巡礼13日目〈ビジャフリア~オルニージョス・デル・カミーノ、30.0km〉
和田アキ子と一緒にうどんを食べるという奇妙な夢を見て目覚める。久しぶりの出汁のきいたうどんはとても美味しかったように思うけど、やはり和田アキ子との会話は緊張した(とりあえず無難に天気の話などをして、彼女の機嫌を損ねることなく乗り切った)。
身支度を整えて、ホテル階下のレストランで朝食を食べ、今日も歩き始める。が、昨日の口論後の微妙な気持ちを引きずったままで、いつものようにどんどん小さくなっていく夫の背中に、さらなるいら立ちと寂しさを覚える。道は単調で、人の姿もほとんどない。