kaka.

好きなことは、本を読むこと、写真を撮ること、文章を書くこと、米津玄師さんの音楽を聴くこ…

kaka.

好きなことは、本を読むこと、写真を撮ること、文章を書くこと、米津玄師さんの音楽を聴くこと。 ここ、noteは自己理解の場であり、他者理解の場。さまざまな人の世界にふれながら、自分の世界を広げていきたいと思っています。

マガジン

  • 米津玄師さん

  • とある看護師のひとり言

  • 自分との対話

  • 写真はことば

  • こと映え | 名言×写真 #1~

最近の記事

  • 固定された記事

冗談、ではなく本当の話

彼と寝ることはなかった でも 彼と寝たかった 「ここで一緒に寝るか?寝ててもいいぞ」 彼が亡くなってからもう15年近くも経つのに いまだに思い出す。 「○○ちゃん、今日も夜の女かい?大変だね」 当時は20代前半 3交代勤務で月の3分の2は夜勤か遅番 日勤は月に7日もなかったと思う まさに「夜の女」であった 彼は60代、肺がんで抗がん剤治療を受けていた。 既に進行、転移があり、手術による根治は望めない状態であった。 少しでも腫瘍を小さくして、進行を遅らせる。 残され

    • ナツイロは夏色であり懐色であり

      気づけば夏の盛りは過ぎ、 虫の音に秋の気配を感じるこの頃。 過ぎてしまえばあっと言う間というものが 時、である。 夏が終わる前に、と写真を整理しながら 夏色って 懐色だなぁとふと思う。 夏の色は眩しくて、カラフル 遠い昔の夏の記憶がよみがえる。 そんな懐かしい色でもある。 夏の思い出に浸りながら、  ここ数ヶ月を振り返る。 仕事上でやりたかったことが、ようやくできることとなった。 保健師としての仕事である。 健診業務のひとつである保健指導を担うこととなり、準備のために研修を

      • day after day

        気付いたら春は過ぎていて、 もう、夏、いや、夏の気配を感じるこの頃。 コロナ禍、3年目の春。 まさかの戦争。 私は何か変わっただろうか。 変わったような気もするし、 変わらずである気もする。 ただ、日々は過ぎていくのは確か。 この世界はいったいどこへ向かっているのだろうか。 いいかげん、落ち着きませんか。 花や緑をながめながら、お茶を飲んではいかがでしょうか。 過ぎていく日々 そういう時間も必要 平和ってそういうことだと思う。

        • アサノヒカリ

          アサノヒカリが好きだ。 ヒカリ、特に朝の光を撮ることが好きだ。 見慣れた光景が光によって変わる。 光によって なんてことないものが美しくなり、 美しかったものがありふれたものになる。 光によって変わる世界。 カタチのない光は カタチあるものに当たり、カタチとなる。 そんなヒカリ、 アサノヒカリ。 今日もヒカリを撮りながら思う。 このヒカリから遠く離れた世界で息を潜めながらじっと耐えている人々のことを思い、胸が痛む。 ヒカリはどこにあるのだろう。 ヒ

        • 固定された記事

        冗談、ではなく本当の話

        マガジン

        • とある看護師のひとり言
          54本
        • 自分との対話
          42本
        • 米津玄師さん
          13本
        • 写真はことば
          74本
        • こと映え | 名言×写真 #1~
          27本
        • 可及的速やかに
          23本

        記事

          原点

          なぜ山に登るのか そこに山があるから。 なぜ写真を撮るのか そこに心動く何かがあるから。 その時、その瞬間、 撮りたいと思ったものを撮るだけ。 日常の記録、メモみたいなもの。 狙って撮る写真もいいけれど、ただの日常の、ありふれた景色を撮ることで気づくこともある。 狙って撮った写真より、何気なく撮った写真の方がリアリティーを感じたりもする。 メモするように撮る メモ写真 メモするなら紙と鉛筆があればいい。 写真撮るならカメラがあればいい。 スマホだって

          原点

          朝ドラ

          朝ドラとは、「連続テレビ小説」のことである。 通称、朝ドラ。 しかし、ここでいう朝ドラとは「朝のドライブ」のことである。 ドライブだなんて聞こえはいいが、ただの通勤だ。 近頃はなかなか写真を撮りに行くことが難しいので、朝の通勤途中に運転席から写真を撮っている。さすがに運転中は撮れないので、信号待ちの停車中に。 とはいえ待ち時間は数秒から数分しかないので、パッと取り出しパッと撮れることが必要。なので普段使用しているミラーレスはお休みして、コンデジを使用している。コンデジは軽いゆ

          朝ドラ

          Bの不在

          Bがいなくなって数週間が経った。 正確に言えばBは消えてしまったわけではなく、存在はしている。 その存在が薄れてしまったといった感じだろうか。 今、BはAの後ろに影を潜めている。 表に出てこないだけである。 ちなみにBはAでもあり、AはBでもある。 図形の証明問題、AB=AE、∠ABC=∠ABEの時、△ABC≡△AEDとなることを証明せよ。という話ではないが、 とにかくA=Bである。 Aとは誰なのか Bとは誰なのか A=B=私、であるのだが、今このnoteを書いているのはAな

