haru

27歳男性。文を書き写真を撮る。

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最近の記事

3月も去って

cotonohaは間に合った。 三月中旬の俺、本当にありがとうございました。 先ほどLINEアカウントは削除しておきました。 マジで本当に勘弁してほしい。 僕がエンジニアをしている業界は医療と福祉の分野だ。医療は二年に一度、福祉は三年に一度のタイミングで報酬改定というものがあって、法律が変わったりする。もちろんシステムにも関わるものだから必ずこの報酬改定がある時期は修羅場になる。 お察しのとおり、六年に一度は医療と福祉の両方の報酬改定が重なる。2024年というのはまさに

    • cotonoha2.0の裏側の話

      無事にcotonoha2.0.3をリリースしました。 1人だけの開発ギリギリもギリギリ、というわけではなかったんですが、3月に入ってから睡眠時間がガンガンに減っていました。というのもまあ、全部僕がやっているので、僕しかやっていないので。マジで僕しかいなくて。cotonoha projectが運営とか書いてますが、いやいや僕しかいないです。App StoreやGoogle playで表示されるデベロッパー名なんてガッツリ僕の本名です。 というわけで僕が投げ出せば、このアプリ

      • cotonoha2.0リリース情報

        大変長らくお待たせいたしました。 アプリcotonoha2.0についてのリリース情報をお知らせします。 概要cotonoha2.0.3のリリースが決まりました。iOSおよびAndroidにて、2024年3月16日(土)に公開されます。ユーザーがアップデートできるようになるまで、時間差が生じる可能性があります。ご了承ください。 技術的な変更今回の大きなアップデートはデータベースの移行です。従来まで使用していたサービスの提供が終了したため、別サービスに移行しました。また、アプ

        • 2月は逃げてく

          ポチャッコ、誕生日おめでとう。 月初になとり氏のライブに行った。生の歌声が鼓膜を貫いて、吐き出す息が震えて、観客との合唱が心を揺らして、リズムと共に挙げた手は伸びて、言語にできない生ログのような感情が溢れた。 自分が倒れたらプロジェクト諸共崩れ去る案件が3つ並行に進んでいる。4月にリリースする本業のシステム、5月にリリースする副業のシステム、3月にアップデートするアプリcotonoha。 4月は資格試験があって、それとは別に通信制大学の新年度も迎える。副業で関わる子ども

        3月も去って

        マガジン

        • ショートショート集
          19本

        記事

          1月が往くから

          「1月は往く、2月は逃げる、3月は去る」 そんなことを言ったのはどこの誰だったのだろう、本気でそんな3ヶ月になろうとしている。もうすぐ1月は往ってしまうみたいだ。 リミットに追われている。 上半期にシステムのリリースを2本抱えて、アプリのアップデートを1本抱えて、大学と資格の試験を2本抱えて、僕は年始からずっとその準備に追われている。 やりたいこと、やると決めたこと、やらなければならないこと、限りある時間の中で何ができるだろうと何もできないままで日々は過ぎていくようだっ

          1月が往くから

          2023年を振り返って

          気がついたら仕事納めだった。 仕事は色んなことをした。経営とか企画とか、今までチャレンジしたことのない仕事をして、それから技術面でも鍛えられた。ビジネス的な目線で物事を考える機会も増えた。会社でも評価してもらえて、来年はもっと成長していたい。 夏ごろに通信教育の公文(数学)を始めた。毎日ちょっとずつプリントを進めて、最近やっと高校教材に入った。秋ごろに通信制大学に入学して、平日は仕事から帰って来てから2時間ほど勉強するようになった。その他に数年前から進めている資格試験の実

          2023年を振り返って

          cotonohaの今後について

          cotonohaは、色んな人に支えられてきました。たくさんの人にご迷惑とご心配をかけてきました。お叱りをいただくことも多くありました。何を言われても仕方のないことだと思います。 本当に大変申し訳ございません。 5周年を迎えたアプリは、僕が思っている以上に需要があることが分かりました。5年間、誰もアプリを使わなかった日は1度もありませんでした。毎日どこかの誰かが使っていました。今でも月1回以上利用するユーザーが100人以上います。 アプリで使用しているサービスが来年の春に

          cotonohaの今後について

          あの日の魚民にいた僕らは

          今日ついさっき、読んでいた本でとあるグラフに出会った。経済や経営について書かれたその本の最初の方に出てきた、3つの曲線で構成されたグラフに、僕は何だか見覚えがあった。 ふわりと、脳裏に映像が映った。 あの日のことを思い出した。 明日も会社だしそろそろもう寝なきゃいけないのに、何だかこの感情はどこかに書き留めて繋ぎ止めておかないといけない気がして、僕は必死にスマホでこの文字を打っている。 多分7年くらい前の話だ。僕が今のパートナーと付き合う前の、そのまた前のパートナーと付

          あの日の魚民にいた僕らは

          表舞台に上がる人への眼差し

          数年前、とあるきっかけで好きになったYoutuberグループがいる。それまでYoutuberという存在を知りもせず忌み嫌っていた側だったのに、あれよあれよという間にハマって、それから今に至るまで毎日欠かさず見ていた。彼らは最近、10周年を迎えた。このまま人気者への道を駆け上がるのだろうと思っていた矢先、とあることで騒動が巻き起こった。 それが起こってから、動画はアップロードされなくなった。 僕はこの騒動について自分なりにも考えたけれど、それをここで言うのはお門違いだと思う

