ホモ・ネーモ誕生前夜【雑記】
家を持って、車を持って、家族を旅行に連れて行って、(子どもの目から見て)湯水の如く金を使うおっさんに恐れ慄いていた子どもはきっと僕だけではなかったと思う。子どもの頃の僕は百円を稼ぐ方法すら見当もつかなかった。それなのにおっさんたちは涼しい顔をして月数十万円を稼ぐ。きっと大人たちは魔法のように高度な知的生産を行い、社会に対する際限ない貢献を行っているのだと思っていた。そうでなければ彼らにそれだけの大金が支払われるわけがないのだから。
バイトし始めて月に十万円をもらい始めたとき