みなとみらい社会福祉士事務所(NPO法人二十四の瞳)

横浜の社会福祉士事務所です。いまや現役世代にとって最大のリスクとなりつつある老親問題全…

みなとみらい社会福祉士事務所(NPO法人二十四の瞳)

横浜の社会福祉士事務所です。いまや現役世代にとって最大のリスクとなりつつある老親問題全般について、具体的な問題解決手順とリスクヘッジ方法をガイドさせていただいております。「介護離職と無縁の街・ヨコハマ」の実現に向け、奔走してまいります。

記事一覧

しあわせって? I’m thinking !

いまでも鮮明に記憶に残っています。お幼い頃、週末になるときまって出向いていた母の実家の離れで、叔母が読んでくれた絵本『青い鳥』のことが…。 母方の祖父母にとって…

争族の引き金となる遺言の落とし穴

自分の好きなこと、やりたいこと、正しいと思うことをやれがいい。 他人が敷いたレールを走るのは、実に楽しくないからな。 これは私の二十歳の誕生日に、祝い金と一緒に…

後期高齢の親を持つみなさんへ

例年寒い季節になると、介護にまつわる哀しい事件が目につくようになります。配偶者がいる場合、最大4人の老親リスクを抱えていることになります。今回は、75歳以上の老親…

親のさいごの大仕事

今回は、相談援助の国家資格・社会福祉士として、四半世紀にわたって大勢の人たちに携わってくるなかで行き着いた、『親』が果たすべき責任について持論を述べさせてもらい…

晩節を穢さない往生際の美学

人が老いて逝くのにはお金がかかります。寝たきりや認知症や脳梗塞...。こういったことで、自分のことを自分でできなくなったとしたら、その後のことは誰かに託すしかあり…

50代のお母さん&お父さんへ

月が替わりました。爽やかな新緑の季節です。テレビのニュースは、GWを満喫する親子の笑顔でいっぱいです。こどもの日の後には、「母の日」が、来月になれば「父の日」がや…

最新記事のご案内

人生100年時代の老い先案内人・NPO二十四の瞳、事務局の桜井です。 今回は、私どもの代表・山崎宏の、今年になってからのメディア掲載記事をご案内します。 その四半世紀…

究極の㊙相続税&贈与税対策のお話

お久しぶりです! 唐突ですが…。相続税対策として、贈与税を課せられることなく、いとも簡単に財産を減らす術があります。 関心ありますか? あるいはもしかして、「ど…

やりきれない結末

年明けから携わっていた案件が、昨夜で終結しました。が、私としては、残念な想いが払拭できていません。相談者ご夫妻が被った不利益に対して、妥協させる結果になったから…

愛を語るような挨拶の仕方…

前回は、周囲から「あっ。なんか感じのいい人だな」と思われるような立ち居振る舞いの具体的な方法として、『ヒューマンベーシックナイン(人格曼荼羅)』を紹介しました。…

四苦八苦と社会福祉士

俗に、四苦八苦といいますが…。 49歳から89歳は、苦しみの連続です。 苦しみとは、思い通りにいかないことです。当初は親のことで、やがては自分のことで。90歳を過ぎた…

感じのいい人になるためには?

おはようございます。事務局の桜井です。 前回は、自分の考えを端的完結に伝えるフレームワークのお話をしました。その中で、ビジネス空間においては、まずは人として好感…

ロッキーのテーマ

今朝は少々、とりとめのないことを書かせてもらいます…。 この歳(自称、三度目のハタチ)になると、目覚めが早くなるものです。年甲斐もなくオールナイトしたり、前夜に…

伝え方のフレームワーク

ごきげんよう。事務局の桜井です。 今回は、前回予告した通り、コミュニケーションのお話です。 入社時研修で、『ビジネスシーンとプライベートでのコミュニケーションス…

働き方改革から『雇い方改革』へ

今回は、これからの企業に求められる福利厚生について書いてみたいと思います…。 こんなことを綴ろうと思った理由は、当方が運営している年中無休電話相談サービス『お困…

マムシの行動哲学って…?

おはようございます!事務局の桜井です。 今日は成人式ですね。新横浜には近づけません(笑)。*横浜アリーナが会場のため 毎回、ボスから教えていただいたたくさんのこと…

しあわせって? I’m thinking !

しあわせって? I’m thinking !

