Take

調理師として働く一方、コピバン1つとオリジナルバンド2つでボーカルやらせて頂いています…

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調理師として働く一方、コピバン1つとオリジナルバンド2つでボーカルやらせて頂いています。 自分の日常と半生を少しずつ書いていこうかと思っています。

最近の記事

とある宗教の親に育てられた自らの半生⑧

先日、機会あって今まで飲んだことの無いお酒を飲ませていただいた。個人的にあまりお酒に強くないので、たくさんの種類を少しづつ頂いたのだがどれも一級品で、味わい深かった。 この歳になって、ウイスキーに目覚めてしまったかもしれない。現に既にその時に気に入ったボトルを1本購入してしまった。あまり自分の人生において触れてこなかった世界だけど、お酒のたしなみもなかなか奥が深くて、楽しいものだ。程よく人生を彩るスパイスとして今後、いろいろ勉強してみたいとも思った。 さて、このシリーズも

    • とある宗教の親に育てられた自らの半生⑦

      またしても更新が途切れてしまった。前回の更新が去年の4月だった。どうもこの話題になると物を書く意欲があがってこない。自分の黒歴史と向き合わなければならないからなのだろうか。 先日、わたしのこのテーマを読んでくれているという方に直接お会いする機会があった。その際に「⑥で止まっちゃてるじゃないですか」なんてケツを叩かれた。こういったことが何回かあった。とてもありがたいことだ。なので今回久しぶりに続きを書いてみようと思う。 前回までは、わたしがバプテスマを受けることになった経緯

      • 知って欲しい事件ファイル①

        郊外のショッピングモール。週末には多くの家族で賑わい、駐車場に車を停めるのも一苦労…なんて経験した人は多くいるのではないか。 そんなショッピングモールで何を目的とするでもなく、フラフラと店を冷やかしながら歩いていると突然、「キャーッ!泥棒~っ!」という声が聞こえてきた。 慌てて声の方を振り向くと、ATMの前で中年の男性と幼い子供を抱えた若いママが揉み合いになっている。 声の主は若いママの方だ。 声を聞き数人の店員と客がすぐさま駆け付け、中年の男を取り押さえ始めた。 「違う!俺

        • 職人魂

          人間誰しも好き嫌いというものがあって、趣味嗜好というのは実に多種多様、千差万別であろう。子供の頃から好きなものもあれば、大人になってからのものもあれば、最近になってハマっているものも少なからずみんな持ってるはずだ。 わたしは、音楽も大好きだしそれこそ中学生の頃からギターを弾き始めて未だに音楽をやり続けているわけだが、趣味はそれだけではないのだ。 歴史もかなりのマニアである。主に日本史だが、どちらかと言うとみんな大好き戦国時代よりも、幕末~昭和史の方が好きである。 あとはこれは

        とある宗教の親に育てられた自らの半生⑧

          京アニ放火殺人の判決

          今日2024年1月25日に2019年に起こった京都アニメーション放火殺人事件の判決が出た。 判決は死刑。 日本犯罪史上最も多くの死者36人を出したこの事件、死刑を支持する者にとっては当然の判決かと思われる。 この事件の裁判で争点となっていたのは単純明快で、被告の責任能力であろう。 要は心身喪失か、心神耗弱であったのか。 それがあれば死刑か、無期懲役か、あるいは無罪かというところだ。 結果としては責任能力はありと認められ、死刑が下ったわけだが。 この心身喪失、心身耗弱によって減

          京アニ放火殺人の判決

          究極のジャーナリズム

          「ほらぁ!そんなとこにいたら邪魔だよ!」 会社帰りに仕事で使う食材を買うために寄ったスーパーで、途中トイレに向かった通路に、ちょうど通路をふさぐ感じでカートを引いていた幼い女の子に父親と思われる人がそう言った。 わたしがここを通ってしまったせいで怒らないであげてくれって思いながら、もしそんな一言が自らの子供と交わす最後の言葉だったとしたら…?とふと考えた。 前からすごく気になっていた本があった。ジャーナリストの清水潔さん著の「殺人犯はそこにいる」という本だ。 この本は

          究極のジャーナリズム

          魂の遍歴 すべての罪はわが身にあり

          1995年3月20日。オウム真理教によって日本の犯罪史上、類を見ない史上最悪の無差別テロ事件、地下鉄サリン事件が発生した。今から約28年前の出来事で若い人たちは知らない人も多いことだろう。 実行犯として大きな役割を果たし、サリン事件以外のオウムが犯した様々な凶悪事件においても中心的な役割を担ったとされる井上嘉浩元死刑囚。 その井上の5000枚に及ぶ獄中手記に基づいて作られたドキュメンタリー本。 オウム真理教において教祖である麻原彰晃の側近中の側近にして修行の鬼。オウム=井

          魂の遍歴 すべての罪はわが身にあり

          ドラえもんの最終回

          子供のころに見ることが許されていた数少ないアニメの中にドラえもんがある。 あの頃の放送曜日は確か金曜日の19時台。エホバの証人の集会もないから、それはそれは毎週楽しみにしていた。 そんな国民的アニメのまさに代表格であるドラえもんの最終回。 皆さんご存じであろうか。実はオフィシャルなものから、都市伝説的なエピソードまで、いくつかの説があるのですよ。 誰もが一つくらいのエピソードは語れるのではないだろうか。 わたしが唯一知っていたエピソードは、「さようならドラえもん」の

