【健忘録】ついでに買い物

毎朝決まって食べているものがある。スーパーで3日分が100円くらい。しかし、院内のスーパーには最初こそ売っていたものの、途中から置かなくなってしまった。

両親は近くにおらず、転院して初めての地域に来たから、友人どころか知人すら同じ県にいない😵

ガフンッ

ということで、看護師さんが数名代わる代わる「ついでだから、帰りにスーパーで買ってきてあげるよ〜」と、めっちゃ寛大なご対応。

優しいね〜。

正直、動けないし、携帯もろくに使えないし、気分転換が「瞑想で頭の中を空にする」と「瞑想?というか脳内で忠実に山や森の中を再現して、素足が土の上の落ち葉を踏みしめ、木を踏んだり、触ったり、湧き水を触ったり、生い茂る木の葉の間から差し込む日光を浴びたり、といった自然の中にいることを体験し、色々散歩や散策を楽しむ」といった脳トレのような自然との接し方を楽しむのが日の大半を占めていた。

これ以外では、楽しみはオーソドックスに食事くらいになってしまった。その前の病院では、個別献立でアレルギー対策をしながらも、調味料を使った食事が提供されていた。加えて、持ち込み食も食べさせてもらえていた。

転院先では、栄養士さんと直接色々何度も相談して、アレルギー対策や栄養状態改善策を考えてもらった。調味料は病院・業者採用で違いがある。とても親身で知識豊富な優しい栄養士さんが安全を最優先に色々考えてくれた。なので、使える調味料がなく、味を付ける前の料理に塩パックを添えてもらっていた。素材の美味しさはあったけど、食欲もあった。それまでも病院食と持ち込み食の両方を完食していたにも拘らず、消耗により栄養失調だった。なので、色々栄養補助食材も付けてもらっていた。最初こそ、カロリーメイトゼリーが凄く美味しく感じるのだが、毎食だと段々と初期の感動が薄れてきてしまう。正直、甘い物があんまり好きではない私にとって、多種多様な栄養補助食品やドリンクはほどほどに美味しいものの、やはり朝食に好物を食べることはかなりの助けになっていた。毎朝の食事が唯一の楽しみというのは言い過ぎだが、毎朝の食事はやはりウェイトが非常に高くなってしまう。

まぁ、私の背景も、病状も知っていたから?か分からないが、随分と皆さん優しかった。色々な対応もだけれども、態度などもつくづく優しかった。

ある意味、看護師さんは部屋に来る時以外の患者の日中の過ごし方を知らずとも、察することはできるだろうか。明らかに、私にできることが限られている状況だからね。

完全看護だったかな?コロナも受け入れていたし、家族を一切中に入れない代わりに、スタッフの強靭なメンタルと心意気、(職へのプライドも?)で患者のことを包括的にみていた。

もしかしたら、単なる優しさで買って出てくれて(act of kindnessで)、特に深い意味もないかもしれない。その可能性も高い。とはいえ、まぁ、結果的にはこの好意的な行動が、生存意欲を保っていたかもしれない。

正直、転院前はなんか主治医の適当な対応が悔しくて、意地でも死なないと思って、食べることで栄養摂取をして、感染症などの合併症を極力防ごうとしていた。(ここで、凄く手厚い看護で持ち込み食も病院食も両方食べさせてもらえていたのは、凄まじい延命・合併症予防になっていただろう。そもそも、咀嚼が難しくて食事スピードが遅い私に完食できるように食べさせてくれたことにも感謝だし、持ち込み食も食べさせてくれたのにも感謝しかない。)

その負けず嫌いさを掻き立てるものがなくなり、回復に努めつつも、ギラギラした闘志はなくなっていた。

すると、回復した先の未来を想像して頑張る……うーん……それも大事。普通に頑張ってたよ。けど、やっぱり目先の目標というのはとても効力が高い。

食べ物で釣るというのが長年継承されるタクティクスの理由はきっとある。

脱線したが、こうしてレシートも分けられたスーパーでの買い物という特別大サービスの恩恵を受けることができた。

なんで、こんなにも優しかったんだろう? というか、いつも優しくしてもらえるのは、本当にラッキーだ😁

理由はともあれ、ありがたいことだよね😄

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