          ことばのちから

          事務局の桜井ひまりです。本年もよろしくお願いします! 昨年2023年末の一ヵ月は、いろいろと新しい経験をすることができました。ほぼほぼボスとずっと一緒だったので、過去のどの年よりも知識と情報を蓄えることができました。年の始めに、そんなこんなを綴っていきたいと思います...。 今回は、言葉に秘められた無限の可能性...のお話です。 ボスから、言葉の持つ3つの機能について教えてもらいました。 言葉とは、人間関係構築のための道具である。 言葉とは、問題解決のための手段である

          子を持つすべての親たちに

          年の初めということで、社会福祉士の私が、四捨五入百世代(50歳以上)の親御さんたちにいちばん伝えたいことを綴ります…。 人間50歳も過ぎれば、当然のように心身にガタが来ています。明日の朝、今日と同じように目覚める保証など、どこにもありません。この『まさか』が現実のものとなった時、ふつうは以下のような流れになります。 一命を取りとめたとしても…、 ・医療・介護の一定の制約を受けながら生活していかざるを得ない ・日常的に介護が必要になり、最低でも身の回りのサポートが必要とな

          謹賀新年!

          2024年の朝がやってきました!太陽も最高の笑顔です。希望と勇気に満ち満ちてくる気がします。良い一年にしていきましょう! おはようございます。そして、新年あけましておめでとうございます。社会福祉士事務所NPO法人二十四の瞳、代表の山崎宏です。 旧年中は大変お世話になりました。本年もまた、少しでも多少なりとも読者のみなさまのお役に立てるよう努めてまいります。 今朝は昨夜知人から戴いたおせち料理で、さっそくお屠蘇をやっています。はやくもほろ酔い加減になってきたところで、クー