石島 道康 / Michi ISHIJIMA

写真撮影を生業として38年目になりますが、最近は包丁を買い込み1日中六本木で厨房にいる…

石島 道康 / Michi ISHIJIMA

写真撮影を生業として38年目になりますが、最近は包丁を買い込み1日中六本木で厨房にいる日々。

マガジン

  • photographs. le magazine

    写真撮影、写真ってやっぱ『愛』でしょぉ〜(∩˃o˂∩)♡

  • 『肉を食べないという選択肢』

    ヴィーガンでもベジタリアンでもないこの身に始まった『肉を食べないという選択肢』。始めてみるといろいろなことが見えてきました。

  • TOKYO2020+1

    今やるべきなん??

  • Voigtländerで撮る

  • あんぱん

    大好きな「あんぱん」。しかし伴侶に食べることを禁止されているコンビニ・スーパーのあんぱん。なぜお手軽あんぱんは食べてはいけないのか?を探ります。

最近の記事

最高の存在は後悔とともに

2度目の結婚離婚を経験してみて、1回目の離婚がいかに自分の身勝手だったかとともに自ら手放した本来の最愛の人が物凄く立派な女性、母であった事を今更ながら思い知らせていた。 この数年、風の噂で聞こえて来る話によると、子供達も独り立ちしたらしいので、そんな懺悔の念を酒好きの彼女の酒の肴にしてもらいたく、許されるのならば再び一緒に暮らしたいと思っていた。 しかし思いもしなかった現実が今年に入り姉との口論で突然聴かされる事になった。 投げつけられたそれは去年の11月13日に彼女は

    • 私たちは消された展2024 回顧録

      今年も2月のバレンタインデー時期の2月12日(月・祝)から18日(日)の間、東京神田神保町の神保町ギャラリーCORSOにて『私たちは消された展』が開催されました。今年で6回目のつまりは6年目でした。 個人的には第1回を有料入場観客として拝見しに来て、面白くなく感じて第2回目は興味すら持たなかったのですが、第3回は当時の奥様が出展したいという事で撮影者として同行、第4回も同様…だったのですが、グラビア系ヌードだけの展示はこの消された展ではないと想い、2年目(2回目)に1枚忍ば

      • 1986年6月8日(日曜日)〜2023年6月8日(木曜日)〜・・・

        1986年6月6日(金)にマックス松浦さんがレンタルビデオ屋さんを開業しました。それがのちのavex(エイベックス)。 そのわずか2日後の1986年6月8日の日曜日に東京の八王子実践高等学校に月刊バレーボールのカメラマンとして当時3年生の大林素子さんを撮影に出向いたことが写真を生業にしてきた第1歩でした。 それから37年もの間、いろいろなことがありました。 ひとことで言い表せないですが、とりあえず生きています。

        • 「最後の日」の選択

          夢でみた。 あまり天気が良くない日、窓を開けている状態で空を見上げていると尋常ではない型のミサイルらしい飛行物体が低空で飛んで行った。 「最後」を予感して窓を閉めて鍵をかけた。それから何をして良いか、しなければならないかを考えているうちに夢から目覚めた。 あの弾頭が核爆弾だったならば、閃光とともに何をするか?何が出来るか?何をしたいか?を考えるまでもなく一瞬のうちに終わるであろうが、窓を閉めて鍵をかけたのは窓際から離れる日常のルーティンとしてよりも爆風を避けるべくしての

        最高の存在は後悔とともに

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          21本
        • 『肉を食べないという選択肢』
          18本
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          9本
        • Voigtländerで撮る
          2本
        • あんぱん
          3本