          ドラえもんの最終回

          暑中雑記

          8月も中旬に差し掛かろうとしてる。 夏のピークも過ぎただろうか。うだるような暑さからは逸脱したようにも思える。 2023年の後半はどんなものになるだろうか。 思えば今年の前半は怒涛の日々だった。それでもとても充実していたように思う。 noteの投稿はかなりさぼり気味になっているので、この辺で雑記かもしれないけど、今後やっていきたいことなんかを書いておこうと思う。 まずは仕事ですかね。10月以降はかなり忙しくなりそう。幸い自分の今の現場は人員的にも収支的にも安定してい

          暑中雑記

          父の日

          この週末の日曜日は父の日だ。 わたしは、実の父に父の日をお祝いしたことがない。もちろん母の日も。 それどころか自分の誕生日も祝われたこともなければ、家族の誰かの誕生日を祝ったこともない。 私が生まれた家は、クリスマスも、七夕もひな祭りも、端午の節句も、七五三も、子供であればだれもが喜ぶであろう季節ごとのイベントお祝い事を経験することなく育った。 エホバの証人の家に生まれたからである。 私の父は、私が子供のころは未信者であった。むしろ反対者だった。母とは宗教上の不一致

          父の日

          黒い雨

          5月末にG7広島サミットが開催された。 わたしはニュースで何となく耳にするくらいでサミットなんて特段気にも留めていなかったのだが。 広島で開催された意味とか、各国首脳に自らの被爆体験を話された小倉桂子さんのインタビューを聞いて、とても考えさせられた。 そこで思わされたのは、現存する被爆体験者の方々は、あと20年もすればほぼ消滅してしまうということだ。 実際の体験をご本人たちの口から聞けるチャンスなんて、もうほんの数年しか残されていないということなのだ。 そう考えたら

          黒い雨

          とある宗教の親に育てられた自らの半生⑥

          更新がほぼ止まってしまっていた。  これはわかる人にはわかって下さるとは思うが、2023年、年が明けてわたしを取り巻く環境は大きく変わった。 2月の末日、エホバの証人問題支援弁護団が会見を開き、世の中のトップニュースとして宗教2世の問題が大きく取り上げられることになったのだ。 しかも、この何でもないわたしが、当事者として発信させてもらえる機会を与えられた。 連日のようにこの問題が取り上げられ、一般の人々にも社会問題として注目してもらえるようになった。 それから約1か月半

          とある宗教の親に育てられた自らの半生⑥

          雇われボーカルデビュー

          とてもとても久しぶりの投稿になってしまった。 気付けば去年末以来…。 実際それだけ忙しかった。物を書く時間がなかったし、モチベーションもそちらに向かなかったのも事実。 宗教2世の半生については、追々と追記していくつもりだが、そもそももっととてつもなく大きいステージでわたしが取り上げられることにもなったのだ。 それの準備やらで多くの時間を取られてしまったのもあるが、間もなく情報も解禁になると思うのでそちらの動向を見ながら追記していこうと思う。 さて、年が明けてからもうひとつ大

          雇われボーカルデビュー

          とある宗教の親に育てられた自らの半生⑤

          子供は親を選べないとよく言う。 親も子供を選べないとも言えると思うのだが、自分が親になって、子供に対してこんな子は嫌だ、隣のあの子と変えたいなんてことは1度も思ったことはない。 しかし、親に対してはわたしはいつも思っていた。 どうしてうちはエホバなんだ? 友達の家のお母さんが優しくて、その家の子供になりたいとすら思っていた。 いわゆる、わたしは親ガチャに失敗したのだ。 親にこうして欲しかったと思うことがたくさんあるので、自分が親にして欲しかったことを子供にしてあげたいと真剣に

          とある宗教の親に育てられた自らの半生⑤

          今年最後のライブが終わりました。

          W杯で日本がスペインを撃破した翌日、わたしは自身のオリジナルバンドのライブを敢行した。 場所は大久保HOT SHOT。ここのステージに立つのは初めてだった。 あまり箱の事をとやかく言いたくはないが、正直言って、非常に残念なライブハウスだった。 一個人のレビューとして、ここに書かせてもらうが、まあ非常に悪い意味で初めての事が多すぎた。 まずタイムテーブルだが、通常遅くとも2週間前までには出番の時間、リハの時間、入りの時間がインフォメーションとして送られてくるもの。 こちらから何

          今年最後のライブが終わりました。

          とんでもないことが起きました

          なかなかインパクトのある見出しだと思う。 昨日自分の中で、なかなかの出来事があったもので。 と言ってもまだ詳しくは書けないんですが。 わたしの記事を読んでくださっている方はご存知の通り、わたしは元宗教2世で普通の育ち方を知らずに大人になり、20歳で脱会したわけですが。 昨日、わたしが高校生の時に非常にお世話になった方から約20年ぶりにお電話頂いて、昔話とこれからの話で大いに盛り上がったのだ。 その方も、わたしがいた宗教組織の信者で、当時からまあ本当に凄い方で。 英語、ス

          とんでもないことが起きました