マガジンのカバー画像

島のこと

6
複雑に入り組んだ路地、青くて静かな海。「何もない」が「ある」。島を愛するアイランダーの島旅
運営しているクリエイター

記事一覧

ぐにゃぐにゃの道で楽しい④橋の見える島、本島で

ぐにゃぐにゃの道で楽しい④橋の見える島、本島で

2023年始ぐにゃぐにゃの島旅シリーズのつづき

直島から高松に渡り一泊。
マッサージ機使い放題&漫画読み放題のビジネスホテルにて、「ミステリと言う勿れ」を夜中1時まで読み漁り、こんなり面白いならドラマを観ておけばよかった…と後悔。
高松の夜は、いつだって自分の住んでいる街のように落ち着くのだ。

それはさておき、旅の最終日の予定は未定。
ことでんで年始恒例の金比羅さんでも行くかな〜と適当に考えつ

もっとみる
ぐにゃぐにゃの道で楽しい③祭りの後、普段着の直島で

ぐにゃぐにゃの道で楽しい③祭りの後、普段着の直島で

ぐにゃぐにゃの道で楽しい島旅シリーズ。

1月の3連休に、香川の直島を訪問した。
思えば、昨年の同時期もGWもお盆も年末も四国にいた。
四国行きすぎ問題がいよいよ深刻化しているが、好きなんだから仕方ない。

直島は過去に訪れたこともあったが、友人たちと日帰りで巡るダイジェスト版みたいな感じだったので、今回は念願のひとり旅だ。

言わずと知れた現代アートの島。
いつも人多いしなぁ…と、なかなか行きし

もっとみる
淡路島ゆるやかサイクリング〜特に用事はないけれど〜

淡路島ゆるやかサイクリング〜特に用事はないけれど〜

天気がよくて、時間がある。

ただそれだけの理由で、船と自転車で淡路島に行くことにした。

自転車で淡路島というと、ロードバイクに乗ったサイクリストがアワイチ(淡路島一周)などをするために向かうイメージが主力かもしれないが、残念ながら私にはそんな体力も良い自転車もない。

したがって、ネットで買った安い電動チャリンコで、体力弱者の私が島の北部のエリアを行けるとこまで行く(無理はしない)というショボ

もっとみる
瀬戸内国際芸術祭ー大島を訪れて

瀬戸内国際芸術祭ー大島を訪れて

島旅の続きではあるが、前回までの気楽な内容とは少し趣が変わっている。

男木島からフェリーに乗り込んで訪れた大島は、ずっと訪れたかった島である。

壮絶な歴史大島も瀬戸内国際芸術祭の会場となっており、この島の歴史を反映した作品が多く展示されている。

アート作品だけでなく、実際に療養者が暮らした長屋、島で亡くなった方々の納骨堂や火葬場、宗教施設なども見学できる点が大きな特徴である。

これらを観て

もっとみる
ぐにゃぐにゃの道で楽しい②香川の島ー佐柳島と男木島(瀬戸内国際芸術祭)

ぐにゃぐにゃの道で楽しい②香川の島ー佐柳島と男木島(瀬戸内国際芸術祭)

物凄く今更になってしまったが、島旅のつづき。

犬派がゆくねこのしま、佐柳島白石島、真鍋島と島を渡ってきた私の次なる目的地は、佐柳島である。
ここからは香川県に突入。

真鍋〜佐柳という週に1本の激レア航路のフェリーに乗り(もはやこの船にのりたくて佐柳島に行くと言っても過言ではない)、約20分で佐柳島に到着。

佐柳島は、猫好きが集まる猫の島として最近その名が知られているようで、周りの旅行者の9割

もっとみる
ぐにゃぐにゃの道で楽しい①岡山の島ー笠岡諸島編

ぐにゃぐにゃの道で楽しい①岡山の島ー笠岡諸島編

離島旅が好きだ。
はじめての離島ひとり旅は、八重山諸島の黒島という、人より牛の数が多い小さな島だった。

そこから私のアイランダー人生は始まった。

種田山頭火の有名な自由律俳句に『まっすぐな道でさみしい』という句がある。

解釈を差し置いて引用するのも恐縮であるが、離島を旅している時の私の気持ちはこれに反して『ぐにゃぐにゃの道で楽しい』である。

小さな離島は、まっすぐな道が少ない。
迷路のよう

もっとみる