いまでも鮮明に記憶に残っています。お幼い頃、週末になるときまって出向いていた母の実家の離れで、叔母が読んでくれた絵本『青い鳥』のことが…。

母方の祖父母にとって初孫だった私は特に祖父に寵愛されていて、完全なる”おじいちゃんっこ”でした。仕事で大忙しだった父は、ほぼほぼ週末は家にいません。なので、金曜の幼稚園を終えると、迎えに来た母と母の実家に出かけていって、土日をそこで過ごしていたのです。母は母

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争族の引き金となる遺言の落とし穴

争族の引き金となる遺言の落とし穴

自分の好きなこと、やりたいこと、正しいと思うことをやれがいい。
他人が敷いたレールを走るのは、実に楽しくないからな。

これは私の二十歳の誕生日に、祝い金と一緒に父が贈ってくれた言葉です。

父が逝って今年で14年目です。父の引き際は、私が現在もシニアのみなさんに訴え続けている「最後のさいごまで自分の人生の主役であり続ける生き方(逝き方)」に通ずるものがあるからです。

77歳で認知症を発症し84

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後期高齢の親を持つみなさんへ

後期高齢の親を持つみなさんへ

例年寒い季節になると、介護にまつわる哀しい事件が目につくようになります。配偶者がいる場合、最大4人の老親リスクを抱えていることになります。今回は、75歳以上の老親をお持ちの現役世代のみなさんに、まさかが起きる前にどうしても知っておいてほしいことを書いてみます。

最悪の老親介護シナリオとは

親子間のもっとも悲惨な事件の典型は、「とりあえず在宅で家族介護」⇒「介護休業」⇒「介護離職」⇒「介護離婚」

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親のさいごの大仕事

親のさいごの大仕事

今回は、相談援助の国家資格・社会福祉士として、四半世紀にわたって大勢の人たちに携わってくるなかで行き着いた、『親』が果たすべき責任について持論を述べさせてもらいます。

厚労省のデータによると、2022年時点の平均寿命は、女性が87.09年で男性が81.05 年となっています。一方、健康寿命はどうかというと、2019年のデータですが、女性が75.38年で男性が72.68 年です。

ざっくりいうと

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晩節を穢さない往生際の美学

晩節を穢さない往生際の美学

人が老いて逝くのにはお金がかかります。寝たきりや認知症や脳梗塞...。こういったことで、自分のことを自分でできなくなったとしたら、その後のことは誰かに託すしかありません。そして、その誰かが身内であろうと他人であろうと、誰かに託すためにはお金の話は避けられません。

知ってか知らずか、このあたりのことに無頓着な人が多すぎます。人間50歳ともなれば、明日元気で目を覚ます保証などどこにもありません。若年

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50代のお母さん&お父さんへ

50代のお母さん&お父さんへ

月が替わりました。爽やかな新緑の季節です。テレビのニュースは、GWを満喫する親子の笑顔でいっぱいです。こどもの日の後には、「母の日」が、来月になれば「父の日」がやってきます。離れて暮らす親子であれば、年にほんの何回かしかない、格好のコミュニケーションの機会です。もちろん、LINEやメールでノープロです。

そこで今回は、50歳以上のお母さんとお父さんにお願いがあります。多くのお母さん&お父さんが、

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最新記事のご案内

最新記事のご案内

人生100年時代の老い先案内人・NPO二十四の瞳、事務局の桜井です。
今回は、私どもの代表・山崎宏の、今年になってからのメディア掲載記事をご案内します。

その四半世紀にも及ぶ相談援助活動で行き着いた理想の終活を、新コンセプト『賢者の終活』としてまとめた年跨ぎでしたが、その核となる「選ぶだけ!その場で書けちゃうエンディングシート『賢者の一筆』」の実践講座もトライアル期間を終え、いよいよGWよりサー

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究極の㊙相続税&贈与税対策のお話

究極の㊙相続税&贈与税対策のお話

お久しぶりです! 唐突ですが…。相続税対策として、贈与税を課せられることなく、いとも簡単に財産を減らす術があります。

関心ありますか? あるいはもしかして、「どっちにしろ貰った子どもの側が納税するだけの話で、親である自分にとってはどうでもいい話だよ」な~んて、ひどい物言いをしてはいけませんよ!

