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息抜きに

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「あー、やってらんね〜」 気分を変えたい、そんな時にどうぞ
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固定記事に「三度、バアバに間違われた話」を設定している。

https://note.com/malitika/n/n1404fec990a4

夕方頃になると目もかすみ、

「三度、ババアに襲われた話」に見えたりして、何度もドキッとする。

別の投稿に変更しようかと真剣に悩んでいる、、、。

三度、バアバに間違われた話

三度、バアバに間違われた話

(約2,000文字)

赤ん坊時代に

40歳過ぎてから子供を授かった。

慣れない育児と向いていない家事で、私は心身ともにすっかりやられていた。

増えた体重も全然戻らず、妊婦服をそのまま着ていた。赤ん坊がお腹から出たはずなのに、違和感はなかった。

果ては、有り得ない〜と揶揄していた歳八十になろうという母親の服を、お下がりとして有り難く着ているような状態だった。

子供がようやく歩き始めた頃、

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締め出されて、、、

締め出されて、、、

コロナでずっと延期だったお祭りが復活した。子供がお神輿を担がせてもらえることになり、祭半纏に足袋にと、装束もばっちりそろえた。そして、お祭りといえば、屋台。母たちも前夜祭のお手伝いに参加した。子供たちが、お小遣い片手にかき氷、射的、焼きそば、ポップコーンなどなど迷いまくる姿は微笑ましかった。

今年の暑さは異常だった。夕方になっていたとはいえ蒸し暑い。我が家の子供が、渡しておいたお小遣いをあっとい

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大殺界中と知っていたら、、、の話(後編)

大殺界中と知っていたら、、、の話(後編)

(約2,900文字です)

私は、気がつけば2月の赤城大沼、「ブリザード」の真っ只中にいた。

ほぼ普段着で、、、。

車の中でマイナス4度ということは、吹きすさぶブリザードの中、体感気温はマイナス10度ほどだったと思われる。

氷上では、ワカサギ釣りのテントがあちこちに張られていた。

だが、そんな風物詩を愛でる余裕などまったくなかった。

凶暴な風で顔が痛い!

雪もあるにはあるのだが、雪遊び

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大殺界中と知っていたら、、、の話(前編)

大殺界中と知っていたら、、、の話(前編)

(約1,700文字です)

ある冬の日。まだ、コロナもなく、キャンプも始めていなかった頃、、、。

子供が雪を見たいと言った。

年々暖冬傾向であり、雪が降っても積もることなど、わが家の周りでは数年に一回あるかないかだ。

夫は「パパに任せろ!」とばかりに請け負った。

そして、急遽、関東圏でも雪が確実にある場所へ行くことになった。

私は、そこがどんな場所であるか知らなかった。

ただ、週末毎の

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紅茶梅酒

紅茶梅酒

(約1,000文字)

出先で、寒気を感じた。どうもここのとこ、歳のせいか忙しいため、体調がよろしくない。

私だけ、先に帰ることにし、家族にスーパーの買い物をお願いした。

寒気だけだったので、すぐに漢方系の薬を飲む。

異常な陽気で半袖の人もチラホラいた位だったのに、とにかく寒い。

生姜入りの紅茶を!と思ったが、生姜をするのがひどく億劫に感じられた。

その時、台所の整理をしている時に見つけ

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で、結局どうなった?

で、結局どうなった?

(約1,300文字)

昨年末、年越しキャンプを雨予報の中、敢行した。
私と子供にとっては、初めての挑戦。

一昨年末、夫と仲間たちの年越しキャンプは、寒さとの闘いだったと聞いていた。

という訳で、今回我が家では、就寝時の防寒対策に重点を置いて挑んだ。

マルカの湯たんぽ、電気毛布、マイクロファイバーブランケット、インナーシュラフ、羽毛シュラフ,etc.

キャンプ地は冬場でも温暖な伊豆を選択。

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そして、、、跳んだ

そして、、、跳んだ

(約1,900文字)

雨が降り出したのは、年越しキャンプ初日の夜からだった。

結局、翌日昼まで降り、午後には止んだ。

中1日経って撤収日前日、

実はテントの下が、水でぐっしょり濡れていることが発覚した。

スノコサイトに銀シートを敷き、その上にデカテントを張ったのだが、シートとテントの間に雨水が回っていたのだ。

撤収日である翌日は、10時から雨予報。
(いつものことです、、、)

早朝に

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イノシシ食べたい

イノシシ食べたい

(約2,000文字です)

久しぶりに冬、関東圏にある義実家で一泊した。

私はキャンプが大好きだ。

義実家は、そんな私でも気を抜けない場所。

容赦ない寒さ、かなりのテコ入れが必要な設備、そして、、、獣が出る。

熊は、これまで滅多に出なかったのだが、昨年は県内で目撃情報が激増したそうだ。

一応、義実家近くでは、まだ大丈夫とのこと。

ただ、ヒロシがクマに怯える姿を大げさ〜などと、そのうち笑

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蜘蛛

蜘蛛

(約300文字)

今朝方、キッチンに入ると茶色いちりのようなものがあった。

あ、ゴミ

と思い、摘もうとしたところ動いた。

あ、蜘蛛

我が家は、蜘蛛が多い。

益虫なので、各部屋で活躍していただいている。

冬になると姿を消すのだが、、、暖かくなってくるといつの間にか現れ、また活動を始めるのだ。

それにしても、早いなぁ〜と思いながら朝のコーヒーを淹れる、というのが美しい流れ。

私の場合

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氷雨

氷雨

(約1,500文字)

朝から冷たい雨が降る、
1月中旬、昼下がり。

家族で珍しく都心に赴いた。

ある場所へ行くために。

予約時間には、だいぶ余裕があった。

降りつづく氷のような雨は止みそうにない。

先にどこかで温かい飲み物を、ということになった。

夫が近くを検索したところ、すぐに何十件とヒット。

一番近くのカフェへ向かった。

こじんまりとした、落ち着いた佇まい、、、。

子供の手

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冬キャンを乗り切るには

冬キャンを乗り切るには

(約3,300文字)

2月の三連休、年越し以来のキャンプに挑んだ。

初めから危険な天候が予想されたのだが、事前に準備をしていけば大丈夫。

これまで何度も何度も秋冬キャンプでは風邪をひいてきた。

結果、私の得た学びとは、、、

身体を冷やさないこれに尽きる。

当たり前のように思えるが、気を付けるポイントがいくつかある。

まず、、、

見た目なんぞ気にしてはいけない。

極寒の地でも違和感

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犬も食わない

犬も食わない

(約3,000文字)

先日、アマプラ配信の『mr.&mrs.スミス』の感想を投稿した。

夫婦喧嘩は犬も食わないという。

なんでも食す犬でさえ関心を示さないし、どうせ元にもどるのだから、仲裁するだけ損、という諺だ。

仲裁はしなくとも男女の痴話喧嘩、断然自分は聞く派である、と記事に書きあげた段階で、とても不思議なことが起きた。

昼食のため家族で立ち寄った店で、

まさに、私の隣で、

男女の

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