#6|29才独身女子|会社を辞めて、パリ大学大学院の経営学修士(MBA)に挑戦した話
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前回は、なぜフランスでのMBA留学だったのかというお話を綴りました。フランスへのこだわりはなかった・・というオチで、結局どこの国でもよかったのか?という突っ込みもあるかもしれません。
さて、ついに留学プログラムの面接前日の夜となりました。
実はその日、翌日の面接を諦めちゃおうかな・・という想いがありつつ、とある送迎会に参加していました。
なんだか不穏な気配がありますが・・
果たして私は、パリにたどり着くのでしょうか?
29歳の会社員女性が、会社を辞めてパリ大学大学院の経営学修士(MBA)に挑戦した話
面接前日のどたばた劇~諦めかけたパリへの想い~
さて、MBAプログラムの書類選考は無事合格した私ですが、労働組合での活動がそれなりに楽しく、多くの社員の方々とのよき出会いや、学びとなる出会いもあり、幾度となく「やっぱり、会社に残ろっかな」と思うようになっていました
✔仲間が増え、これからもこの人たちと働いてもいいかなと思う自分
と、
✔せっかく面倒な書類提出も完了し、面接を目の前にして、恐らく二度と来ないかもしれないチャンスをみすみす棒にふってもいいの?という冷静な自分
と、行ったり来たりの日々を過ごし、ついに面接前日まで、面接に行くべきかを決めることができませんでした。
MBAの面接を受けることを決めた2012年3月X日のこと
面接はとある土曜日でしたが、その前日(金曜)の夜のこと。
その日は、海外駐在が決まった同期の送迎会に参加し、50名近い仲間たちが集まり、かなり遅い時間まで一緒に過ごしておりました。(注:2012年春頃の話で、コロナよりずっと前のお話です)
それは、2次会から3次会のお店の場所まで、仲の良いとある同期と歩きながら移動していた時の話です。
なぜか私は、その同期に思わずぽろっと、自分の置かれた現状について、話してみたところから、人生が動き始めました。
私「実はさ、MBA留学にいくことを悩んでいて、明日朝、面接なんだ・・。でも、いこうかどうしよっかと・・悩んでて、ま、やっぱり、やめろうかな・・」(少し笑いつつ)
同期「え、お前、それ絶対後悔するから、受けなきゃだめだぞ!!俺なら絶対後悔するから、すぐタクシーで帰れよ」(真剣な顔)
それから、実はその同期が少し前に、キャリアで悩んだことがあった話などを、本当に短い時間でぎゅっと簡単に教えてもらい、彼が、過去一度行動しようとしたけど、でも諦め、そして少し後悔し・・、ということがあったと話してくれました。
それからお店に到着した私は、みんながワイワイする中で、顔や態度には出さないながらも、一つずっと紋々とそのことについて考え続け、
私はなぜ、ここにいるんだろう
と、別の空間にいるような錯覚を感じながら、運命の分かれ道に立っていることを実感していました。それが、夜中の2時~3時のこと。そして、
私「ごめん、私帰るわ」
タクシーで1時間、揺られながら帰宅し、短い睡眠をとって、9時過ぎの面接会場へ向かいました。(へろへろです)
MBAプログラムの試験内容
一般的なMBAプログラムとは少し異なりはしますが、そこでは、
✔ロジカル思考を測る学科試験(フランス語)
と
✔フランスにいる面接官とのTV電話面接(フランス語+英語)
を行いました。
そんな状況だったので、当然自信の欠片もなく、ただただ”やらなかった後悔だけはしない”、ということだけを貫き、会場を後にしました。
やりきった。
よし、これで、これからも会社で頑張っていける。
そう思っていた4月半ば。
一通のメールが届きました。
「おめでとう。あなたは秋から、プログラムの参加者です。準備をして、9月1日までにパリにきてね」
そこから先は、人生の激変に震えながらも、お世話になった色んな方々に説明し、時に悩まされるような言葉を頂きつつも、自分の選んだ道を信じ、必死でパリにたどり着くのでした。
次回:試験準備についてと、”合格”後のお話(最終回)
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