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南相馬に行ってきた①
6月16日、17日の2日間、福島県の南相馬に行ってきた。私にとっては初めての福島入りだった。
南相馬市は、3.11の地震と津波による被害に加え、原発事故の影響をもろに受けてしまった地域ということが、私の予備知識のすべてで、ほとんど何も知らなかったに等しい。なお、3.11の直後、都内にいる少なくない人たちがボランティアとして被災地に足を運ぶのを尻目に、私は、東京で悶々としながら自分の目の前の仕事に
なぜテーマパークのメシは不味いのか
今週の土曜日、東京ディズニーシーに家族で行ってきた。まだ暑すぎない天候と、GWシーズン終了後というタイミングのおかげかそれほどでもない混雑状況で、おかげさまでとても楽しく過ごせた。
私の家族は、ディズニーリゾートには年に1回いくかいかないかくらいの、とてもライトな客だ。今回も、2年ぶりくらいに足を運んだ気がする。妻とふたりで共有しあった感想を、ここで紹介しよう。
混雑はそれほどでもないとはいっ
世界平和の実現のために(後編)
前回の投稿では、世界平和の実現にいち個人としてどう取り組むかという、なんだかとても壮大なテーマについて書き出してはみたものの、前段の世界平和の定義を考えるところまでであえなく力尽きた。ここから、ようやく本題に入っていく。ちゃんと着地できますように。
すこしおさらいしておくと、人には欲望がある。そのひとつの帰結として争いがあり、争いのひとつの帰結として暴力がある。
また、暴力とそれに伴う不幸には
世界平和の実現のために(前編)
我ながら大層なタイトルを付けてしまった。
先日のある対話の場で、ワールドピースゲームプロジェクトの日本代表をしている谷口真里佳さんが、「自分の目標は世界平和の実現だ」と話した。それに対して別の友人が、「私たちのすべての仕事はつまるところ、世界平和の実現のためのものなのだから、それだけではなにも言っていないに等しい」という厳しい指摘をしていて、なるほど確かにそうかもしれないと思えたのだった。
で
伝わらないことの価値
少し前に、ほぼ日の糸井重里さんが参加するパネルディスカッションをみたことがある。鎌倉投信の新井さんと、ふんばろう東日本支援プロジェクトの代表だった西條さんと、糸井さんの3人の対話だった。そのとき、とても印象に残ったことは、糸井さんの話がとてもわかりにくかったことだった。
糸井さんの話しぶりは、実際、凄まじかった。小学生でも知っていそうな平易な言葉だけをつかい、噛んで含めるように、ゆっくり、ゆった