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相場 大切にしている教え その10 学習する 前編 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 相場という言葉、少し下衆(げす、品格無いイメージ)なニュアンスがありますよね。私自身もそういう印象でした。しかし、今は寧ろ意味深長なことばという印象に変わりました。

 相場が本質を突く

 市場(しじょう)という言葉とセットになるのかも知れませんが、物理(ぶつり、もの(物)のことわり(理))の本質を突いていると理解するようになりました。

 観察とセットでの学習という考え方についてご紹介します。

 観察に関してはこちらも宜しければお楽しみ下さい。

 そもそも学習とは何かを実際に経験してそこから学ぶことと思っています。特に大失敗。

 私も大失敗は沢山やらかして(当世風の表現でしょ(笑))います。特に自分が判断して信じて進んだ大失敗からは多くを学びました。

 以下はその1例ですので、宜しければお楽しみ下さい。

 記憶力に障害がある私ですら(笑)
(その辺りはこちらも。)

決して忘れない学習でした。
40年を経ても思い出すのもキツイ経験(笑)。
これが以下の村上さんの経験とシナジーします。

 そのような背景で緻密な分析と洞察力で相場と対峙されている水上紀行さんの考え方が心に響きます。

 村上さんは最大の相場の一つである外国為替市場
(その辺りはこちらもお楽しみ下さい。)

での30年以上のご経験の持ち主だそうです。

水上紀行
 みずかみ・のりゆき。バーニャ マーケット フォーカスト代表。1978年、上智大学経済学部卒業後、三和銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。5年間の支店業務を経て、ロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。東京外国為替市場で「三和の水上」の名で知られる。ドレスナー銀行にて、外国為替部長。1996年より RBS銀行にて、外国為替部長を経て、外為営業部長。2007年より バーニャ マーケット フォーカスト代表。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。

出典 投資ナビ+

 その水上さんの至近のご発言として以下が有りました。
"4月28日放送 『FX経済研究所』
(学習する)
日経CNBC" 

 要は大失敗をしたらその経緯を緻密に解析し、失敗の理由を突き止め、確実に学習して今後に活かせということです。上述のの放送の中で、同氏が経歴にもあるロンドンでの為替ディーラーとしての駆け出しの時に大負けしたご経験を紹介されています。異国の地、ロンドンのディーリングルームで悔しい思いをしたという件(くだり)は、そのシーンが目に浮かぶ程私にはリアリティが有りました。流石に齢60も過ぎれば実際に経験しなくても充分仮想的に経験を共有できます。お陰様で私も追学習させて頂きました。上述の苦い経験も否応無し(いやおうなし)に思い出させられましたが。その分深く学習が進みました。(笑)

 この辺が拙文で伝わると良いのですが。

「相場」、詰まり「場」とは広い概念なのでこの様に相場の世界の考え方は人生の参考になるのだと思います。

 ということで相場を相手に真剣勝負されている方々の考え方のいくつかは私の大切にしている教えになっています。

 自分の人生と全く異なる人生を歩まれた方々からの真摯な教訓として水上さんのエピソードがもう少しだけ残っているので後編でご紹介しようと思います。

蛇足
 連作になっています。宜しければ背景もお楽しみ下さい。


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