記事一覧
建設コンサルタンツ協会 協会誌「Consultant」vol.303に寄稿しました
建設コンサルタンツ協会誌「Consultant」vol.302(2024/4) 特集 違う景色に見える旅 〜大人の修学旅行〜 https://www.jcca.or.jp/kaishi/303/303_toku4.pdf 記事一…
建設コンサルタンツ協会 協会誌「Consultant」vol.303に寄稿しました
建設コンサルタンツ協会誌「Consultant」vol.302(2024/4)
特集 違う景色に見える旅 〜大人の修学旅行〜
https://www.jcca.or.jp/kaishi/303/303_toku4.pdf
記事一覧は以下のURLからご覧になれます。
「Consultant」vol.302 特集 旅 〜知的好奇心に誘われて〜
「コトでなくヒトが主役」 〜トラベルジャーナル2023年4月17日号掲載コラム
ぶらっとまち歩き着地型プランニングガイド vol.1 (2023/4/17)
コトでなくヒトが主役まち歩きの人気が高まって久しい。かつては旅行といえば温泉につかり宿でゆっくりと過ごしたり、観光バスで名所旧跡と土産物店を回ったりというのが定番であったが、近年は旅先でまちを歩き、地元の人と交流したいという方向へ人々の興味が向いてきた。
大型バスで施設に乗り付ければよかったハードウエア型「モノの観光
「建築祭」という名前の理由【まいまい京都のめざすもの⑥】
前回の記事では、まち歩き団体であるまいまい京都/東京が「建築祭」に関わる理由や意義をまとめた。今回は、建築祭がもたらす影響やビジョンについてお伝えしようと思う。
建築祭を通じて、まちと人が動きだす
京都モダン建築祭、神戸モダン建築祭を実施してみて感じたことがある。そのひとつが、建築をひらくと、まちにも人にも変化が起きるということだ。
建築祭に向けて、私たちは貴重な建築を所有・管理している方に
同行スタッフのお仕事2:マネジメント【まいまい京都のメソッド公開⑧】
前回の記事では、同行スタッフの役割のうち「ファシリテーション」に注目してご紹介した。まいまいの同行スタッフは、前回まとめた「ファシリテーション」と同時並行して、一般的な添乗員がおこなう「マネジメント」をおこなうところに特徴がある。今回は、まいまいツアーでスタッフが行っているマネジメント業務を一覧してみる。
■進行管理する「タイムキーパー」としてツアーの開始時間も終了時間も決まっている。終了後のご
リード文には主語がない【まいまい京都のメソッド公開⑤】
盛り込まれるのは、誰の「主観」?前回の記事で、リード文を書くときの心構えをまとめた。心構えをひとことで言うなら「主観の発露を恐れない」ということ。「主観」と言ったが、これはガイドさんの主観だけではない。まいまいのツアー担当者としての主観も、参加者の主観も、リード文には盛り込まれているのがポイントだ。
まいまいのリード文には共通点がある。それは「主語を伏せる」ということだ。1つのリード文のなかで、
刺さるリード文をつくるコツ:主観の発露をおそれない【まいまい京都のメソッド公開④】
ここまでの記事で、ツアーへの期待感を高めるリード文の書き方をまとめてきた。構成のコツや言葉の選び方のコツを紹介したが、もうひとつ重要なポイントがある。それは、書くときの心構えだ。
リード文は、一般の人にもガイドさんにもツアー先の方にも読まれるもの。そう思うと、どうしても「正しいものを書こう」と肩の力が入ってしまう。そうすると、どこにでもありそうな無難なリード文にしかならない。
参加者の心をつか
意味や実感を伝えるリード文の推敲プロセス【まいまい京都のメソッド公開③】
前回の記事では、リード文のつくりかたを紹介した。完成したリード文を詳しく分析しながら、それぞれの段落にどんな意図があるのかを解説していった。今回は、その一歩手前を扱う。リード文を推敲するプロセスだ。まいまい京都ではどのような方針で推敲するのか、ご紹介しよう。
ファクトだけでは伝わらないまいまいツアーのリード文は、参加者の視点に立って、ツアーでどんな体験ができるのかを語っている。そのときに重要なの
期待を高めるリード文のつくりかた【まいまい京都のメソッド公開②】
■ツアー告知は「予告編」前回の記事で、まいまいツアーのタイトルのつくり方を紹介した。タイトルが決まったら、次はリード文をつくる。リード文とは、告知ページの文章のことだ。これをかなりの熱量で準備している。
まいまいのリード文は、予告編のようなものだ。映画の予告編は、2時間の本編を数十秒に再構成している。そこでは本編のストーリーどおりに情報が並べられるとは限らない。終盤の華やかなシーンが冒頭におかれ
トキ消費から見る まち歩きという“祭り”【まいまい京都のめざすもの③】
コト消費からトキ消費へ「トキ消費」という言葉があるという。時間を共有することに価値をおいた消費行動を指す概念だ。
「モノより思い出。」というキャッチコピーが流行ったのは、たしか1999年。そのころから、生活者が求めるのは「商品」ではなく「体験」にシフトしたのだと言われている。「モノ消費からコト消費へ」という表現をよく聞いた。
近年では、「コト消費」が「トキ消費」へと変わっているという。体験に価
謎を解き、街を読む【まいまい京都のめざすもの②】
不自然なカーブに気付けるかガイドさんとまちを歩いていると、意外なところで立ち止まる。なんの変哲もない道路。ガイドさんは話しだす。「この道、見てください。なんかここだけカーブしていますね」。言われてみればたしかにそうだ。ガイドさんは続ける。「なんでやと思います?」。何気なく歩いていた道に、とつぜん「謎」があらわれた瞬間である。
たしかに、ここだけ道が曲がっている。なぜだろう。参加者一同、あたりを見