        記事

          カメラ任せではなく自分で撮る写真「見えていないモノの写し方」

          まだパンデミック騒動始まる前の新しく綺麗になった新国立競技場での事、目の前に懐かしい顔と突然出会しました。スポーツ写真に限った話ではなく「ほんとこの人の撮る写真は面白い」と思える数少ない日本人のひとり、スエイシナオヨシさんでした。 そして驚くべき事になんとスエイシさん、最新ソニーαを持っていた。 「えぇー、らしくなぁーい!(笑)」 そう驚くボクに、期待通りの応えを返してくれるのがスエイシさんでした。 「うぅ〜ん、面白くない」 そう、”それ”が味すらしない究極のバカチ

          カメラ任せではなく自分で撮る写真「見えていないモノの写し方」

          『消された展2023』感謝。

          今年も「私たちは消された展」が開催されました。第5回目、年一だから最初の開催からもう4年が経ったという事になります。今年は来場者最多更新!?なのかなの1000人オーバーのご来場ありがとうございました。 思い返せば2019年2月(?)に最初の第1回「私たちは消された展」に観客として訪れ、初めて訪れる会場の神保町ギャラリーCORSOを楽しみにしていました。最初の感想としては、その「期待の大きさ」からの反動で、どこにでもある「普通な写真」にガッカリ感満載だったことを今でもよく覚え

          『消された展2023』感謝。

          写真に携わるものとしての「私たちは消された展」

          「コンプライアンス」便利な言葉だと思いますが、ボクはこれの正式な意味がわかりません。 これまでも日本人は外来語をカタカナにして濁して、本来の意味なんかよりも、その中身などは有耶無耶にしながらも「みなまで言わせるな」と阿吽を求めて来ました。外国の言葉もカタカナにした瞬間から日本人的な意味合いになります。 先週はそんなコンプライアンスがうごめく週となりました。 「法令遵守」とは言わず「コンプライアンス」とか言った方が柔らかくなる⁉︎ のかもしれません。そもそもこのカタカナは

          写真に携わるものとしての「私たちは消された展」

          作例写真がつまらない!

          昔、それこそ私自身が写真撮影を仕事として駆け出した37年前から「名刺1枚作ったら写真家」という職業のひとつであった。もちろん手元には名刺の他にカメラがあり、当時はフィルム、今はパソコンもある事が前提で… いや待てよ、今はサブスクでカメラさえも持っていない人すらいる時代になっている現状もあります(汗) さて、それは時代が変われど、フィルムからデジタルになっても…と書いてはいても、また巷ではフィルムが流行り、昔でいうところの静かなブームになっていますが、海外フィルムメーカー、

          作例写真がつまらない!

          新年です。そろそろマスク外してみませんか?!

          年末大晦日年越しコンサートライブでのこと、当日チケットを受け取るために氏名・住所・連絡先電話番号・メールアドレスをいかにもという雑な切り方された短冊に書かされました。いわゆるこれは前年の同コンサートでインストールさせられて提示させられた3億8千万円の税金をかけてとうとう最後まで使えなかったアプリCOCOAの代わりという事らしいのです。 しかし記入も終わりいざチケット交換所に行くと、その紙は乱雑に扱われ窓口ブースのガラスのところに無造作にそのまま重ねられて「ここが日本とは思え

          新年です。そろそろマスク外してみませんか?!

          写真ではない写真。仕事にするということ。

          先日、モデル業の奥様の現場に呼ばれて顔を出した。その時にその主催者のフォトグラファーが忙しくて行けないからと物件撮影のお仕事を仰せつかった。正直奥様抜きで直依頼だったならばその場で断っていた。 案の定、この手のクライアントとのコミュニケーションは取れないといことは慣れたものであったが、何にどう使う写真なのかも撮影場所さえも知らずに当日の撮影時間を迎えていた。住所しかわからず15分前に建物前に着いたが、そこは中華料理屋、約束の時刻を過ぎても部屋番号や入室方法の指示もない。クラ

