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「邂逅」ー詩ー


鶏頭の咲く 晩夏の朝
わたしは あなたと 初めて会った
川面を まばゆく照らす 日が
あなたの 眉宇に 光ってた

紅葉が彩る 山道で
わたしと あなたは 声交わす
白ブラウスの 肩口を
くれない色が 染めていた

鈴虫 繁く 鳴く草原を
わたしと あなたは 歩いてた
萩を 不乱につむ 後ろ背は
千代紙人形の ように
たよりなげだった

粉雪 降り散る 停車場で
私は あなたの肩 抱いた
唇にひいた 紅が
冷気のなかで
ひっそりと 燃えていた

春草 香る 川辺で
わたしは あなたに 恋明かす
川の瀬音 清水の ひびき
かわせみの 高い鳴き声
わたしの 恋言葉
それだけ だった

青い港を 見下ろす坂で
わたしたちは 永久(とわ)誓う
出船の マストが 水平線で
点になるまで みつめてた

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