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成長を求めるリーダーをレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで支援する
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの日本版の2023年9月号の特集は「リーダーのための成長論」であった。
その中で紹介されている論文の一つが「自己成長を求めるリーダーは遥かなる旅路を歩み続ける」である。筆者はロンドン・ビジネススクール教授のハーミニア・イバーラ氏ほか2名である。
本論文は、リーダーが成長する旅路を「出発」ー「航海」ー「帰還」のメタファーで示している。これらの中心に
大学での担当科目とレゴシリアスプレイメソッドを使った支援の関係を整理してみた
2024年度が始まった。
勤務先の大学ではいろいろな科目の担当をしている。以下、担当科目のすべてではないが、その中の特徴的な科目についてあげてみた。
これらの科目は2軸で分類できる。
主に個人で取り組むのか、チームを組んで取り組むのかという軸と、課題が先にあるのか、課題の発見から考え始めるのかという軸である。
この2軸で分類すると、担当している科目の内容が4つの象限のそれぞれカバーしてい
『実践アクションリサーチ』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(3)第2章 アクションの中で知る p.32~
上記の『実践アクションリサーチ』の第2章は「アクションの中で知る」ことについて解説がなされている。
「アクションの中で知る」とは
「アクションの中で知る」は、以下のようなプロセスの中で進む。
(1)外部から感し・内部での意識から経験する
(2)データを理解する(つながりが見えたとき洞察を得る)
(3)判断する(証拠の有無などから真偽を判断する)
(4)決定する(選択肢の中での優先順位、価値
『実践アクションリサーチ』をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの文脈で読む(2)第1章 アクションリサーチ入門 p.2~
このNoteで扱う『実践アクションリサーチ』の第1章では、アクションリサーチの全体像が紹介されている。全体像を描くために主に次の4つのことが扱われている。これからの概観を見てから、レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドのとの関連について考えてみたい。
・アクションリサーチの特徴
・「〇人称研究」という切り口
・アクションリサーチ・サイクル
・アクションリサーチにおけるメタ学習
アクションリサーチの
「好きなこと」をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで活かす
何かが「好き」であることは大事である。「好き」だからこそ、それに向けた行動が起きて経験が積み上がり、それが成長のエンジンになる。
逆に「嫌い」であると、行動が弱くなり、成長のエンジンも弱くなる。
生きていくにはどうしてもしなければならないことは誰にでもある。
瞬間に済ませられるものであれば、我慢すればよいかもしれない。
もし、それが多くの時間を割かねばならない(例えば仕事とか、学校と
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドとリフレクションカードの良い連動とは
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドのファシリテーター仲間の勉強会で、リフレクションカードを使ったワークを体験した(大先輩ファシリテーターによるリードで私は参加者)。
私もリフレクションカードのファシリテーター養成講座(ベーシック)を受講しているので、授業等で使ったりリードする側に立つことは多いが、参加者としての経験はそこまで多くない。
今回は、最初にレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドに沿
語られるストーリーを生み出すためのレゴ🄬シリアスプレイ🄬というアプローチ
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビューの2024年2月号に「企業文化の変革はリーダーがストーリーを語ることから始まる」という論文が掲載されている。
この論文は複数名で書かれているが、その筆頭著者は、戦略論の大家であるジェイ・B・バーニー教授である。
バーニー教授は、組織の経営資源を評価し、競争優位性を構築する戦略を導き出すための「VRIOフレームワーク」を提唱したことでも知られてい
「相手の気持ちをわかる」ためにレゴ🄬ブロックを使おう
上記の本の中で「相手の気持ちをわかる」ことについて語られている部分がある。
子どもの時代を超え、中高生の青年期にさしかかると「相手の気持ちがわからない」ことに悩む人が増えるという。
青年期では、小学校に比べて社会的なかかわりも広がり、身体と知性の成長につれ、人間の感情も思考も複雑になっていく。
つまり、「相手の気持ちがわからない」というのはある意味、当然なことである。肝心の相手自身も自
物語思考をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで加速する
『物語思考』という本をお薦めされたので読んでみた。
平易な語り口で、多くの人間の弱いところもよく見ながら、なりたい自分に近づいていくための説明が、説得力をもって組み立てられているのが印象的な本だ。
この本では実に様々な自分のキャリアを切り開くための取り組みが紹介されているが、その中でも中心になっているのがタイトルにもなっている「物語思考」である。
この物語を作るにあたって大事なのがキャ
変化に対する第3の道をレゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで導く。
2024年は誰もが予想しなかった能登半島の大震災から始まった。まだ被害の全貌は明らかにされていないが、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。
自然災害の他にも、私たち人間が形成する社会も大きな変化を自ら生み出していく存在である。技術、ビジネス、文化などの各領域で新しい試みやスタイルが生まれ、競争という名の中で古くなったものは淘汰されていく。その競争を積み重ねて様々な問題を克服し(たくさん問題を作
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドとシュルレアリスム
シュルレアリズムに関心をもち、それをテーマとして調べている学生から相談があった。ゼミの時間を使って、シュルレアリスムの考え方に沿ったワークを実施してみたいという。
シュルレアリスムの手法に沿って作られた作品を鑑賞することについてはいろいろと語られているものの、自分でシュルレアリスムの考え方を使って何かを作ってみるのは面白い。
その学生をはじめとする、これまで参加したゼミのメンバーは何度も
自分のキャリア観をブロックで考えてみた。
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドのトレーニングを受けたファシリテーター同士のオンライン勉強会があり、そこで話を聞きながら作ったモデルが冒頭の写真のモデルだ。
キャリアは組織もしくは顧客への貢献を考えていく際に浮かび上がってくる問題だ。
自分が組織や顧客に貢献できるかどうかを考えるとき、自分の持っている経験やそこから生まれるスキルや知識が、考えるための素材となる。そして経験やスキルや知識
キャリアとは何だろう。それをレゴブロックで表現するということはどういうことか。
職業上のキャリアについて理解しようとするときの一つの方法として、その語源に迫っていくことがある。
少し調べると車輪が進んだ後に残る「轍(わだち)」がその語源として出てくる。
仕事をすれば必ず何かのキャリアを得ていく。何らかの経験をして先に進めば、轍が残る。振り返ってそれが自分の歩んできた道であり、残してきた成果や実績であり、これからさらに進むための自分の能力や資本となっているというわけで
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドを使って「マイクロストレス」への対処を行う
2023年8月号のハーバード・ビジネスレビュー日本版の特集は「マイクロストレス」である。
この特集の先頭に掲載されている「マイクロストレス その正体と対処法」という論文によれば、日々の些細な出来事の中に潜み、なかなか目につきにくく、瞬間的には乗り越えられるストレスを「マイクロストレス」と呼ぶ。
圧が強力で目につくストレスならば強く自制の気持ちが働き対応しやすいが、「マイクロストレス」による