加藤淳

リハカレ認定講師の加藤です。療法士が臨床で笑顔で働くために配信して行きます。

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マガジン

  • 臨床1年目の教科書

    • 194本

    リハカレスタッフによる、新人さん向けのマガジンです。

記事一覧

股関節の評価⑥

前回までに股関節伸展の制限要因が筋なのか?靭帯なのか?関節包なのか?その場合、評価をどう進めていけばいいのか?について整理しました。解剖と一緒に考えることで、評…

加藤淳
2日前
2

股関節の評価⑤

前回までに股関節伸展の制限要因が筋なのか?靭帯なのか?その場合、評価をどう進めていけばいいのか?について整理しました。一つ一つ走行を確認することで、どう評価すれ…

加藤淳
9日前
3

股関節の評価④

前回は股関節伸展の制限因子として筋が疑われる場合、次にどう評価を進めていくか?について整理しました。基礎を確認することで、少しの違いで多くのことがわかります。し…

加藤淳
2週間前
2

股関節の評価③

前回は股関節伸展のROM測定をした結果をどう考えるか?について整理しました。endfeelを感じ分けることで可動域制限の原因が、筋なのか?靭帯・関節包なのか?が整理されま…

加藤淳
3週間前
1

股関節の評価②

前回から股関節の評価について整理しています。股関節は骨頭に対して臼蓋が小さいため不安定な関節に思われますが、ある条件を満たすことで著しく安定性に優れた関節となり…

加藤淳
1か月前
11

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加藤淳
1か月前

股関節の評価①

前回までに体幹の評価についてまとめました。それぞれの関節の動きと、その関節を生活でどの筋が動かしているのか?を機能解剖を確認することで、評価項目が整理できます。…

加藤淳
1か月前
3

体幹の評価⑤

前回は体幹の伸展保持には腹筋群にも注目する理由を機能解剖から確認しました。機能解剖を確認することで基礎と臨床がつながり、評価の目的が明確となります。 前回の内容…

加藤淳
1か月前
12

体幹の評価④

前回までに体幹のローカルマッスルについて、各筋の機能について整理し、その筋を評価する重要性を確認しました。コアユニット、腰方形筋、腸腰筋、それぞれ機能を把握する…

加藤淳
1か月前
5

体幹の評価③

前回は腰椎の安定性に寄与している腸腰筋のついて整理しました。腸腰筋でも特に大腰筋は椎骨に付着しているため、安定性への役割を担っていました。 前回の内容はこちらか…

加藤淳
1か月前
5

体幹の評価②

前回は体幹を安定させるためのコアユニットについて整理しました。腹腔内圧は体幹伸展筋力を補助し、体幹安定性を高めるといえます。その腹腔内圧を高めるのがコアユニット…

加藤淳
2か月前
10

体幹の評価①

前回までに10回に渡り骨盤周囲の評価方法について整理しました。臨床でなぜ骨盤の評価をするべきか?が機能解剖から理解ができ、評価をする際に目的が明確になりました。 …

加藤淳
2か月前
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骨盤の評価⑩

前回まで腰椎骨盤リズムの屈曲時と伸展時の観察ポイントについて整理しました。運動開始時や終了時にどこを観察すればいいのか?が明確になりました。観察ポイントが明確に…

加藤淳
2か月前
7

骨盤の評価⑨

前回は腰椎骨盤リズムの屈曲動作について整理しました。ポイントとしては終了時の姿勢、腰椎から運動が開始されているか?などが上げられ、そのポイントに視点を絞って動作…

加藤淳
2か月前
5

骨盤の評価⑧

前回は姿勢分析をすることで、骨盤周囲の状態を推測することが可能となり、その後どの様な評価が必要か?がわかりやすくなることが理解できました。臨床では姿勢分析→介入…

加藤淳
3か月前
7

骨盤の評価⑦

前回は骨盤を評価する対象はどのような人か?を姿勢から整理してみました。姿勢観察→骨盤の状態確認→骨盤の詳細評価、とつなげるためにもまずは姿勢観察ができるようにな…

加藤淳
3か月前
11
股関節の評価⑥

股関節の評価⑥

前回までに股関節伸展の制限要因が筋なのか?靭帯なのか?関節包なのか?その場合、評価をどう進めていけばいいのか?について整理しました。解剖と一緒に考えることで、評価の精度が向上していきます。ぜひ、評価を解剖、そして動作と繋げて整理していきましょう。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は、股関節の屈曲の評価について整理していきましょう。

1 特徴

股関節屈曲の参考可動域は125°とな

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股関節の評価⑤

股関節の評価⑤

前回までに股関節伸展の制限要因が筋なのか?靭帯なのか?その場合、評価をどう進めていけばいいのか?について整理しました。一つ一つ走行を確認することで、どう評価すればいいのか?が整理できます。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は、伸展のROMを測定した結果を制限があった場合、関節包の評価方法について整理していきます。

1 特徴

復習になりますが股関節伸展の可動域制限が生じた場合、関

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股関節の評価④

股関節の評価④

前回は股関節伸展の制限因子として筋が疑われる場合、次にどう評価を進めていくか?について整理しました。基礎を確認することで、少しの違いで多くのことがわかります。しっかりと機能解剖と評価をつなげていきましょう。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は、伸展のROMを測定した結果を可動域制限が靭帯・関節包であった場合、次の評価にどう繋げていけばいいのか?を整理しましょう。

1 特徴

前々

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股関節の評価③

股関節の評価③

前回は股関節伸展のROM測定をした結果をどう考えるか?について整理しました。endfeelを感じ分けることで可動域制限の原因が、筋なのか?靭帯・関節包なのか?が整理されます。ROM測定を量的な評価ではなく質的評価としてしっかりと利用していきましょう。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は、伸展のROMを測定した結果を可動域制限が筋であった場合、次の評価にどう繋げていけばいいのか?を整

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股関節の評価②

股関節の評価②

前回から股関節の評価について整理しています。股関節は骨頭に対して臼蓋が小さいため不安定な関節に思われますが、ある条件を満たすことで著しく安定性に優れた関節となります。その必要な条件は伸展することでした。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は、その伸展のROMを測定した結果をどう評価に繋げていけばいいのか?を整理しましょう。

1 どう可動しているのか?