          表舞台に上がる人への眼差し

          支援者というには烏滸がましいけど

          有料記事ばかりを書いていると虚像の反感を買っている気がするので、たまには普通の無料記事も書いてみようと思う。かくいう有料記事はどちらかというと、今の僕の思考や葛藤をそのまま源泉掛け流しでお送りしているだけなのであり、何ならこの記事の方が情報量は勝るかもしれないが。 僕は障害を持つまたは障害を持つ可能性がある児童に対する支援をする仕事をしている。今年で5年目だ。保育士を取り、通信制大学の心理系の学部を卒業し、別の通信制大学の社会福祉系の学部を卒業し、社会福祉士を取り、昨年転職

          支援者というには烏滸がましいけど

          FtMのゲイが結婚して離婚して男になってパートナーシップを結ぶまで

          僕はFtMという書き方が嫌いだけど、同じような人が検索で見つけやすいように、あえてFtMという書き方をした。この記事は長い。だって、僕と夫が考え、話し合い、決断を下した一連の出来事をお伝えするからだ。 登場人物僕:1996年生まれ。エンジニア。トランスジェンダーのゲイ。 夫:1996年生まれ。心理士。シスジェンダーのゲイ。 概要この記事は、トランスジェンダー男性の僕が、夫とパートナーシップを締結し、パートナーシップを破棄し、夫と結婚し、離婚し、僕が戸籍上の性別を男性に変更

          FtMのゲイが結婚して離婚して男になってパートナーシップを結ぶまで

          結婚指輪を作ってプロポーズした話

          まえおきちゃんと戸籍上も同性になったら、プロポーズをしよう。それが、僕が決めていたことだった。 僕はトランスジェンダーの男性で、パートナーの彼はシスジェンダーの男性だ。お互いがゲイセクシャルで、1年と数ヶ月前から同棲をしている。告白は彼からだったが、同棲をしようと言ったのも指輪を買おうと言ったのもパートナーシップを結ぼうと言ったのも、たしか僕からだった。冴えない某チェーンのイタリアンレストランで、ミラノっぽいドリアとかモッツァレラのチーズとかを食べながら、「引っ越す先にパー

          結婚指輪を作ってプロポーズした話

          旅行に行った話

          有休消化の期間が終わろうとしている。9月に働いていた会社を退社をしてから、転職先の会社に就職する11月までの1ヶ月間、僕はお休みをしていた。僕と夫は、僕の実家である神戸に帰省することになった。 僕の祖母が亡くなってから数ヶ月後、母は祖父と同居するため、神戸に引っ越しをした。大きな一軒家に引っ越した母は、やっぱりどこまでもハツラツとしていた。在宅勤務が主になった母の仕事は、山の上の一軒家にはちょうど良いらしい。広い自分の部屋を手に入れた母は、僕があげた机やベッドを有効活用して

          旅行に行った話

          西の魔女は死んだ

          祖母のお通夜が終わって、少しゆっくりしていた時だった。埼玉で留守番をしていた旦那さんが、亡くなった雪くんを見つけ、僕にメッセージが飛んできたのは。 雪くんは元々、東京で母と一緒に住んでいた時に飼い始めたハムスターだった。ハムスターをお迎えするのは4回目、4代目となった雪くんは偏食がすごくて、目が大きくて、人懐っこい、小さな男の子だった。 1代目は陸くん、2代目は空くん(1代目と2代目は2匹同時に飼っていた)、3代目は海ちゃん、4代目が雪くん。どの子も、本当に良い子だった。

          西の魔女は死んだ

          西の魔女が死を選んだ

          僕は埼玉で、母方の祖母は神戸だ。だから、祖母を西の魔女といっても差し支えないだろう。 祖母は未だ亡くなっていない。だから死んだとは言わない。だけど、ほとんど死んだようなものだ。ICUにいて、脳死状態に近く、自発呼吸もなく、意識もない。大体1ヶ月程度です、と医師に言われた。 自殺だった。自死だった。自宅で首を吊った。買い物から帰ってきた祖父が見つけた。遅かった。心停止が30分以上続き、脳へのダメージが大きかった。 「あん時、イエローハット寄らんかったらなあ」と祖父は何度も

          西の魔女が死を選んだ

          同棲とか結婚とか新生活とか

          ここ最近、Twitterもnoteも更新せず、バタバタした日々を過ごしていたのだけど、実は引っ越しをした。そして、結婚をした。 コロナ禍になり早数年、入社して4年目、東京にある実家から埼玉にある職場まで通うことに限界を感じ始めた。かといって、在宅勤務だけで済まない業務内容。この際だから埼玉に住んでしまおう、というのが引っ越しのきっかけだった。 中距離恋愛をしていた彼に「一緒に住もう」と声をかけたのは僕からで、ちょうど転職を考えていた彼のタイミングも良く、僕と彼は埼玉に引っ

          同棲とか結婚とか新生活とか