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写真撮影、写真ってやっぱ『愛』でしょぉ〜(∩˃o˂∩)♡
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恋する写真

恋する写真

*この原稿は2022年8月8日に書いたものであり、公開せずに保存しておりましたために、公開させて頂きます2024年2月23日にはこの原稿に登場する29歳差の方とは離婚が成立しております。ご心配いただきありがとうございました。

何の撮影でも撮影中、男女を問わず、ひとであることすら問わず全力で被写体に恋をして撮影し、撮影を終えてから悲しい映画などを観て号泣して片想いをリセットする。これがボクの感情を

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私たちは消された展2024 回顧録

私たちは消された展2024 回顧録

今年も2月のバレンタインデー時期の2月12日(月・祝)から18日(日)の間、東京神田神保町の神保町ギャラリーCORSOにて『私たちは消された展』が開催されました。今年で6回目のつまりは6年目でした。

個人的には第1回を有料入場観客として拝見しに来て、面白くなく感じて第2回目は興味すら持たなかったのですが、第3回は当時の奥様が出展したいという事で撮影者として同行、第4回も同様…だったのですが、グラ

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カメラ任せではなく自分で撮る写真「見えていないモノの写し方」

カメラ任せではなく自分で撮る写真「見えていないモノの写し方」

まだパンデミック騒動始まる前の新しく綺麗になった新国立競技場での事、目の前に懐かしい顔と突然出会しました。スポーツ写真に限った話ではなく「ほんとこの人の撮る写真は面白い」と思える数少ない日本人のひとり、スエイシナオヨシさんでした。

そして驚くべき事になんとスエイシさん、最新ソニーαを持っていた。

「えぇー、らしくなぁーい!(笑)」

そう驚くボクに、期待通りの応えを返してくれるのがスエイシさん

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写真に携わるものとしての「私たちは消された展」

写真に携わるものとしての「私たちは消された展」

「コンプライアンス」便利な言葉だと思いますが、ボクはこれの正式な意味がわかりません。

これまでも日本人は外来語をカタカナにして濁して、本来の意味なんかよりも、その中身などは有耶無耶にしながらも「みなまで言わせるな」と阿吽を求めて来ました。外国の言葉もカタカナにした瞬間から日本人的な意味合いになります。

先週はそんなコンプライアンスがうごめく週となりました。

「法令遵守」とは言わず「コンプライ

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作例写真がつまらない!

作例写真がつまらない!

昔、それこそ私自身が写真撮影を仕事として駆け出した37年前から「名刺1枚作ったら写真家」という職業のひとつであった。もちろん手元には名刺の他にカメラがあり、当時はフィルム、今はパソコンもある事が前提で…

いや待てよ、今はサブスクでカメラさえも持っていない人すらいる時代になっている現状もあります(汗)

さて、それは時代が変われど、フィルムからデジタルになっても…と書いてはいても、また巷ではフィル

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写真ではない写真。仕事にするということ。

写真ではない写真。仕事にするということ。

先日、モデル業の奥様の現場に呼ばれて顔を出した。その時にその主催者のフォトグラファーが忙しくて行けないからと物件撮影のお仕事を仰せつかった。正直奥様抜きで直依頼だったならばその場で断っていた。

案の定、この手のクライアントとのコミュニケーションは取れないといことは慣れたものであったが、何にどう使う写真なのかも撮影場所さえも知らずに当日の撮影時間を迎えていた。住所しかわからず15分前に建物前に着い

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写真の良し悪しは構図で決まる。

写真の良し悪しは構図で決まる。

フォローしている訳でもないのに「ちこ。さんがツイートしました。」とTwitter社から送られてきた。

小説ならば思わず読んでしまいそうな文句にクリックしてしまいました。しかしそこにはメールでも表示されていたこの文言と同じく1枚の写真があるだけでした。
見ず知らずの方のセンスのない写真にとやかく言うのも嫌なのですが、見てしまったものはひとこと言います(苦)。意図はわかるんですけど、『単なるピンボケ

