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エッセイ

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自分の花を咲かせよう

自分の花を咲かせよう

桜が満開になりつつある。
近所にある都立公園でも桜が大いに花開き、土曜日ということもあって花見客で賑わっていた。 

そんな中を散歩していてふと思った。 
「桜は桜であり続けているだけなのに、こうして花開いている時にだけ見てもらえるのはどうしてなのだろうか?」 

おそらく答えは、「桜の花が咲いたのだから見に来た。」だと思う。 
しかし注目するというのは、結局人間側の勝手にしていることである。

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私が観る世界とあなたが観る世界

私が観る世界とあなたが観る世界

人はそれぞれ、本当に観えている世界が違う。 

自分が観えている世界がすべてと思ってしまうけれど、
普段一緒にいる人とでさえ見事に違うから驚きである。 

最近、本当のコミュニケーションとは自分が観えている世界をいかにうまく伝え表現し、  
相手が観えている世界がどのようなのか、自分の意を介さずにただ耳を傾けそれを知る、そのやりとりなのではないかと思った。

そのズレがあれば「相手はわかってくれな

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佇まいの美しい人

佇まいの美しい人

欲しいものや気になるものがあって

買い物に出かけて 
店員さんに声をかけて実物を見せてもらった時、

最初は笑顔で接客してくれていたのに

思っていたのと違ったな
やっぱり買わない
という選択肢をすると

態度を一変させる店員さんってたまにいませんか。

わかりやすいな、と(笑)

一方で、

お客さんが帰る去り際まで佇まいが美しく

「見ていたただいてありがとうございました。」
と笑顔で見送っ

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本気度

本気度

スポーツの秋。

あちらこちらで運動会が催されている時期ですね。

我が家でも先週今週と
甥っ子たちの小学校と幼稚園の運動会でした。

いやいや、とても素敵な運動会でした。

幼稚園の年少さんのかけっこは
15mくらいの距離を小さい身体で
テッテッテッと走る姿がとても可愛らしく、

ゴールでは担任の先生が待っていて
ハグしてゴールします。

「頑張ったね」と一人ずつに声をかけて
笑顔で触れ合ってい

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自分を幸せにできる人は人を幸せにしている

自分を幸せにできる人は人を幸せにしている

人はついついクレクレ星人になってしまう。 

それは自分は満たされていない、幸せではないという思い込みの中にいるからだろうと思う。 

不足感がスタートだとゴールまでの道はなかなかに苦しいのかもしれない。

ただ、私から申し上げるならば自分で自分のことを幸せにしていない人はいないと思う。 

たとえば、
お金を誰かに支払う(=与える)時は同時に、
自分が欲しいもの(喜ぶもの)を受け取っている。

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職人の背中

職人の背中

職人さんの背中がすごく好きです。
背中で語る、というのかとてもカッコ良さを感じる。

私は前職、革小物を作る職人でした。
会社でベテランの職人さんがいて、この道50年というほんとその道一筋でやってきた方。

その方がやっぱり、背中がとてもカッコよかった。
職人さんて、五感が開いてるんですね。

たとえば、ミシンを踏む音のリズミカルな中に少しでも違う音が入ってたりするとすぐに止まるし、滑らかさ

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全体調和の世界

全体調和の世界

この世界ってジグソーパズルみたいな世界だなと、最近よく思う。

みんながそれぞれ違う形で
凸と凹のように得意不得意があって。

でも、自分て自分のその形を
「なんでここ凹んでんの!?」
「なんとかしてきれいな形にならないと!」
って違うカタチになろうとする。

いいじゃん、そのままで。

自分が自分のその凹も凸も
そのままで認められたら、
そこを埋めてくれる人、
自分が埋めてあげられる人が現

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「私は悪くない」と思っている人へ

「私は悪くない」と思っている人へ

人間関係で問題がある時(特に身近な家族やパートナーとの間)は、つい相手を責めたくなる。

「あなたが悪い、あなたのせいだ」

こう思うことはよくあるのではないだろうか。

自分のことを正しさを証明するために
友達に愚痴ってみたり、占いに頼ってみたりする。

そしてこう言われることを期待する。

「あなたは間違ってないよ、悪いのはその相手だよ」

しかし、私からはこう申し上げたい。

悪いのは貴方で

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幸せはどこにあるか

幸せはどこにあるか

幸せというと、どんなことをイメージするだろうか。

大金を得て幸せ
仕事で成功したら幸せ
理想の人と結ばれて結婚できたら幸せ 

出てきた答えは人それぞれ違っていいと思う。

ただし、『その理想の結果を手にする=幸せ』という
快楽的な思考であったら少し立ち止まって考えてみてほしい。 

それはあなたの思いの中に

「今は幸せではないけど」
「今、我慢をしていればいつか」
「今、本当はもうやめたいこ

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小さな思いやり

小さな思いやり

日曜日の昼間の都内の地下鉄。

混雑というほどではないけど、座席は空いておらず
立っている人がいる程度の混み具合。

2歳くらいの女の子を連れたママさんが乗ってきて、
その小さな女の子が 

『席が空いてない』

とぐずってしまった。 

どうやら座りたかった様子。

するとすぐ近くにいた小学生中学年くらいの男の子が
そのママ&女の子にササっと駆け寄り

「席よかったらどうぞ」

と声をかけた。 

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自分と出会い続ける

自分と出会い続ける

潜在意識について学ぶと必ず出てくるのは、『すべては一人称』ということ。

これはわかったつもりでいても、やはりどこかでそれから外れようとしてしまう。

だって、それを受け入れてしまうと
大嫌いなアイツも、理解できないあの野郎も

全部自分ということになるから。

人はどこかで自分は特別だと思っている。
いや、特別でいたいのかもしれない。
(前世はお姫様だったから、とかよく聞くw)

しかしこの世界

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誰かの誕生日を祝える幸せ

誰かの誕生日を祝える幸せ

こんにちは。

今日はただの雑談。

11月と12月は身近に誕生日の人が多く、毎週誰かのお祝いをしています。

昔は誕生日なんて『祝ってもらうもの』だったのに、

最近はなんだか自分の誕生日が来ることに
とても感慨深くなるようになり、

そして人の誕生日をお祝いできることに
「あぁ有り難いなぁ」と思うのです。

(歳を重ねるともうお祝いされたくないなんて人もちらほらいますが)

それって自分も相手

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真似て学ぶ

真似て学ぶ

こんにちは。

今日のテーマは『真似る』ことについて。

というのは、自分の書いた文章が師の文章にだいぶ似ている…と自分で思ったから。

自分がやってみてよかったことを還元していこうとnoteに投稿を始めたもの、書いていこうとすると自分が辿ってきた道に散りばめられていた言葉や言い回しになってしまい…
もっと自分の言葉で表現ができたらなあ…と思うところです。

真似をすることって一般的には悪いイメー

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行間に込められた温かい想い

行間に込められた温かい想い

今日は素敵なご紹介をしたいと思います。

突然ですが、今でも日本の魂が残っている文化ってなんだと思いますか?

戦後日本の文化はことごとく廃れてしまいました。
というよりも破壊されたそうですね。

それは日本で二千年の間伝われ続けてきた日本の思想、大和魂が失われてしまったことになります。

しかし、唯一敗戦後に規制されなかったものがあります。

それが漫画だったそうです。

多くが商業化に偏り過ぎ

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