股関節の最大伸展位は、多くの

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股関節の評価①

股関節の評価①

前回までに体幹の評価についてまとめました。それぞれの関節の動きと、その関節を生活でどの筋が動かしているのか?を機能解剖を確認することで、評価項目が整理できます。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回からは臨床で介入する機会の多い、股関節の評価について整理していきましょう。

1 どう可動しているのか?

股関節は近位関節として下肢の上端にあり、下肢をあらゆる空間内の位置に置くことかでき

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体幹の評価⑤

体幹の評価⑤

前回は体幹の伸展保持には腹筋群にも注目する理由を機能解剖から確認しました。機能解剖を確認することで基礎と臨床がつながり、評価の目的が明確となります。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は前回の補足ですが、腹斜筋に注目するべきもう一つの理由について整理していきましょう。

1 どう可動しているのか?

今回も動作時に注目したいのが腹斜筋です。
立位・座位でのリーチや歩行時に体幹は屈伸・

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体幹の評価④

体幹の評価④

前回までに体幹のローカルマッスルについて、各筋の機能について整理し、その筋を評価する重要性を確認しました。コアユニット、腰方形筋、腸腰筋、それぞれ機能を把握することで臨床でその筋をなぜ評価するべきか?が理解できました。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は動作時に注目していきたい筋について整理していきます。

1 どう可動しているのか?

今回動作時に注目したいのが腹筋群です。
動作

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体幹の評価③

体幹の評価③

前回は腰椎の安定性に寄与している腸腰筋のついて整理しました。腸腰筋でも特に大腰筋は椎骨に付着しているため、安定性への役割を担っていました。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は腰椎の後方の安定性に寄与している筋について整理していきましょう。

1 どう可動しているのか?

前回の復習になりますが、大腰筋の起始は胸椎から腰椎の横突起(T12~L5)に起始するため、脊柱の安定化に関わる非

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体幹の評価②

体幹の評価②

前回は体幹を安定させるためのコアユニットについて整理しました。腹腔内圧は体幹伸展筋力を補助し、体幹安定性を高めるといえます。その腹腔内圧を高めるのがコアユニットです。臨床でも注目しておきたい筋ですね。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回はコアユニット以外の体幹を安定させるローカルマッスルを整理しましょう。

1 どう可動しているのか?

前回の復習になりますが、ローカルマッスルは、多

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体幹の評価①

体幹の評価①

前回までに10回に渡り骨盤周囲の評価方法について整理しました。臨床でなぜ骨盤の評価をするべきか?が機能解剖から理解ができ、評価をする際に目的が明確になりました。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回からは体幹を見る際に注目するべき筋について整理していきましょう。

1 どう可動しているのか?

まず体幹の筋で注目するべきポイントはとして、脊柱は立位や座位といった抗重力環境下で椎間関節、

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骨盤の評価⑩

骨盤の評価⑩

前回まで腰椎骨盤リズムの屈曲時と伸展時の観察ポイントについて整理しました。運動開始時や終了時にどこを観察すればいいのか?が明確になりました。観察ポイントが明確になることで、苦手意識はかなり克服されます。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は腰椎骨盤リズムを観察した後に何を評価すればいいのか?について整理していきましょう。

1 どう可動しているのか?

体幹の屈曲・伸展時における正常

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骨盤の評価⑨

骨盤の評価⑨

前回は腰椎骨盤リズムの屈曲動作について整理しました。ポイントとしては終了時の姿勢、腰椎から運動が開始されているか?などが上げられ、そのポイントに視点を絞って動作を観察することでより分析が楽になります。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回は伸展時の腰椎骨盤リズムについて整理してみましょう。

1 特徴

復習になりますが、腰椎骨盤リズムとは、腰部脊柱は股関節とともに、前屈、持ち上げ作業

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骨盤の評価⑧

骨盤の評価⑧

前回は姿勢分析をすることで、骨盤周囲の状態を推測することが可能となり、その後どの様な評価が必要か?がわかりやすくなることが理解できました。臨床では姿勢分析→介入ではなく、姿勢分析→詳細の評価→介入と繋げていくことで一貫性のあるアプローチが可能となります。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
前回までに静止時の観察について整理しましたが、今回からは動作時の観察について整理していきましょう。

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骨盤の評価⑦

骨盤の評価⑦

前回は骨盤を評価する対象はどのような人か?を姿勢から整理してみました。姿勢観察→骨盤の状態確認→骨盤の詳細評価、とつなげるためにもまずは姿勢観察ができるようになりましょう。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
前回は、姿勢を観察することで固有背筋や体幹屈筋群の筋力、骨盤・腰椎の湾曲状態を予測する事が可能になると整理しました。では具体的にはどのような状態が考えらるのでしょうか?
本日はより詳

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