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#お仕事の話

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失業、無職、転職など、波乱万丈のお仕事人生。何が来ても意外と平気。今、落ち込んでていても何とかなるものです。
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説教系note

説教系note

noteのアルゴリズムがどうなっているのかは知らないが、おすすめにキャリア関連の説教系の記事が結構表示される。

読むことには読むのだが、「スキ」はつけない。感心することも多いのだが、不特定多数の人に向けて、説教してしまう心理がよくわからない。

「あなたがこの程度のレベルなら、ぜいたくを言うな」
「〇〇ぐらいの人ならわかるけれど、あなたは違うんだから努力しろ」
とか書いてあると、ドン引きする。

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仕事中にプライベートの話を聞きたくない

仕事中にプライベートの話を聞きたくない

今の会社はゆるい。これまでの、どの職場より、楽といえば楽。

しかし、そのゆるさって、独身労働者には適用されず、損をしている気分を味わうこともある。

今日は、いわゆる「子持ち様」のニュースが、彼らの話題であった。(知らない人はニュース検索してください。まあ、このネーミングもどうかと思っている)

彼らは、組織の構造的な問題もあるとはいえ、その根底には子どものいる既婚者に対する独身女性のねたみ、そ

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まゆげが太くなる理由 テクノロジーとの関係

まゆげが太くなる理由 テクノロジーとの関係

ここ最近、まゆげを太くかくようになった。

(毎朝、メイクをしながら、メイクとはお絵描きなので、器用な人ほど、上手にできるのだろうな、と思ったりもする)

まゆげを太くするのは、オンラインミーティングの機会が増えたからである。つまり、Zoom映りを良くするためにやっている。なので、チークもはたくし、鮮やかなリップクリームを選ぶようになった。

(太いまゆげがあると顔がはっきりする。グラデーションの

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ここは行き止まり。出口はない

ここは行き止まり。出口はない

ここ最近、かなり憂鬱だった。生きる意味とか考え始めてしまっていたので、非常にまずかった。生きる意味なんて、考えても仕方がないものなのに、無限回廊に迷い込んでいた。

ホルモンバランスの問題かもしれないと思ったが、幼稚園の頃から憂鬱を患っていたので、年齢のせいにするのもおかしな話。まあ、季節の変わり目と花粉症の影響は少なからずあるが、それが原因とまでは言えない。

思考の癖であることは確かで、これま

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朝からひき肉を床にぶちまける

朝からひき肉を床にぶちまける

数日前、めずらしく出勤前に料理をしようとしていた。お弁当作り。小分けにしたひき肉を冷蔵庫の上に置いたのに、その冷蔵庫のドアを開けてしまい、皿ごと落下。ひき肉が部屋に飛び散る。

あまりにショックで、怒りや苛立ちより先に、自分は疲れているのだ、という自覚がやってきた。

しかも、ひき肉は家具の下にも飛び散っており、小さなほうきで、必死に掻き出す。生臭くなると嫌なので、マイペットを噴射して、拭き掃除ま

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へとへとになるまで働かない

へとへとになるまで働かない

先週は、年度末の繁忙期で、へとへとになるまで働いてしまった。しかも、その忙しさは、今週も、さらに加速していきそうな気配がある。月曜日から、憂鬱な状態で出勤し、タスクをひたすらこなすマシーンとなった。考えない、何も考えない、と自分に言い聞かせる。

ただ、十代の頃から、わたしは心身ともに、2月と8月は具合が悪くなる。メンタルが先なのか、体が先なのかわからないが、寝込んでしまう。原因は、寒さによる体の

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残業すると、すべてが崩壊する

残業すると、すべてが崩壊する

月曜日が祝日で今週は一日少ないはずなのに、やけに長かった。やっとこさの週末で、部屋は薄汚れているが片付けは後回しにして、机に向かう作業をしている。

リュ・ハンビンさんの『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』という本を読んで、時間割なども作ったのだが、どうにも何もできないことがわかった。帰りの電車は一時間半はかかるし、ちょっと残業をすれば、夕飯を食べるのは九時ぐらいになってしまう。食事をすれ

