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#映画感想文322『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(原題:Rapito)』(2023)
映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』(2023)を映画館で観てきた。
監督・脚本はマルコ・ベロッキオ。
2023年製作、125分、イタリア・フランス・ドイツ合作。
1858年、ボローニャのユダヤ人街に暮らすモルターラ家に、カトリックの教会の人たちがやって来て、「エドガルドはカトリックの洗礼を受けたので、ユダヤ教を信仰すべきではない」と突然宣告して、彼を連れ去ってしまう。誘拐で
#映画感想文321『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』(2022)
映画『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(原題:Rabiye Kurnaz gegen George W. Bush)』(2022)を映画館で観てきた。
監督はアンドレアス・ドレーゼン、脚本はライラ・シュティーラー、出演はメルテン・カプタン。
2022年製作、119分、ドイツ・フランス合作。
ラビエはドイツに暮らすトルコ系の移民。夫は自動車メーカーの工場で働き、長男はトルコの女
#映画感想文319『ゴジラ×コング 新たなる帝国』(2024)
映画『ゴジラ×コング 新たなる帝国(原題:Godzilla x Kong: The New Empire)』(2024)を映画館で観てきた。
監督はアダム・ウィンガード、出演はレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ケイリー・ホトル。
2024年製作、117分、アメリカ映画。
バカ映画だろうなと思って観に行ったら、ちゃんとバカ映画だった。
孤独に暮らすキングコングの世界に邪悪な猿
#映画感想文318『リンダはチキンがたべたい!』(2023)
映画『リンダはチキンがたべたい!(原題:Linda veut du poulet!)』(2023)を映画館で観てきた。
監督・脚本は、キアラ・マルタ、セバスチャン・ローデンバック。
2023年製作、76分、フランスのアニメーション映画。
主人公のリンダは8歳で母のポレットと団地で暮らしている。父親は心不全ですでに亡くなっている。その父が得意としていた「パプリカ・チキン」の料理を食べたいとリン
#映画感想文316『美と殺戮のすべて』
映画『美と殺戮のすべて(原題:All the Beauty and the Bloodshed)』を映画館で観てきた。
監督はローラ・ポイトラス、写真家ナン・ゴールディンのドキュメンタリー映画。
2022年製作、121分、アメリカ映画。
本作は写真家ナン・ゴールディンの人生とキャリア、社会運動を追ったものである。
わたしは恥ずかしながら、ナン・ゴールディンのことを知らなかったのだが、彼女の
仕事中にプライベートの話を聞きたくない
今の会社はゆるい。これまでの、どの職場より、楽といえば楽。
しかし、そのゆるさって、独身労働者には適用されず、損をしている気分を味わうこともある。
今日は、いわゆる「子持ち様」のニュースが、彼らの話題であった。(知らない人はニュース検索してください。まあ、このネーミングもどうかと思っている)
彼らは、組織の構造的な問題もあるとはいえ、その根底には子どものいる既婚者に対する独身女性のねたみ、そ
労働者をまっとうすると疲弊してしまい、noteを書こうという気力すら奪われる。疲れない体がほしい。
#映画感想文315『インフィニティ・プール』(2023)
映画『インフィニティ・プール(原題:Infinity Pool)』(2023)を映画館で観てきた。
監督・脚本はブランドン・クローネンバーグ、出演はアレクサンダー・スカルスガルド、ミア・ゴス、クレオパトラ・コールマン。
2023年製作、118分、カナダ・クロアチア・ハンガリー合作。
ジェームズ・フォースター(アレクサンダー・スカルスガルド)は作家だが、六年前の一作目を出版しただけで、二作目を