天職かてきょー

天職の家庭教師を東海地区で口コミだけで20年以上やっています。多種多様な生徒さんたちに…

天職かてきょー

天職の家庭教師を東海地区で口コミだけで20年以上やっています。多種多様な生徒さんたちに出会い、すでに100名を越える生徒さんをおくり出してきました。長年の私の知見を共有する事で誰かのお役に立ちたいと思います。

最近の記事

宿題を出すことよりも、自主性を身に付けてもらうことの方が大切

今日のテーマは宿題です。 そもそも宿題を出して、それをこなすことで成績を上げた人を見たことないような気がします。 学校のようなところで、次の授業で発表してもらうためにやってもらうことは必要なのかも知れませんし、その教科に触れる機会を増やすために、先生たちが出すことについて、全面的に否定するつもりはありません。 しかし、私がこれまで進めてきた学習指導のなかで宿題の位置づけは最も低いものです。 なぜなら、人間の能力を引き出してくる大きな要素のひとつが自主性を身につけることだと考

    • 固定概念は教育の敵

      教育分野において固定概念というものは邪魔になります。 いわゆる決めつけというやつです。 私は小学生の頃、結構最悪の悪ガキでした。先生方をはじめ、大人たちが「やるな!」ということをどうしてもやりたくなって、怒られてばかりいました。当然といえば当然ですが、悪ガキも悪いことばかりしているわけではなく、たまに良いこともします。 しかし、悪いことばかりする子供というレッテルを貼られるとクラスなどで問題が起こるとだいたい真っ先に疑われる立場になります。私の場合、たいてい僕の仕業だったので

      • 進捗状況へのアプローチは指導の肝です

        これまで状況の全く違うさまざまな生徒さん、ご家庭に携わってきました。 これは、十人十色、三者三様、至極当然のことなのですが、その対応について経験からくる直感的分析力と冷静な判断力と少々の忍耐力と的確な指導伴走能力を伴って、受け持つ生徒さんの現在おかれている状況を早々に前へと進めていかなくてはなりません。 家庭教師という仕事は、何の因果かご縁でか、それぞれの生徒さんの人生のひととき、その人生の一端を限られた時間、生徒さんにとって最適で最良な伴走者として、またよき理解者(例えば生

        • 社会科教育の問題点

          私が多く担当してきた小学生から高校入試で学ぶ内容は、基礎教養としての内容としてはとても優秀だと思います。 いわゆる義務教育で学ぶ内容というのは、いろいろな分野を知るうえで入口となってくれる良い内容です。各教科見渡しても、なかなか網羅されていて内容も素晴らしいです。 しかし、伝える側の問題というのが、常にその内容とは相反して存在します。 たとえば、中学校での社会の授業では、3分野を順に進めていきます。 およそ、まず地理、次に歴史、最後に公民という感じです。 内容を短く挙げておき

        宿題を出すことよりも、自主性を身に付けてもらうことの方が大切

          いい指導者とはどのようなものなのか

          いい指導者とはいったいどのような指導者なのでしょうか。 仕事柄、ふと考えることがあります。 指導者といってもさまざまな分野の指導者が存在しますが、私がこれまで見聞きしてきた指導者について、これまでこうあるべきではないかというアイデアと事例を踏まえて書いていきます。 最近関わった生徒さんから、おもしろい話を聞きました。 その生徒さんは私のところにたどり着くまで、塾や他の家庭教師を経験し過去にこういう事があったそうです。 その生徒さんは兄弟がいて、かつて兄弟二人まとめて家庭教師

          いい指導者とはどのようなものなのか

          回答を書いてこない生徒

          かつて、みさせて頂いた生徒さんにテストの時に回答を書いてこない生徒さんが数名いました。 その1例について今回は書きます。 成績は中学生でオール2に近く、かつては塾にも通い家庭教師もつけたけどいっこうに成績が改善されず、高校受験の期間に受け持つこととなりました。 この仕事を始めた時から、学業成績が壊滅的か、切羽詰まっている生徒さんを受け持つことが多く、今では少々のことでは驚かなくなりました。 さて、この生徒さん、空手と柔道という武道を2種目もやり続け、話していても礼儀正しく、

