佐藤芽衣

映画感想文や読書感想文などをつらつら書いています。ごった煮アカウントです。ご容赦くださ…

佐藤芽衣

映画感想文や読書感想文などをつらつら書いています。ごった煮アカウントです。ご容赦ください!

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記事一覧

説教系note

noteのアルゴリズムがどうなっているのかは知らないが、おすすめにキャリア関連の説教系の記事が結構表示される。 読むことには読むのだが、「スキ」はつけない。感心する…

佐藤芽衣
2日前
18

#映画感想文322『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(原題:Rapito)』(2023)

映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』(2023)を映画館で観てきた。 監督・脚本はマルコ・ベロッキオ。 2023年製作、125分、イタリア・フランス・ドイツ…

佐藤芽衣
3日前
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#映画感想文321『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』(2022)

映画『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(原題:Rabiye Kurnaz gegen George W. Bush)』(2022)を映画館で観てきた。 監督はアンドレアス・ドレーゼン、脚本はラ…

佐藤芽衣
4日前
8

#映画感想文320『無名』(2023)

映画『無名(原題: Hidden Blade)』(2023)を映画館で観てきた。 監督・脚本はチェン・アル、出演はトニー・レオン、ワン・イーボー。 2023年製作、131分、中国映画。 …

佐藤芽衣
5日前
22

#映画感想文319『ゴジラ×コング 新たなる帝国』(2024)

映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国(原題:Godzilla x Kong: The New Empire)』(2024)を映画館で観てきた。 監督はアダム・ウィンガード、出演はレベッカ・ホール、ブライ…

佐藤芽衣
6日前
18

明日から4連休だけれど、ノープラン。とりあえず、暴飲暴食せず、規則正しく生活することが目標。noteの記事も書き溜めよう。

佐藤芽衣
7日前
7

#映画感想文318『リンダはチキンがたべたい!』(2023)

映画『リンダはチキンがたべたい!(原題:Linda veut du poulet!)』(2023)を映画館で観てきた。 監督・脚本は、キアラ・マルタ、セバスチャン・ローデンバック。 2023年…

佐藤芽衣
8日前
25

#映画感想文317『貴公子』(2023)

映画『貴公子(原題:The Childe)』(2023)を映画館で観てきた。 監督はパク・フンジョン監督、出演はキム・ソンホ、カン・テジュ、キム・ガンウ、コ・アラ。 2023年製作、…

佐藤芽衣
9日前
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#映画感想文316『美と殺戮のすべて』

映画『美と殺戮のすべて(原題:All the Beauty and the Bloodshed)』を映画館で観てきた。 監督はローラ・ポイトラス、写真家ナン・ゴールディンのドキュメンタリー映画。…

佐藤芽衣
10日前
9

仕事中にプライベートの話を聞きたくない

今の会社はゆるい。これまでの、どの職場より、楽といえば楽。 しかし、そのゆるさって、独身労働者には適用されず、損をしている気分を味わうこともある。 今日は、いわ…

佐藤芽衣
2週間前
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まゆげが太くなる理由 テクノロジーとの関係

ここ最近、まゆげを太くかくようになった。 (毎朝、メイクをしながら、メイクとはお絵描きなので、器用な人ほど、上手にできるのだろうな、と思ったりもする) まゆげを…

佐藤芽衣
2週間前
15

労働者をまっとうすると疲弊してしまい、noteを書こうという気力すら奪われる。疲れない体がほしい。

佐藤芽衣
2週間前
12

無断欠勤する夢をみる

わたしは友人の中華料理店に来ていた。仕事前なのだが、ちょっと寄るぐらいなら大丈夫だろう、と思っていた。 友人は雇われ店長で忙しそうに働いている。わたしはカウンタ…

佐藤芽衣
1か月前
12

#映画感想文315『インフィニティ・プール』(2023)

映画『インフィニティ・プール(原題:Infinity Pool)』(2023)を映画館で観てきた。 監督・脚本はブランドン・クローネンバーグ、出演はアレクサンダー・スカルスガルド、…

佐藤芽衣
1か月前
22

#映画感想文314『海がきこえる』(1993)

