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アラサー。

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最近の記事

脳みそと夢

悪夢をみた。こわい夢だったがまったく覚えていない。小さい雪だるまが溶けていくように、気づいたら跡形もなくどんな夢だったか忘れている。知らないうちに、身近な誰かがまったくの別人と入れ替わっていることに気づくというような、そんな夢だったと思う。  これは学生時代に本かテレビで得た知識だが、夢というものはすでに科学的に色々と解明されているそうで、脳が記憶を整理する作業中に、様々な記憶の断片が組み合わさる最中に見てしまうものだそうだ。脳は密集した神経細胞のダイナミックなネットワークで

    • こわい夢

      • 私のすきなお酒

        私は酒の中ではビールが好きだ。 父もビールが好きで、実家では毎晩、母が食卓に出すビールをうまそうに飲んでいるところを見てきた。 ところで田舎のアメリカの中年男性はバドワイザーなどのアルコール度数が比較的低い物を仕事が無い日は長い時間をかけて何本も飲むそうである。私は普段は大量に飲酒することはない。飲みすぎると記憶を無くしたり嘔吐することはないものの、顔はもちろん耳や腹まで赤くなり、翌日二日酔いはないが片腕が筋肉痛のように痛くなる。これは肝機能が弱い人に見られる症状らしく、片腕

        • 暑い日は海辺まで歩く

          #暑い日のおすすめ 歩いて行ける距離に海水浴場がある。 散歩にちょうどいい距離だ。水面には藻が浮かんでいて、水質はそこまで良いとは言えない。頑張って泳いだらとどきそうな位置に貨物船が立ち止まっている。海水浴客は少ない。黒い小型犬を抱えた飼い主がそのまま走って海に入水した。犬は慌てて犬搔きで陸に戻ろうとする。飼い主が再び犬を空中に持ち上げた。もう犬かきの必要はないのにずっと足をバタつかせている姿が愛らしい。 今日は7月31日。曇がかかっているのでかろうじて立っていられるが、連

        脳みそと夢

          差別意識への恐怖

          #多様性を考える リアン・フェルフーフェン著、水島治郎、佐藤弘幸訳の『アンネ・フランクはひとりじゃなかった』を読んだ。 ヒトラーが政権を掌握した1933年、アンネの母親エーディトは、母国ドイツからアムステルダムに家探しにやってきた。物語はここから始まる。 ドイツは1940年にオランダを占領、そしてフランク一家が隠れ家に消えるのはその2年後だ。しかし潜伏までの約8年間、アンネは家の前のメルウェーデ広場を親友たちと「少女ギャング」よろしく闊歩し、小さな子供たちの世話をやき、隣

          差別意識への恐怖

          歌手の ゆず について

          ゆずが昔から苦手だ。果物ではなく、二人組でギターを弾き語りする歌手のほうの“ゆず”の事だ。 何故かと聞かれるとはっきりとした理由は無い。ただ聞いていると息苦しさのようなものを感じ、テレビで出てきたらチャンネルを変える。もし職場の事務所で、彼らの曲がメドレーで流れていたら転職を検討するだろう。デパートの一階などで耳にするモスキート音と同じくらいのノイズであることは確かだ。けして嫌いではない。というより曲ごとの詳細や、彼らの人物像もよく知らない。 ゆずが作り出す世界観は、一種の

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          熱帯夜には冬が恋しくなる

          #この街がすき そろそろ2022年の7月が終わろうとしている。気温は28度らしい。連日の熱帯夜に比べるとまだ涼しい方だがやはりクーラーをつけていないと身体が火照る。こんな夜は、私は冬の思い出をよく回想する。あの頭のなかもすっきりさせてくれるような凍てつく寒さがとても恋しくなる。今住んでいる街よりも、仕事やプライベートで訪れた街や、少年時代に住んでいた街での思い出を想起することが多い。思い出といっても、長い一連のエピソードというよりも一瞬の何気ないワンシーンが多い。 例え

          熱帯夜には冬が恋しくなる

          蚤の市で不思議なかわいいポスターを購入

          護国神社 蚤の市に行ってきた。 2022年5月21日土曜日、福岡市中央区の福岡県護国神社参道にて開催された「護国神社 蚤の市」に行ってきた。この蚤の市は毎年2回ほど開催されており、毎回各地から訪れる客が参道を埋め尽くすほどの盛況っぷりである。 この日は一日を通して快晴で、日向にいると薄っすら汗ばんでくるぐらいの暖かさ。時たま吹いてくるそよ風が涼しく、まさに蚤の市日和と言える天候だった。 蚤の市で謎のポスターを購入 「護国神社 蚤の市」は骨董品店や古着屋やアクセサリーショ