          回答を書いてこない生徒

          天職にたどり着くまで(学生編中学から短大)

          中学2年で武士道に目覚め、勉学に勤しむ。 中2から志して始めた勉強は、我流ながらすぐに成果に反映され、オール3で体育が5のような成績から、オール4、5がちらほらみたいな成績に伸ばすことができました。校内順位的には当時300人前後の生徒数の中20番台から30番台前後でしょうか、まあそこそこの成績でした。 しかしながら、家庭環境を変えられる術を持たない私は、早く社会に出て自立して生きていくためにはどうしたらよいのかという観点しかありませんでした。 しかし、親を恨んだりする気持ち

          天職にたどり着くまで(学生編中学から短大)

          天職にたどり着くまで(前編)

          家庭教師という天職にたどり着くまでのお話を今日は書きます。 私が生まれ育った時代というのは、親の世代が戦後ベビーブームのジュニア世代、つまり人口が増えていた時代でちょうど大人になる頃、日本経済はバブルが弾け、少し混沌としつつも、まだまだ保守的な時代でした。 保守的という言葉をどういう意味で使用したかというのは単純で、名のある会社に就職して定年まで働く。いい車に乗って、早く結婚して家を買う。 何か、周りにはそんな暗黙の了解のようなものを感じていた時代だったような気がします。 私

          天職にたどり着くまで(前編)

          天才との格闘

          家庭教師という仕事をやっているといろいろな生徒さんにめぐり逢います。 時には、中3の夏までテスト勉強したことないという生徒さんや、大手塾に6年間通ったけれど5段階の成績で一つも2以上取れなかったという生徒さんや、受験直前の夏休み一度も勉強してない生徒さんなど、比較的切羽詰まった生徒さんをみさせていただく事が多いのですが、稀に天才が現れます。一つの例を書き記しておきます。 当時この天才は中3が始まったばかり、質問は初日からこうです。 ・オール5取るにはどうしたらいいですか? ・

          家庭教師の本分 才能の見つけ方

          家庭教師の本分は、言うまでもなく受け持った生徒さんの才能を見つけて、それを伸ばすことです。それができなけば、この仕事はやってはいけないと思っています。 才能を見つけるということは、とても大事なことですが、通常はそう簡単なことではないと思います。 私の観点はこうです。 ポイントは2点あります。 1つ目は、生徒さんが発する言葉によく耳を傾けることです。話し上手より聞き上手、などという言葉がありますが、まさにその通りだと思います。 無論、家庭教師という仕事は、聞いてばかりでは仕事に

          家庭教師の本分 才能の見つけ方

          家庭教師の領域

          家庭教師を長年やってきて、自分の領域というものがどの辺りなのかふと考えた時がありました。 元はあかの他人が、勉強を教えるという名目で、見ず知らずのおうちにあがりこんで仕事をする。 客観的に考えれば、結構特殊な仕事です。 20年以上もやっていると、いろいろなご家庭に巡り合います。 生徒さんとの距離感は、プロとして場合によっては、幼い時から知っている子をみさせてもらったとしても、ほぼ公平に公明正大にみられます。 プロ家庭教師の観点からすれば、目の前の生徒さんが、何が分からなくて、

          家庭教師の領域

          家庭教師という仕事

          まさに天職として運命にいざなわれながら、今まで続けてこられた家庭教師という仕事について、徒然なるままに書き始めようと思います。 私自身、家庭教師という仕事をはじめて20年余りになりますが、はじめは、今もテレビなどで宣伝されている会社やいくつかの教育業界では名前の知れている会社から仕事を受けてやり始めたました。 当時は、右も左も分からず、まずはこの仕事をやってみようと思い立ち、簡単な試験を受けてあっさり仕事が来るようになりました。 しかし、仕事を紹介してくれるのは良いのですが

          家庭教師という仕事