なかひろし
シロクマ文芸部に参加させていただいた作品です。
毎週ショートショートnoteの企画に参加させていただいた作品です。
ショートショートnote杯完走しました。投稿した作品です。
たくさんの星が、まるで灯りのように見える街の片隅に、男が妻と小さなレストランを開いていま…
白い靴、汚したくないなぁ…。 中学生のアキは降り出した雨を、教室の窓越しに恨めしそうに見…
花吹雪が舞い、顔の上に落ちてきた。 散り際の桜の木がある川べりで、一人寝転んでいたケンは…
「朧月〜風を待つ身の〜淋しさよ〜」 突然立ち上がり、俳句を詠み出したケンの顔を見ながら、…
「チョコレート？」 金庫の前で俺は途方にくれていた。 タワーマンションの一室。 羽振りのよ…
雪化粧で病院の中庭は覆われていた。 「まだ降ってるわね」 病室の窓を開け、外を見ていたママ…
最後の日、僕はギターを手に浜辺を歩いている。 毎年最後の日、つまり大晦日は、高校のバンド…
「thank you」 錆びついた机の上に、釘で書かれたような文字を、私はぼんやりと眺めている。 …
誕生日だからって何かが変わるわけじゃない。 ただ一つ年を積み重ねるだけ。大学受験を控えた…
飲みたくもないコーヒーを今日もまた飲む。 小牧幸助文学賞に参加させていただきます。
「秋桜になれるかな……」 前を歩く彼の背中に、私はそっとつぶやいた。 彼は振り返りもせず歩…
「探偵に向いてると思うんだよなぁ」 奈良は、高校のときのクラスメイトで片想いしていた楓の…
◇ 「この間、僕が清水先生のことを聞いたときのことだけど……」 校内の廊下を歩きながら、…
ブルーフォレストは、立花学園から二駅ほど離れたところにある小さな店だった。 「すみません…
探偵という仕事に憧れを抱いたのはいつからだろう？ 奈良宏太は、小さいときからアニメや漫画…
失恋した私は、傷ついた心を抱え、いきつけのカフェに立ち寄った。 ぼんやりと注文もせずに座…