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『自分のモノと他人のモノ』写真撮影上達方法の基本。

『自分のモノと他人のモノ』写真撮影上達方法の基本。

前回の有料にさせていただきましたnote原稿そのままにやっちゃった系カメラメーカー(SONYとNIKON)、人物(アキラ・****氏)。この企業、個人のことをちゃんと自分の”写真を自分で撮影している”知り合いのフォトグラファーが紹介してくれております。今回はそれを後追いでお伝えしたいと思っていたのですが、その前にボクの敬愛する緊縛ま○こ画家(あっ、そういう意味での愛ではなく・苦)の菱川みひろさんが

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綺麗すぎる!?ポートレイトのモヤモヤ感

綺麗すぎる!?ポートレイトのモヤモヤ感

Twitterは口論の場であるために好きではないのです。しかし登録しているとおすすめなるものをわざわざメールにて送ってくれる(/ω\)

そしてそれをまたよせばいいのにクリックしてしまうのです(苦)。そこに出てくるのはモデルさん達の宣伝やらなんやら。

確かに君らはこのおじさんにとっては可愛い。目に入れたら痛くはないとは言えないくらいには可愛い。でもね、他のおじさん、お兄さん、お嬢さんが撮ったで

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人生56年初めての羽化撮影に思った事

人生56年初めての羽化撮影に思った事

なんだか最近は蝉の鳴き声が聞こえない。
そんな話題で始まった7月でした。

そして気がつけば7月も終わろうとしている29日、蝉の抜け殻を拾い、そんな事から羽化をしているところを撮影したくなって、近所の青山霊園に。

蝉羽化の時間的には遅かったそんな事を思った夜中、蚊に刺されながらも人生で初めて見る蝉の羽化に感動しながらも納得いかない機材選定に家に何度か戻ってあれやこれやと機材を持って来ては撮影を繰

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モノクロ写真ってなんなん!?(改訂版)

モノクロ写真ってなんなん!?(改訂版)

えー⁉︎ こんな写真しか撮れないでカメラ機材だけ最新なおっさんが写真の先生とか言って嘘教えているのー⁇ という方から「名誉毀損だー!弁護士に相談したから記事削除させろー‼︎」というキモイおっさんならではな訴えがnoteに寄せられてきたようで、闘いますか?という法務部からのお尋ねに、一度は下書きに戻したものの、このモノクロ考察記事は面白く、消されてしまうのは残念という一部のマニアの方からのご意見で背

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柵の内側のオリンピックにTOKYO2020は値しない。

柵の内側のオリンピックにTOKYO2020は値しない。

東京オリンピック開幕まで1週間となった。
昨日の東京都の感染者数は1308人だった。

感染爆発予定開始の1週間前となり、都内では見慣れたアクレディテーションを首から下げている人々を多く見受けられるようになっている。すでにこの段階でバブル方式は崩壊しているのだが、そんな人々を目の当たりにしてしまうとなんだか懐かしくも感じてしまった。これからが慌ただしくなるであろう新国立競技場を鉄格子の外から撮影し

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カメラ雑誌廃刊に想うこと。

カメラ雑誌廃刊に想うこと。

先月末に創刊73年の『日本カメラ』が廃刊。そして気がつけばアサヒカメラは昨年6月に、カメラ毎日などは1985年にすでに廃刊していました。私の世代3大カメラ誌がなくなり、そして今年はもう1誌フォトテクニックデジタルも7月に休刊となるそうです。

カメラ雑誌の休廃刊を伝えるモノはウイルスの影響やカメラが売れていない現状、そして出版不況を理由に挙げています。実際にもそうだろうけれども、それだけでは済まな

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フォクトレンダーで撮る①

フォクトレンダーで撮る①

はじめに
写真を撮るということ、それ自体はカメラでもスマホでもシャッターを押せば写せる気軽なものになりました。しかし”撮りたい写真”に真剣に向き合うと機材にこだわり、のめり込んでしまうのは時代では変わることがありません。レンズやカメラの歴史やその時代の背景をも含めて1枚に想いは写し込みたくなるものです。

Voigtländerの歴史

カメラ界で一番古い名前であるとされているフォクトレンダー=V

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