頼まれてもいないのに、親が一方的に勝手に、子どもたちを過酷なこの世に産み落としたわけですからね。なる

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やりきれない結末

やりきれない結末

年明けから携わっていた案件が、昨夜で終結しました。が、私としては、残念な想いが払拭できていません。相談者ご夫妻が被った不利益に対して、妥協させる結果になったからです。このケースでは、母親に、「どうしてちゃんとそなえておかなかったんですか~」と物申したい。それが本音です…。

今回は、そんな相談事例をご紹介します。

かれこれ10年前、当時83歳の母親が要介護1の認定を受けました。父親はすでに亡くな

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愛を語るような挨拶の仕方…

愛を語るような挨拶の仕方…

前回は、周囲から「あっ。なんか感じのいい人だな」と思われるような立ち居振る舞いの具体的な方法として、『ヒューマンベーシックナイン(人格曼荼羅)』を紹介しました。

今回の記事では、そのなかの『挨拶』にフォーカスして解説していきます。「なるほど」と思われた読者のみなさんには、今この瞬間から、『愛語』という挨拶の仕方を実践してほしい…。そう思います。

曹洞宗の開祖である道元さんは、その経典とされる『

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四苦八苦と社会福祉士

四苦八苦と社会福祉士

俗に、四苦八苦といいますが…。
49歳から89歳は、苦しみの連続です。

苦しみとは、思い通りにいかないことです。当初は親のことで、やがては自分のことで。90歳を過ぎたらようやく苦しみから解放されます。

そう。その歳になったら、もう実質的に現世の人ではなくなるからです。逝ってしまうということではなく、精神状態が浮世離れするからです。

人生100年時代。それは老親リスクの時代です。このリスクは回

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感じのいい人になるためには?

感じのいい人になるためには?

おはようございます。事務局の桜井です。

前回は、自分の考えを端的完結に伝えるフレームワークのお話をしました。その中で、ビジネス空間においては、まずは人として好感を持ってもらうことが大前提。そして、会話していて楽しい人だと思ってもらうこと…つまり、聴き上手になること。その上で、人としての厚みや深みを感じてもらえるだけの知性とか教養とかを身につけること。最後に、実際に問題解決をこの人に頼みたいと思っ

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ロッキーのテーマ

ロッキーのテーマ

今朝は少々、とりとめのないことを書かせてもらいます…。

この歳(自称、三度目のハタチ)になると、目覚めが早くなるものです。年甲斐もなくオールナイトしたり、前夜に深酒したりしないかぎり、四時半前後に意識を取り戻します。

そのきっかけは、いつも何かがアタマにおりてくるのです。私はこれを、『天使が暁に舞い降りる』と表現していますが、その日にすべきことを天が教えてくれるわけです。40代の半ばくらいから

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伝え方のフレームワーク

伝え方のフレームワーク

ごきげんよう。事務局の桜井です。
今回は、前回予告した通り、コミュニケーションのお話です。

入社時研修で、『ビジネスシーンとプライベートでのコミュニケーションスタイルの使い分け』について教えていただきました。人前で話すことが不得手だった私は「なるほど!」と思い、あれからずっと意識的に取り組んできたつもりです。おそらく今では、かなり消化して実践できてるかなぁ~と自己満足しています(笑)。なので、具

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働き方改革から『雇い方改革』へ

働き方改革から『雇い方改革』へ

今回は、これからの企業に求められる福利厚生について書いてみたいと思います…。

こんなことを綴ろうと思った理由は、当方が運営している年中無休電話相談サービス『お困りごとホットライン』にコンタクトしてくる相談者の年代が、新型コロナを機にガラッと変わったからです。元々は相談者の8割以上が70代~80代の老親世代だったのが、現在では40代半ば~50代の現役世代が9割です。これは、老いへの関心が、当事者の

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マムシの行動哲学って…?

マムシの行動哲学って…?

おはようございます!事務局の桜井です。
今日は成人式ですね。新横浜には近づけません(笑)。*横浜アリーナが会場のため

毎回、ボスから教えていただいたたくさんのことの中から、強く印象に刻まれた話をご紹介しています。今回は『マムシ』のお話です。

もう6年も前の秋のこと。私は縁あってこの事務所に籍を置くことになりました。当時は4人の常勤スタッフがいて、彼女たちと一緒に丸二週間の入社時研修を受講しまし

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