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人間、形あるもののみを信じ、それを追求し、それに翻弄されている。

人間大方、世の中を「物」の世界が正と捉えている。「物」は目に見えるから分かり易い。分かり易いから信じることが出来る。だから「物」の世界に走る。「物」を追求し、「物」から「物」を知ろうとする。「物」を集め、「物」で溢れかえり、「物」に心酔し、「物」を信望し、「物」で死ぬ。これは真実か。目に見えるものがこの世の全てか。では、目の前の空気はどうか。空気も一見、目に見えぬようで、分子で構成されている。大気の主な成分、地表付近の平均大気を分析すると、水蒸気を除けば、窒素(78.08%)、酸素(20.95%)、アルゴン(0.93%)、二酸化炭素(0.03%)で大部分が構成されているとされる。即ち、空気も「物」として捉えている所以。世の現象は、本当にこれだけか。「気」はどうか。「心」とは何か。そして「思考」とは何か。即ち、世には、「物」だけではないものが存在するという事実をどう捉えているか。人間、形あるもののみを信じ、それを追求し、それに翻弄されている。これでは人生片手落ち。今の世は、目に見えないものを蔑ろにし過ぎている。例えば、空気を物質とだけで捉えた場合、そこに充満する目に見えぬ「気」を捉えることは出来ない。そのことを認識できずに物事を定義するから辻褄が合わないことだらけになっていることを推して知るべし。従って、人間は、世には見えるものと見えないものが共存しているという全体性を捉え、探求し直す必要があることを再認識すること。


そのことを肝に銘じ、今日一日を新たな目で捉え直し生きます。


有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者