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「一人でできることなんて、たかが知れている」とは言うけれど

「一人でできることなんて、たかが知れている」とは言うけれど

「一人でできることなんて、たかが知れている」という言説は、チーム、グループ、会社組織を肯定することに使われることが多い。もちろん、複数の人間が集まることによるパワーを讃える、という側面もある。

確かにそう。否定はしない。仕事を分担をすることで、大量生産ができるようになった。それはイギリスの産業革命やアメリカのフォードによって証明されている。(人類は一人では生きられないようにできている、という側面

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やり過ごす力

やり過ごす力

転職をして、無事に半年が経過した。慣れたといえば慣れた。とはいえ、キャリアチェンジをしており、まだ一周していないので、何とも言えない部分もある。

時々、職場でどうにもこうにも息苦しさを感じることがある。それは名状しがたいのだが、同僚たちは、「人生を肯定する」という大前提を共有しているように見える。そこを起点に、いくつもの話が展開されていくので、どうにもこうにも、しんどくて、わたしはただただ沈黙し

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「普通」に働きたい

「普通」に働きたい

(今回は考え方のお話で、残業問題や働き方を問う記事ではない。ご期待に沿えない可能性があることをあらかじめ断っておく。)

以前の、とある職場の同僚のことをふと思い出した。その人は休職していた時期もあり、「私なんか」という自己卑下を繰り返していた。そのうえ、タイムカードは定時に打刻して、残業代を一切請求しておらず、管理職に呼び出しを食らっていた。その人の気持ちがわたしには何となく理解できていた。

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「自分の仕事は特別だ」と思いたい心理

「自分の仕事は特別だ」と思いたい心理

先日、とある会議に参加し、プロジェクトリーダーの人の発言が気になった。

「うーん、その仕事は彼らには、すぐにできないと思いますよ」

わたしは心の中で「え、誰でもできると思うけど」と思いながらも、黙って聞いていた。新参者だし、目上の人の面子を潰してはいけない。

その会議が終わってから、ちょっと考えてしまった。自分の仕事を一段上に見せたり、他人の能力を低く見積もりたい、という心理は何なのだろう、

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涙の数だけ強くなれないよ

涙の数だけ強くなれないよ

「涙の数だけ強くなれるよ」と歌ったのは、1995年の岡本真夜である。
(この歌はいい曲)

近頃、苦労を重ね、痛い目にあって、我慢をして、その先によりよい未来が待っているとは、まったく思えなくなってきた。

ひどい目にあったら、性格が悪くなるだけで、人に優しくなどできない。「おまえもこれぐらい我慢しろ」とか言い出す人も結構いる。仕事の苦労自慢も、みっともない気がしてきた。

痛みに耐えることに価値

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わたしが持ち帰り残業をやめたわけ

わたしが持ち帰り残業をやめたわけ

8年間勤めた会社では持ち帰り残業が常態化していた。

しかしまあ、それはわたしだけであった。上長が我々の部署に業務目標を達成しろ、と発破をかけていたが、わたし以外の人間は上長の言葉を平然と無視をしていた。上長は現場にいない人間で、現場のことは何もわかっていなかった。彼は我々に業務上の実害を及ぼすことはできず、ある意味、無視をしても問題がなかった。定期的に言葉や態度でパワハラとモラハラをやるぐらいし

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誰も無理をしない職場は快適

誰も無理をしない職場は快適

入社してからでないとわからないことはたくさんある。

今の会社の人たちは、みな子育てや介護に忙しい。言い方を変えれば、基本的には「無理ができない人たち」である。

長時間労働は物理的に困難で、ほぼ定時に帰る。わたしだけ独身で、比較的自由な身であるのだが、「ちょっと無理をしてくれないか」というプレッシャーがない。おそらく、自分たちができないことを他人に強要することはできないのだろう。

そんなわけで

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