映画『海がきこえる』(1993)を映画館で観てきた。 監督は望月智充、脚本は中村香、原作は氷室冴子。スタジオジブリ制作のアニメーション映画。 1993年製作、72分、日本映…

佐藤芽衣
1か月前
18

#映画感想文313『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話』(2022)

映画『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話(原題:Call Jane)』(2022)を映画館で観てきた。 監督はフィリス・ナジー、脚本はヘイリー・ショア、ロシャン・セティ、出…

佐藤芽衣
1か月前
14
説教系note

説教系note

noteのアルゴリズムがどうなっているのかは知らないが、おすすめにキャリア関連の説教系の記事が結構表示される。

読むことには読むのだが、「スキ」はつけない。感心することも多いのだが、不特定多数の人に向けて、説教してしまう心理がよくわからない。

「あなたがこの程度のレベルなら、ぜいたくを言うな」
「〇〇ぐらいの人ならわかるけれど、あなたは違うんだから努力しろ」
とか書いてあると、ドン引きする。

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#映画感想文322『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(原題:Rapito)』(2023)

#映画感想文322『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(原題:Rapito)』(2023)

映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』(2023)を映画館で観てきた。

監督・脚本はマルコ・ベロッキオ。

2023年製作、125分、イタリア・フランス・ドイツ合作。

1858年、ボローニャのユダヤ人街に暮らすモルターラ家に、カトリックの教会の人たちがやって来て、「エドガルドはカトリックの洗礼を受けたので、ユダヤ教を信仰すべきではない」と突然宣告して、彼を連れ去ってしまう。誘拐で

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#映画感想文321『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』(2022)

#映画感想文321『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』(2022)

映画『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(原題:Rabiye Kurnaz gegen George W. Bush)』(2022)を映画館で観てきた。

監督はアンドレアス・ドレーゼン、脚本はライラ・シュティーラー、出演はメルテン・カプタン。

2022年製作、119分、ドイツ・フランス合作。

ラビエはドイツに暮らすトルコ系の移民。夫は自動車メーカーの工場で働き、長男はトルコの女

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#映画感想文320『無名』(2023)

#映画感想文320『無名』(2023)

映画『無名(原題: Hidden Blade)』(2023)を映画館で観てきた。

監督・脚本はチェン・アル、出演はトニー・レオン、ワン・イーボー。

2023年製作、131分、中国映画。

舞台は日本軍の侵略に耐える中国大陸。大日本帝国軍は、広州、重慶を爆撃し、満州国を作り、上海を拠点にしてスパイが動いている。

中国共産党、中国国民党、日本軍のスパイがおり、二重スパイ、三重スパイなのか、という

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#映画感想文319『ゴジラ×コング 新たなる帝国』(2024)

#映画感想文319『ゴジラ×コング 新たなる帝国』(2024)

映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国(原題:Godzilla x Kong: The New Empire)』(2024)を映画館で観てきた。

監督はアダム・ウィンガード、出演はレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ケイリー・ホトル。

2024年製作、117分、アメリカ映画。

バカ映画だろうなと思って観に行ったら、ちゃんとバカ映画だった。

孤独に暮らすキングコングの世界に邪悪な猿

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明日から4連休だけれど、ノープラン。とりあえず、暴飲暴食せず、規則正しく生活することが目標。noteの記事も書き溜めよう。

#映画感想文318『リンダはチキンがたべたい!』(2023)

#映画感想文318『リンダはチキンがたべたい!』(2023)

映画『リンダはチキンがたべたい!(原題:Linda veut du poulet!)』(2023)を映画館で観てきた。

監督・脚本は、キアラ・マルタ、セバスチャン・ローデンバック。

2023年製作、76分、フランスのアニメーション映画。

主人公のリンダは8歳で母のポレットと団地で暮らしている。父親は心不全ですでに亡くなっている。その父が得意としていた「パプリカ・チキン」の料理を食べたいとリン

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#映画感想文317『貴公子』(2023)

#映画感想文317『貴公子』(2023)