          Bの不在

          冷静に

          燃えている。 真っ赤に。 冬空が燃えているっていう話ではなく、 本当に火事が起きているかのように、 全県が真っ赤である。 県独自の感染警戒レベルが全県でレベル4以上となり、それを示す図が真っ赤、なのである。 ちなみに最高レベル5の地域は紫。 我が居住地は紫。 顔色が真っ青に青ざめるレベルだ。 長野県が公表した新型コロナウイルス感染の「第5波」(昨年7月1日~9月30日)の陽性者のうち、77%がワクチン未接種であり、2回目接種から2週間経過後に感染するブレイクスルー感染は6%と

          冷静に

          燃える冬空

          所により、どんど焼き、三九郎など呼び名が違うが、長野ではどんど焼きが一般的。松本方面では三九郎と呼ばれている。 新年行事のひとつだが、だんだんと櫓は小さくなり、だるまの数も減り、縮小傾向… それでも毎年この光景を見ることができ、ホッとする。 私が子供の時はお餅を焼いて、もらったみかんを食べながら友達と談笑していた。 いつからマシュマロを焼くようになったのだろうか… 今やマシュマロは定番アイテムである。 この時期、店頭にはバーベキュー用のジャンボマシュマロが売られている。 最近

          燃える冬空

          冬はつとめて

          雪の降りたるは、言ふべきにもあらず、 霜のいと白きも また、さらでもいと寒きに、 火など急ぎおこして 炭もて渡るも、いとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば 火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。           清少納言 『枕草子』より その昔、春から冬まで暗唱した記憶がよみがえる。 冬は早朝がいい、たしかに、雪があってもなくても 冬の朝は空気がキリッとして引き締まる。 寒い寒いとボヤいていないで、朝の風情を楽しむ余裕を持ちたいものである。

          冬はつとめて

          初詣

          2022年1月1日 快晴! 近所の神社へ初詣へ。 つららぎっしり その昔、剣に見立てて遊んでいた男子が懐かしい…(笑) 消防署の火の見櫓  ゆるやかな上り坂を行く 写真に夢中な私を置き去りにしてさっさと走ってゆく娘 鳥居に到着 時刻は9時過ぎ、まだ人の姿はまばら 紅白でめでたさが倍増 青空がまぶしい! 鼻に雪がちょこっと載っているのがちょっと可愛らしい 階段を走ってゆく ああ、若いって素晴らしい 神々しい杉の木 木漏れ日がいい感じ 新年の御挨拶をす

          初詣

          星、見えるものがすべてではない、ということ

          誰かのそばに神がいないなら 人間でもいいから、 いてやらなくてはならないだろう。 パク・ミンギュ 著 『短篇集 タブル サイドB』 「星」より 神と人間をストレートに並べるこの言葉が、ストレートに胸に響いた。 年の瀬に、遅ればせながら韓国カルチャーの言葉に触れた。 真っ直ぐな言葉の数々が胸に迫り、背中を押された。 新しい年を迎えるにあたり、新しい文化に触れ、新しい視点を得たように思う。 日々価値観の見直しを迫られる昨今、多様な登場人物の言葉から多様性について考えさせ

          星、見えるものがすべてではない、ということ

          バスマド

          バスに乗った たぶん 数年ぶり 人が運転する乗り物には  ほとんど乗らない デンジャラスドクターとのドライブぐらいだ 誰もいない車内に響くシャッターの音 写真は時間をフレーミングすること。 だから写真のコマは その前と後ろに過去と未来をもっている。      「クルマド トーキョー」 荒木経惟 過ぎ去りし日と来たる日に 思いを馳せる 2021年 年の瀬

          バスマド

          We wish you a Merry Christmas

          いと高きところでは 神に栄光があるように 地の上では み心にかなう人々に 平和があるように ルカによる福音書 2:14 より クリスマスを楽しむ時間と 心のゆとりがありますように We wish you a Merry Christmas

          We wish you a Merry Christmas

          Do you want to build a snowman?

          雪だるま つくろう 大きな 雪だるま 氷はとけ 水となり 水蒸気となって 空に立ち昇る ふたたび 雨となり 雪となり 私やあなたの肩にふりかかり 土を湿らせ 木を育てる ピラカンサは赤い実を実らせる めぐる水 めぐるいのち 雪だるま つくろう 大きな 雪だるま 師走の空に 響く声

          Do you want to build a snowman?

          声をなくしても

          窓辺に置かれたラジオからはこの時間にお馴染みのパーソナリティの声が流れてくる。その声を聞きながら、「もう、夕方か…一日は早いな。今日は何時に帰れるのかなぁ…」と心の中でつぶやく自分がいた。 彼は眠っているのか、起きているのかわからない。 明いた目は天井を見つめていて視線が合う事はない。その感情を伺い知ることはできない。 声をかけてから口と鼻にチューブを入れ、最後にのどに開いた穴にチューブを入れる。 けたたましいアラーム音が鳴るが、消音ボタンを押す。 歯ぎしりの音、こ

          声をなくしても