          蚤の市で不思議なかわいいポスターを購入

          休日は自然に触れ、幼少期を思い出す。

          #休日のすごし方 5歳の頃蟷螂が好きだった。 身近な昆虫の中でも圧倒的に体格が大きい点と、前脚が鎌状になっている点に惹かれたのかもしれない。子供は日本刀や鎌等の武器が好きだ。 私は幼稚園児の頃、プラスチック製の日本刀を欲しがり、買ってもらうと何処に行くにも肌身離さず持ち歩き振り回していた。見えない敵と戦うためだ。たまに親に連れられて行く銀行や市役所なんかは敵のアジトとして脳内で設定していた事を今でもうっすら覚えている。 休日の公園で再開。 今は全く蟷螂に関心が無い

          休日は自然に触れ、幼少期を思い出す。

          映画カモンカモンの個人的感想

          映画館にて『カモンカモン』を鑑賞。 とある平凡な中年男性と9歳の甥の数日間の共同生活を描いたシンプルなストーリーの作品である。そのシンプルさは画面構成にも表れており、全編が白黒で撮影されている。 “怪優”ホアキンフェニックス 今回ホアキンが演じた役どころは、平凡な独身のラジオパーソナリティである。そこに私は少し驚いた。これまでイエスキリストから皇太子コモドゥス、ジョーカーまで多様で個性的なキャラクターを何でも演じきってきたカメレオン俳優だけに、今回のような『狂気』を全く

          映画カモンカモンの個人的感想

          ペパーミントキャンディー

          #映画感想文 非常に存在感のある映画である。構成も素晴らしい。ある男の20年間をシーンごとに時系列を遡りながら展開していくのだが、シーンとシーンの間に必ず、電車の車窓から見える風景を逆再生した映像を挟んでいる。田舎のあまり人通りのない景色を観せて行くのでそれが逆再生だと最初わからなかった。走行している車が逆走していたり、散っていくはずの葉が木の枝に吸い込まれるようにくっつくのを観て、逆再生だとわかる。 ストーリーの内容は思わずこちらも鬱になりそうなほど凄惨である。 主人公の

          ペパーミントキャンディー

          10代のパニック障害

          #やさしさを感じた言葉 パニック障害に悩まされていた。 高校1年生の時、街などに行くと必ずパニック発作を起こすようになっていた。例えば店内等にいる時、特に誰かに何かされたわけではなくても皆が自分の事を視ているように感じる。するとすぐに眩暈がすると共に心拍数が上昇。顔の表面と身体が火照りだし、特に頭は激しく搔きむしりたいと思うほどに痒くなる。今この文章を書いている最中も、当時の事を思い出すとずーんと気持ちが落ち込む。パニックが起きている最中は目の前の空間がゆがんでいくように

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          アカデミー賞授賞式でのウィル・スミスの平手打ちの件

          例えばジョークを言った奴がクリスロックではなくてザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)でも同様に平手打ちしただろうか。 アカデミー賞授賞式で俳優のウィル・スミスがステージ上でコメディアンのクリス・ロックさんを平手打ちする騒ぎがあった。賞のプレゼンターを務めていたクリスロックがウィルスミスの妻の容姿にふれる発言をすると、ウィルスミスは突然ステージに上がり、クリスロックに強烈な平手打ちをした。 ウィルスミスの妻は脱毛症と闘っていることを公表していたということでそれをクリスロックが

          アカデミー賞授賞式でのウィル・スミスの平手打ちの件

          プライドのあり方

          #思い込みが変わったこと 私は、欧米のヒップホップ業界には黒人のアーティストしか受け入れられないものだと思い込んでいた。(エミネムを除く) しかし今では88Risingをはじめとしてアジア人のラップが全米でヒットすることが普通になった。 今から14年前はまさかそんな時代が到来するとは思ってもみなかった。その頃私は中学2年生の14歳。この年に発売されたマドンナのアルバム『ハードキャンディー』がきっかけで、ヒップホップに興味を持ち、直ぐに夢中なってヒップホップばかり聴くように

          プライドのあり方

          男らしさ

          男らしさの定義は人それぞれにあると思われるが、時代の流れとともに変容するものであるといえる。 例えば音楽のジャンルの一つとしてのヒップホップという業界では、いかに自分をカッコ良く見せるか、いかに“男らしさ”を表現できるかを誰もが競い合っているといっても過言ではない。そんなヒップホップのラッパーたちの歌詞の内容や出で立ちも時代とともに変容してきていることは、すでに世間的にも周知されている事だろう。2000年代初頭に流行していたエミネムや50cent率いるG-unitやDMX等

          男らしさ

          眼鏡フレームについて

          #買ってよかったもの これまで10個ほどメガネを購入してきた。購入する際に悩むポイントは何と言ってもフレームである。 スクエア型 横長で角がないデザイン。小学生から中学生の間はこのタイプを着用していた。漫画ブリーチの石田雨竜である。面積があまりないからか重量が軽いイメージがあり機能的だが、個人的にはどうしてもオタクっぽいという印象をかんじてしまう。現在私は絶対にこの形のメガネをかけたくない。特にプライベートではなおさらである。だが40代以上の中年男性には似合うとは思う。

          眼鏡フレームについて