映画『貴公子(原題:The Childe)』(2023)を映画館で観てきた。

監督はパク・フンジョン監督、出演はキム・ソンホ、カン・テジュ、キム・ガンウ、コ・アラ。

2023年製作、118分、韓国映画。

韓国ノワールアクションと銘打たれているが、正しくは韓国ノワールアクションコメディと言っていいぐらい、緩急のある作品だった。

マルコ(カン・テジュ)は、フィリピンのボクサー。フィリピン人の母

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#映画感想文316『美と殺戮のすべて』

#映画感想文316『美と殺戮のすべて』

映画『美と殺戮のすべて(原題:All the Beauty and the Bloodshed)』を映画館で観てきた。

監督はローラ・ポイトラス、写真家ナン・ゴールディンのドキュメンタリー映画。

2022年製作、121分、アメリカ映画。

本作は写真家ナン・ゴールディンの人生とキャリア、社会運動を追ったものである。

わたしは恥ずかしながら、ナン・ゴールディンのことを知らなかったのだが、彼女の

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仕事中にプライベートの話を聞きたくない

仕事中にプライベートの話を聞きたくない

今の会社はゆるい。これまでの、どの職場より、楽といえば楽。

しかし、そのゆるさって、独身労働者には適用されず、損をしている気分を味わうこともある。

今日は、いわゆる「子持ち様」のニュースが、彼らの話題であった。(知らない人はニュース検索してください。まあ、このネーミングもどうかと思っている)

彼らは、組織の構造的な問題もあるとはいえ、その根底には子どものいる既婚者に対する独身女性のねたみ、そ

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まゆげが太くなる理由 テクノロジーとの関係

まゆげが太くなる理由 テクノロジーとの関係

ここ最近、まゆげを太くかくようになった。

(毎朝、メイクをしながら、メイクとはお絵描きなので、器用な人ほど、上手にできるのだろうな、と思ったりもする)

まゆげを太くするのは、オンラインミーティングの機会が増えたからである。つまり、Zoom映りを良くするためにやっている。なので、チークもはたくし、鮮やかなリップクリームを選ぶようになった。

(太いまゆげがあると顔がはっきりする。グラデーションの

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労働者をまっとうすると疲弊してしまい、noteを書こうという気力すら奪われる。疲れない体がほしい。

無断欠勤する夢をみる

無断欠勤する夢をみる

わたしは友人の中華料理店に来ていた。仕事前なのだが、ちょっと寄るぐらいなら大丈夫だろう、と思っていた。

友人は雇われ店長で忙しそうに働いている。わたしはカウンター席で、細長い餃子を食べる。食べ終えて会計しようとすると、足の踏み場がないほど、厨房が散らかっている。まあ、会社に連絡をして、午前中は有給休暇にして午後から出勤すればいい。(冷静に考えると、すでに無断欠勤なのでアウト)

片付けをしている

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#映画感想文315『インフィニティ・プール』(2023)

#映画感想文315『インフィニティ・プール』(2023)

映画『インフィニティ・プール(原題:Infinity Pool)』(2023)を映画館で観てきた。

監督・脚本はブランドン・クローネンバーグ、出演はアレクサンダー・スカルスガルド、ミア・ゴス、クレオパトラ・コールマン。

2023年製作、118分、カナダ・クロアチア・ハンガリー合作。

ジェームズ・フォースター(アレクサンダー・スカルスガルド)は作家だが、六年前の一作目を出版しただけで、二作目を

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#映画感想文314『海がきこえる』(1993)

#映画感想文314『海がきこえる』(1993)

映画『海がきこえる』(1993)を映画館で観てきた。

監督は望月智充、脚本は中村香、原作は氷室冴子。スタジオジブリ制作のアニメーション映画。

1993年製作、72分、日本映画。

舞台は1990年前後の高知県の高知市の高校。高校2年生の8月に転校生として、武藤里伽子がやってくるところから始まる。今も昔も義務教育ではない高校の転校生というのはめずらしい。彼女は東京からやってきており、土佐の人たち

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#映画感想文313『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話』(2022)

#映画感想文313『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話』(2022)

映画『コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話(原題:Call Jane)』(2022)を映画館で観てきた。

監督はフィリス・ナジー、脚本はヘイリー・ショア、ロシャン・セティ、出演はエリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバー。

2022年製作、121分、アメリカ映画。

舞台は1960年代のアメリカ。ジョイは郊外の専業主婦で中学生の娘がいる。ベトナム戦争に反対デモをする人々を街で目の当たりにして

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