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考えていること思うこと

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全プラン共通メンバーシップ限定のマガジンです。個人的なことも含めてあれこれ思考を綴っています。
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記事一覧

【Q&A】制作人生を長年続けるのはどうすればいいのか

【Q&A】制作人生を長年続けるのはどうすればいいのか

というような質問をいただきました。

作品販売等の収益一本で、ご飯を食べていけるかどうか
ということは多くの作家の直近の目標だったりすると思います。
どのようなステージに実際立っていたとしても、作家として一番大切なことは?と聞かれたら、「続けること」ということを挙げる人も多いでしょう。

事実、業界に何十年もいるような方(教授、ギャラリスト、コレクターなど)から、僕は何度か「続けてください」と言わ

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現代美術家としての役割

現代美術家としての役割

これまでにも別のところでこのことについて書いてきたかも知れませんが、改めてまとめておこうと思います。

ここ最近思うことも少し変わりました。
これは年齢を重ねたからなのか、キャリアが重なったからなのかは分かりませんが…

日本で学生だった頃、もしくはドイツで学生だった頃
当時は20代で、「作品をどうよくしていかなければならないのか」ということばかりに目を向けていました。

評価を得たいとか売れたい

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【雑記】支持体の終点

【雑記】支持体の終点

いまいち定まりきってないことと言えば!
そう支持体。支持体に悩んでいるそこのあなたはよってらっしゃい見てらっしゃい。

…いやただ適当に話すんだった…ごめんなさい。
興味が出たら詳しく各々で調べて頂くということで…

絵画で言うと支持体とは、絵の具を塗る平面の種類のことを指します。
紙とかキャンバスとか木パネルとか。

もっと言うと色々あって。
紙はまぁもちろんすごい数の種類があって

キャンバス

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【Q&A】海外で活動する上で「衣・食・住」や「発話する言語」の違いが、作家に及ぼす影響について

【Q&A】海外で活動する上で「衣・食・住」や「発話する言語」の違いが、作家に及ぼす影響について

今回はメンバーシップ内でご質問頂いた内容に答えて行きます!
なんかこういうの書いて欲しいとか質問あったらどしどし応募してるのでお願いします。
質問内容はこちら↓

[概要]
◉海外で活動する上で「衣・食・住」や「発話する言語」の違いが、作家に及ぼす影響について伺いたいです。

[理由]
◉留学などで初めての海外生活を検討している方々にとって、マサキさんの11年間の経験談は関心が高い話題だと感じます

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※試聴版です。オリジナル版(04:50)はメンバーシップに加入すると視聴できます。

04.05-17.06 in Düsseldorf
JapaneseDayに合わせてEkō-Haus にて個展です。

作品を突き詰める話

作品を突き詰める話

自分の過去の作品も含めて

「学生レベルの作品」というのは見てわかったりします。
レベルが低いというニュアンスに聞こえるかも知れないけれどそういうことが言いたいわけではなくて…

この学生っぽいという意味の裏は、
「単発であるケースが多い」
ということに行き着くのかなと思います。
どういうことかというと…

ところで君は実験をしているか

ところで君は実験をしているか

Hellon ihr Lieben @Masakiです。
今日制作をしながら、全く別の作品を作ろうとしていた時のこと

この「別の作品」を作ろうとする作業は
結構度胸と勇気がいるかも知れないなと思いました。

コンセプトをまとめ切ったり
売れる作品を量産しなくちゃならなかったり
作品の小さな部分の変化やバリエーションを作ることに集中していたりと
制作をしていく中でどうしても
似たような作品を作り続

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公募展の話

Masaki Hagino

00:00 | 00:00

※試聴版です。オリジナル版(04:58)はメンバーシップに加入すると視聴できます。

未発表作品に限るっていう条件と、
締め切りと大きなサイズと予定の逆算と戦う話

忘れないうちに応募予定の公募

忘れないうちに応募予定の公募

いっつも国内外の助成金とか公募に応募するときちゃんとメモするの忘れていて、
特に日本では「未発表の作品」が条件だったりすると
100号を事前にそれ用に用意しておかないといけないので
ここでまとめておきます。
(僕の都合で勝手にまとめて勝手に更新します。)

つまりこれらの賞を狙いにいく為に
未発表でいなきゃいけなかったりもするので
サイズと応募枚数を確認すること。
制作時間を逆算して、どこにいつ何

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良い作品を作るだけで足りるのか

良い作品を作るだけで足りるのか

いい作品を作るだけで
作家人生がうまく行くのか

という疑問は常々。

それもそのはず、
ギャラリーや美術館。どこで作品を見たとしても
見える部分は作品のみで
作家がどういう努力をした結果
そこでその作品が展示されているのかということは、見えるわけがないからだ。

なんかふとした愚痴を呟いたら
思いの外バズってしまって戸惑いを隠せないけれど
このことについてもう少し纏めようと思います。

作家活動とその分岐点

作家活動とその分岐点

ここ数ヶ月、特に日本のアートマーケットにどっぷり浸かって
いろんな方の話を聞いたりしていたので
今日もまたそんな話の中から

どんなアーティストになりたいのかこれは有名になりたいとか
人の心に届くような作品が作りたいとか
そういう部分の話ではなくて

アートマーケットというか世界のアートシーンの中でどういうタイプに見られたいのか、
もしくはどういうタイプとして活動していきたいのか

ということ。

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