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クリエイター搾取とマーケター
企業による末端クリエイター搾取問題は、そもそもがパワハラなので立場の弱い末端クリエイターにできることは少ないけれど、容認してきた自分たちにも責任の一端はある。
近年はだいぶ改善されてきたものの、クリエイターに関わるビジネスや企業が昔よりも多様化して増えたことで差し引きゼロともいえなくはない。
いつだったかの忘年会で代理店のお偉いさんに絡まれた。
「世の中に価値を創出してるのは俺等であって、ま
絵で食べていこうという思い上がり
本来自分は自己肯定感がかなり低く、絵を仕事にできるような能力があるとは思ってもいなかった。
しかし、90年代ぐらいまでは「こんなんでいいなら、僕の方がもう少し上手にできるかも?」と思うような、あまり質の高くない広告カットが世の中にあふれていた。
それは間違いなく、絵で食べていく道を選んだ理由のひとつだった。
「絵で食べていけたら幸せだろうな。」
「もしかしたら自分にはギリギリそれができるのか
「モノ化」と「性的消費」について
性的な差別や搾取と表現規制の是非に伴い、近年よく見かけるようになった言葉に「モノ化」や「性的消費」という言葉がありますが、その定義は非常に曖昧で恣意的に使われがちなため、建設的な議論の妨げになっています。
これらの言葉を分析してみると、大きく分けて2つの意味を持っていることがわかります。
(1)実在の女性を「モノ」として性的に搾取すること
(2)想像上の女性を性的に表現した「モノ」を消費するこ