MAHIRO

生きること。食べること。心の病によって、そのあたりまえが上手くできなることがあります。…

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生きること。食べること。心の病によって、そのあたりまえが上手くできなることがあります。私もそのひとり。それでも前を向いてゆっくり生きてゆくために。

記事一覧

摂食障害の孤独と希望の光

摂食障害になると孤独になりやすいです。 症状が特殊でもあるため、 誰にも相談できず、心を開けなくなってしまうのです。 私も発症してから10年近くは誰にも言えませんで…

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1年前
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哀しきチューイング

摂食障害の症状の中でも、影に潜みがちな『チューイング』。 私もチューイング歴があるのですが、これも過食嘔吐と同じように、とても辛く苦しいものでした。 味わうだけ…

MAHIRO
1年前
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自己肯定感の低さと摂食障害。必要なのは愛情の〇〇

自己肯定感が低いということ 自己肯定感(じここうていかん)とは、その言葉の通り「ありのままの自分を肯定する感覚」のこと。自分の価値や存在意義を肯定できる感情を意…

MAHIRO
1年前
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生きるにはこうなるしかなかったかもしれない〜私の場合〜

10代から30代までの長い月日、拒食→チューイング→過食→過食嘔吐という生き方をしてきた私。 このような経緯をたどる方は、結構多いのではないでしょうか。 私の場合、…

MAHIRO
1年前
9

拒食も過食も過食嘔吐も

摂食障害になってしまうと、拒食や過食、過食嘔吐やチューイングなどが 『症状』として現れます。 これはあくまでも、症状のひとつです。 不眠症や睡眠障害の人が眠れな…

MAHIRO
1年前
11

〜摂食障害〜前向きだけが全てじゃない

摂食障害になると、まるで違う世界に迷い込んだような感覚になっていきます。 この先どうなるのだろう… 今までの自分ではない自分になっていく…。 それを不安に感じる…

MAHIRO
1年前
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自己紹介〜摂食障害と24年〜

MAHIROです。 簡単に自己紹介をさせていただきます。 40代、娘と夫の3人家族です。 (不妊治療&夫の男性不妊治療にて高齢出産) 摂食障害は19歳からで、20年ほど経った頃…

MAHIRO
1年前
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はじめまして。

はじめまして。 こちらの記事を目にとめていただき、 ありがとうございます。 MAHIROといいます。 『食べる』『眠る』そして『生きる』 人間が当たり前にできることのは…

MAHIRO
1年前
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摂食障害の孤独と希望の光

摂食障害の孤独と希望の光

摂食障害になると孤独になりやすいです。

症状が特殊でもあるため、
誰にも相談できず、心を開けなくなってしまうのです。
私も発症してから10年近くは誰にも言えませんでした。
母親や家族、数少ない友人にさえにも、必死で隠していました。

私が摂食障害で苦しんでいた2000年代〜(20年ほど前)は今よりも、“摂食障害”という心の病に、世間の理解が少なかったようにも思えます。

1番理解して欲しいはずの

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哀しきチューイング

哀しきチューイング

摂食障害の症状の中でも、影に潜みがちな『チューイング』。

私もチューイング歴があるのですが、これも過食嘔吐と同じように、とても辛く苦しいものでした。
味わうだけ味わって吐き出すチューイングは、一見都合の良いように思えますが、食べる満足感も得られなければ、体調不良にもなり、食費もかかります。

何より食べ物に対する罪悪感や冒涜感、ただただ虚しさだけが残るのです。

毎晩毎晩、何をやってるのだろう…

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自己肯定感の低さと摂食障害。必要なのは愛情の〇〇

自己肯定感の低さと摂食障害。必要なのは愛情の〇〇

自己肯定感が低いということ

自己肯定感(じここうていかん)とは、その言葉の通り「ありのままの自分を肯定する感覚」のこと。自分の価値や存在意義を肯定できる感情を意味する言葉です。

自己肯定感が低いというのは、自分自身に対して否定的な感情を抱いているということです。
ものごとをネガティブに捉えやすいとも言えます。

摂食障害にかかりやすい人は『自己肯定感が低い場合が多い』のです。

自己肯定感は幼

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生きるにはこうなるしかなかったかもしれない〜私の場合〜

生きるにはこうなるしかなかったかもしれない〜私の場合〜

10代から30代までの長い月日、拒食→チューイング→過食→過食嘔吐という生き方をしてきた私。

このような経緯をたどる方は、結構多いのではないでしょうか。

私の場合、きっかけはダイエットでした。
少し痩せることが出来た喜びと、空腹感の心地良さを感じました。

ダイエットのまま、満足できれば良かったのですが、体重を落とすことだけにどんどんのめり込んでしまいました。


その結果少しでも食べるのが

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拒食も過食も過食嘔吐も

拒食も過食も過食嘔吐も

摂食障害になってしまうと、拒食や過食、過食嘔吐やチューイングなどが

『症状』として現れます。

これはあくまでも、症状のひとつです。

不眠症や睡眠障害の人が眠れなくなるのと同じ。

不安障害(不安神経症・強迫性障害)の人が、何度も鍵を閉めたか確認したり、何時間も手を洗い続けるという『症状』と同じなのです。

なので、拒食や過食嘔吐をしてしまったとしても、その行為が悪いことでもなく、責めることで

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〜摂食障害〜前向きだけが全てじゃない

〜摂食障害〜前向きだけが全てじゃない

摂食障害になると、まるで違う世界に迷い込んだような感覚になっていきます。

この先どうなるのだろう…
今までの自分ではない自分になっていく…。

それを不安に感じる人もいれば、
それが心地良く感じてしまう人もいると思います。

そして摂食障害になるきっかけは、
その人それぞれ。

きっと今、悩んで苦しんでる人にとって、前向きになるのは難しいかもしれません。

それでも大丈夫。それは仕方のないことだ

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自己紹介〜摂食障害と24年〜

自己紹介〜摂食障害と24年〜

MAHIROです。

簡単に自己紹介をさせていただきます。

40代、娘と夫の3人家族です。
(不妊治療&夫の男性不妊治療にて高齢出産)

摂食障害は19歳からで、20年ほど経った頃症状が落ち着きはじめ、24年経った現在は寛解(※)しています。

拒食(思春期やせ症)から始まり、過食、チューイングを経て、過食嘔吐へ。

その間、不眠やうつ症状、タバコ・アルコール依存にも陥り、どん底だった28歳頃に

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はじめまして。

はじめまして。

はじめまして。
こちらの記事を目にとめていただき、
ありがとうございます。

MAHIROといいます。

『食べる』『眠る』そして『生きる』

人間が当たり前にできることのはずですが…

中でも特に『食べる』ということが、上手くできず、もがきながらここまで来たひとりです。

『摂食障害』

この言葉に、病状に、症状に、衝動に、
悩まされ、振り回され続け、ときには助けられ…
気づけば24年もの月日が

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