          写真ではない写真。仕事にするということ。

          「Vegan(ヴィーガン)」と「肉を食わない」の違い。

          毎度他人のふんどしでソースを得ているYahoo!ニュースを読んでいると、アメリカでヴィーガンだった女性が、肉を食べ始めたら、それまでの疾患や自身の大腸炎が治ったという記事。きっとある筋からその元ソース屋さんにお金が出たのでしょう。個人的には「おっ、そこまで広告に困り始めたか!?Yahoo!JAPAN(笑)」と思った訳であります。政府や企業の損益になるようなネタは自社の損益となるために載せないいち企業のサイトのYahoo! JAPAN なので、真偽も含めそこはストレートに読まな

          「Vegan(ヴィーガン)」と「肉を食わない」の違い。

          写真の良し悪しは構図で決まる。

          フォローしている訳でもないのに「ちこ。さんがツイートしました。」とTwitter社から送られてきた。 小説ならば思わず読んでしまいそうな文句にクリックしてしまいました。しかしそこにはメールでも表示されていたこの文言と同じく1枚の写真があるだけでした。 見ず知らずの方のセンスのない写真にとやかく言うのも嫌なのですが、見てしまったものはひとこと言います(苦)。意図はわかるんですけど、『単なるピンボケ写真』にしか思えないこの写真、しかも半目なのかなんなのか。これだけの1行私小説で

          写真の良し悪しは構図で決まる。

          『自分のモノと他人のモノ』写真撮影上達方法の基本。

          前回の有料にさせていただきましたnote原稿そのままにやっちゃった系カメラメーカー(SONYとNIKON)、人物(アキラ・****氏)。この企業、個人のことをちゃんと自分の”写真を自分で撮影している”知り合いのフォトグラファーが紹介してくれております。今回はそれを後追いでお伝えしたいと思っていたのですが、その前にボクの敬愛する緊縛ま○こ画家(あっ、そういう意味での愛ではなく・苦)の菱川みひろさんが、これまた面白い記事を書かれておりましたので、素直に今回はそれに乗っからせて頂き

          『自分のモノと他人のモノ』写真撮影上達方法の基本。

          綺麗すぎる!?ポートレイトのモヤモヤ感

          Twitterは口論の場であるために好きではないのです。しかし登録しているとおすすめなるものをわざわざメールにて送ってくれる(/ω\) そしてそれをまたよせばいいのにクリックしてしまうのです(苦)。そこに出てくるのはモデルさん達の宣伝やらなんやら。 確かに君らはこのおじさんにとっては可愛い。目に入れたら痛くはないとは言えないくらいには可愛い。でもね、他のおじさん、お兄さん、お嬢さんが撮ったであろう君の写真には可愛さが出ていないのでです。残念なことに。確実に自撮りであろう

          有料
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          綺麗すぎる!?ポートレイトのモヤモヤ感

          もやもや病ではないモヤモヤ

          心の中に暗ぁ〜い闇のようなものが全体を覆い、日々何をするにもスッキリしない。 昔、業種は違えどボクとデビューが同じ(笑)1986年の徳永英明さん(歌手)がもやもや病になって手術していたが、ことばだけで言うとまさにこんなモヤモヤした感じ。実際のもやもや病は脳の血管の病でボクのそれとはモヤモヤ場所が違う感じ。 今日より昨日、昨日より一昨日が好きで、明日に何も楽しみが見出せないでいる。今の自分はひと、ホモサピエンスの類が家内を除いて嫌いで、誰にも会いたくはない感じ。かと言って今

          もやもや病ではないモヤモヤ

          恋する写真

          *この原稿は2022年8月8日に書いたものであり、公開せずに保存しておりましたために、公開させて頂きます2024年2月23日にはこの原稿に登場する29歳差の方とは離婚が成立しております。ご心配いただきありがとうございました。 何の撮影でも撮影中、男女を問わず、ひとであることすら問わず全力で被写体に恋をして撮影し、撮影を終えてから悲しい映画などを観て号泣して片想いをリセットする。これがボクの感情を込めるには最適な撮影スタイルであった。これまでは。 今日は、いい歳して29歳差