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まいにち、考える。

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日々の思考を書きとめるnote。
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#本

積読の解消法を模索してみた(後編)

積読の解消法を模索してみた(後編)

積読をどうにかしたくて、インスタグラムのメインアカウントを、蔵書記録専用にしたのが前編のお話。

実際稼働しているのはこちら。

アカウント名も、その時にkuu_booksと改めた。本の登録が終わったと思うところまで、続けるつもりである(インスタのサービス終了まで終わらない可能性も否定できない)。

ルールはシンプルで、毎週土日祝のどれか1日に、持っている本を写真に撮ってアップする。ただそれだけだ

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積読の解消法を模索してみた(前編)

積読の解消法を模索してみた(前編)

先日から話題になっているこの話にとても頷いた。首を振りすぎて赤べこになってしまうくらいに。

特に、積読ばなれ期の話には参った。まさにタワーの姿を見たくない時がしょっちゅうで、積読イヤイヤ期の多いこと多いこと。

ここに書いてあったふと読みは、とても気軽にできる解消方法と言えるだろう。確かに心が軽くなる。

しかし、自分の場合はだいたいこの後に難関が待っている。
ふと読みの後、「完璧に読みたい」熱

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初台で、二十億光年の孤独を味わおう

初台で、二十億光年の孤独を味わおう

東京・初台にある私語厳禁のお店
「フヅクエ」。

数年前のある夜、空腹状態で訪れた。

席に着いて定食を頼み、本を選ぶ。

店内はとても静かだ。
先客は、カウンターで熱心に本を読んでいる人が一人だけ。
あとは店主だけしかいない。

私は林伸次さんの本を読みながら、ごはんが来るを待つ。

扉が開き、お客が三人入ってきた。
店長は彼らに近づき、ニ、三の言葉を交わした。その後、彼らは帰っていった。

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「思考の整理学」とピンクスパイダー

「思考の整理学」とピンクスパイダー

外山滋比古の「思考の整理学」を読了した。いつも途中で閉じてまた再開してを繰り返し、度々ふりだしに戻っていたが、今回はやり切った。

さて、この本の冒頭に「グライダー」という文章がある。自力で飛べない=受動的に知識を得がちなグライダー人間についての話だ。

学校ではグライダー人間は扱いやすく重宝されるが、やがてコンピューターに取って替わられてしまうだろう。現在人類とAIについて盛んに言われていること

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消極的な読書のすすめ-来たるべき未来のために

消極的な読書のすすめ-来たるべき未来のために

読書、してますかー!?

もう何年も読んでないという人も、本棚から本があふれている人もきっといることでしょう。ちなみに自分は、マンガ8割その他が2割(小説、新書など雑多)というゆるさ加減で、だいたい毎日読んでます。

疲れている時に、本を読み続けるのはとてもつらい。SNSや動画はその点とても楽なもので、すっと内容が頭に入ってくる。
手っ取り早い脳への刺激、ですね。

でも、スマートフォンばかり操作

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河出書房新社さん攻めてる

河出書房新社さん攻めてる

今日はあまり調子が良くないですが、河出書房新社さん絡みの記事に励まされました。最近すごい攻めてる印象が強い。

それにしても、

「刃牙、暮らしの道具店」がツボすぎる、テストに出るレベル。

ざわ、ざわな休日

ざわ、ざわな休日

週末の旅行がなくなったので、強い風雨の音を聴きながら過ごしています。こんなに電車が走らず、各店も閉まり、郵便や路線便も停止するのは記憶の中では初めて。やるべきことを進め、あとは先日買った本を少しずつ読むなどしましょうか。

少女文学 第一号

少女文学 第一号

欲しかった「少女文学 第一号」が届いた。少女小説を読んで育った身には、とても懐かしく、かつ新しさも感じられた。早く続きが読みたいし、将来的に何かを寄稿できるようになりたい(野望が高すぎる……)。

石川直樹さんを作った本

石川直樹さんを作った本

六本木の文喫で、本日まで写真家の石川直樹さんのミニ展覧会が開催されていたので駆け込み。写真や著書の他に、彼の愛読書も並べられていた。登山関係だけでなく、童話や文化人類学、エッセイなどもあり、興味深い。

バッドタイミングの日でさえも

バッドタイミングの日でさえも

今日はあらゆるタイミングを計り間違える日のようだ。もし自分の耳が獣耳だったら、今間違いなく垂れている。しかしそれでも予約した新刊は迎えに行く……!

文庫Xと「あれ」の話

文庫Xと「あれ」の話

盛岡のさわや書店で売られている、タイトルや作者、内容の一切が伏せられた「文庫X」が話題になっている。

お値段は810円。本としては決して安くはないが、店舗で2100冊も売れたそう。予約も7000件を超えているという。

このような売り方は以前天狼院書店もやっていたし、文庫本葉書もほぼ内容がわからないものを買う、という点では共通するから、そこまで目新しい手法ではないだろう。(担当書店員並びに書店の

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