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『きみトリ』プロジェクト

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書籍「きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ」出版と普及プロジェクトに関連した記事や進捗レポートを配信していきます。
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#思春期

小学校6学年で「仕事のトリセツ」の授業を実施しました

小学校6学年で「仕事のトリセツ」の授業を実施しました

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』(以下きみトリ)の著者の一人、舟之川聖子です。出版後に「きみトリプロジェクト」として対話の場づくりの活動しています。
https://kimitori.mystrikingly.com/

本業では、鑑賞対話ファシリテーターという仕事をしています。これは、映画や舞台や本などの作品を観た人同士が、感想を話し合うための場を企画し、当日の場を進行する仕事で

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読み終えたきみトリを寄贈する

読み終えたきみトリを寄贈する

読者の方が、
「読み終えた『きみトリ』を知り合いの運営する、10代のためのコミュニティスペースや居場所に寄贈していいですか?」
と聞いてくださいました。

「とてもありがたいです!ぜひお願いします」とお返事しました。
自分にはもう十分になったから、あるいは実は少し合わなかったから、ぴったり合うだろう次の方に手渡していく。
そんな広がり方もうれしいです。著者だけでは思いつかないところにきっとまた旅し

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『きみトリ』ご感想 〜なんとも言えない苦しい気持ちを楽にしてくれる

『きみトリ』ご感想 〜なんとも言えない苦しい気持ちを楽にしてくれる

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』著者の舟之川聖子です。

Instagramで『きみトリ』の感想を書いてくださっている投稿がありました。許可を得てご紹介します。

こんな本を読んでいたら、思春期の苦しさ、10代の悩みが少しは楽になったと思う。

3つの章に分かれて構成されているが、どれも学校では教えてくれない。

親も中々伝えてくれない。
私の親もどう伝えたらいいのか分からなかった

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『きみトリ』ご感想 〜年齢で差別せずに、向き合おうとしてくれている

『きみトリ』ご感想 〜年齢で差別せずに、向き合おうとしてくれている

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』著者の舟之川聖子です。

年に何度か文通している私の友人・フジさんから、お手紙で『きみトリ』の感想をいただきました。許可を得て紹介します。

『きみトリ』、いろんなところからランダムに読んでいます。
参考文献や映画がついているのもうれしいです。

自分の中・高校生時代を振り返ってみると、「とにかく受験勉強!」だったり、学校(大人)の言うことにただ従っ

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きみトリ×ラーンネット|10代とトリセツをつくる授業|第5回レポート「観て話す」

きみトリ×ラーンネット|10代とトリセツをつくる授業|第5回レポート「観て話す」

きみトリプロジェクトの舟之川です。

この一年、神戸のラーンネット・グローバルスクールで、5・6年生の人たちと「トリセツをつくる授業」に取り組んでいます。この授業は、同校のプログラム「思春期クラス」の一環です。
ラーンネット・グローバルスクール http://www.l-net.com/

10代とトリセツをつくる授業『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』の筆者3人が講師となり、1つの学

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きみトリ×ラーンネット 10代とトリセツをつくる授業 第3回レポート

きみトリ×ラーンネット 10代とトリセツをつくる授業 第3回レポート

きみトリプロジェクトの高橋ライチです。
神戸のオルタナティブスクール「ラーンネット・グローバルスクール」さんとの協働で、思春期クラスにて10代の皆さんと一緒にトリセツをつくる授業に取り組んでいます。

初授業のようす
通年授業について
1学期 1回目授業 イヤだとOKについて
1学期 2回目授業 イヤだとOKのトリセツ発表

2学期のテーマは「心の声を聴く」です。
1学期の「イヤだとOKのトリセツ

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「自立のトリセツ」を子ども本人も親もつくる、という意識 ~病気を持つ子を育てる親の会にて~

「自立のトリセツ」を子ども本人も親もつくる、という意識 ~病気を持つ子を育てる親の会にて~

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』著者のライチです。
出版後、さまざまなところでご縁をいただき「思春期」についての講演・講座をさせていただいています。
先日は、小児慢性疾病の子どもを育てる親の会・神奈川県域支部で行われた教育懇談会にて、オンラインでお話させていただきました。

「大人になるということ 思春期から自立へのサポート」と題し、子どもの発達と関わりの変化や、思春期の意味、その

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友だちの友だちはみな友だち

友だちの友だちはみな友だち

今日は、仲間と一緒に出版した初の著書「きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ」の嬉しいご感想をいただいたので、シェアします。

2020年の8月に出版の制作費などのためにクラウドファンディングをすることにして、411人の方にご支援いただき、きみトリプロジェクトの仲間になっていただいた。これって、すごいことだったなって、今振り返ると思う。
だけど、もちろん、まだまだきみトリの存在自体を知らな

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保健室のなかに

保健室のなかに

娘の通う小学校の図書室へ、自分の初の著作「きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ」を置いていただけたらと寄贈を申し出たところ、こころよく受け取っていただけた。

たいへんありがたく、10代の子たちの身近にこの本を置いてもらえてうれしいなあと思っていた。

私は、小学校で読み聞かせのボランティアをしていて、時折、小学校の図書室へ伺っている。
寄贈をした後にしばらくして、図書室へ行ったときに、先

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クラウドファンディング説明会を開催しました!

クラウドファンディング説明会を開催しました!

今日は、表紙や本のデザインを担当してくださっている布留川マキさんをゲストにお迎えして、クラウドファンディングの説明会2回目を開催しました。

(クラウドファンディングの活動報告にも載せてますが、noteでも書き記しておきます。)

マキさんは、生活を大切にした言葉と空間の設計事務所「ぐるり舎」を営まれていて、わたしたち執筆メンバー3人とも関わりの深い方です。

マキさんの生活自体がとっても素敵で、

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誰のために書くの?

誰のために書くの?

10代の人に向けて、この社会を生きていくための、トリセツになるような知恵を手渡したい。

そんなコンセプトで本を作り始めた。
第一稿に執筆メンバーと応援メンバーによるコメントを入れてもらって、〆切を決めて第二稿を仕上げた。

が。なんだかもう、よくなったのか悪くなったのかよくわからない。ということはまだ全然「書けてない」のだと思う。気が遠くなる。

概念的な話が続くとわかりにくい。
例として自分の

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友だちは変わっていい

友だちは変わっていい

友だちって、作ろうと思うとうまくできないのかもしれない。
あなたに友だちはいますか。
そもそも友だちってなんだろう。
知り合いはいるけど友だちがいない、なんて言葉を目にする事がある。

私は、たくさんの人と仲良くできるタイプではなかった。数人の気の合う人とぐぐっと深くつきあうのが好きだった。そう気づいたのは大人になってからだったけど。

10代は変化が激しい時期で、身体も変化するし、好きなもの、興

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憂鬱や渇望がくれたもの

憂鬱や渇望がくれたもの

前回の手紙から1か月が経ってしまった。あれを皮切りにどんどん10代のあなたと交信しようと思っていたのにね。
元気ですか。最近はどんな調子ですか。

私は梅雨であることも手伝って(を言い訳に)けっこうゆっくり、休み休み過ごしている感じがします。憂鬱な気分や調子の出ないことをわたしは「ブラッキー」という名の大型犬として捉え、共存しています。
だから最近は、今はブラッキーが甘えてくる時期なんだな、とつき

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